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2013年07月01日13:39

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『 96時間 リベンジ 』


場で見逃した『 96時間リベンジ 』をようやくレンタルDVDで観た。近くのレンタルショップにはDVD、BDあわせて30枚以上の在庫があるが、ずっと貸出中が続いていて、なかなか借りることができなかった。前作が大ヒットしたせいで、かなり人気があるようだ。

 物語は、前作『 96時間 』のラストシーン直後からはじまる。ひとり娘・キムを拉致された主人公ブライアン(リーアム・ニーソン)が怒涛の追跡劇を繰り広げる中で、彼は「 娘を拉致して組織に売り飛ばしたアルバニア人誘拐犯グループ 」を壊滅させた。娘を売却した先を聞き出すには必要な手段であり、結果的に彼は皆殺しにせざるをえなかったのである。しかし、彼らの家族は「 殺されても仕方ない 」と諦めるほど生易しくはなかった。殺された者達が安らかに眠れるように、そして、彼らの遺族達が心の平安を取り戻せるようにと、葬儀の場で復讐を誓うのだった。この先、ネタバレを含むので、未見の方はご遠慮願いたい。















 娘が旅先で拉致された『 96時間 』は「 現実におこりえる設定 」だったが、ブライアンに復讐しようするアルバニア人犯罪者グループとなると、さすがに作り物臭くなってしまうのは致し方ないだろう。それでも、彼らが「 家族を殺した者 」の正体を突き止め、その所在情報を入手するところから、ブライアンと家族の拉致に動き出すまではスリリングで、実に面白かった。しかし、ぞくぞくするほど緊張感ある展開はそこまでだ。拉致された娘の痕跡を追って、怒り狂う獰猛な猟犬のように疾走した前作に比べ、ブライアン本人が拉致されてしまう本作はどうにも今ひとつ盛り上がらない。原因のひとつには、復讐するアルバニア人グループがブライアンの実力を完全に見誤っているため、案外簡単に攻守が入れ替わってしまう点にある。ブライアンが絶対絶命のピンチに追い込まれるからこそ、そこからの逆転劇が面白くなるのだ。要は、「 敵 」が弱過ぎた。少なくとも、元CIAの凄腕工作員を拉致するには無計画で無警戒だったのは間違いない。もうひとつは、娘・キムを拉致した犯人達へぶつけた前作の怒りに比べ、元妻と自分が拉致された今回はかなり冷静だったという点だ。やはり、娘を思う父の愛は偉大である。まだまだ、続編が作られそうな気配があるので、次回作に期待したい。『 96時間 』が100点とすれば、『 96時間リベンジ 』は65点。
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