原始仏教コミュの面白い動画を紹介するトピック

以下の動画はヒマラヤからだんだん視点が上昇して行って地球全体を眺めさらに、月の軌道、太陽系、銀河系、全宇宙を俯瞰してまた地球のヒマラヤに戻るという内容の動画です。宇宙の大規模構造あたりまでくると二つの円錐みたいになっているのは、地球から観測しようとすると銀河系が邪魔してその向こう側の星々が観測できないからだと思います。

この動画を慈心を修するときのイメージの参考にしてください。ゴータマ個人よりもサンガに寄付したほうが功徳が大きいように、個人に慈心を修するよりも地球・太陽系・銀河系・宇宙全体に慈心を修したほうが功徳が大きくなるのではないかと考えています。


・The Known Universe by AMNH（6分31秒）
　http://www.youtube.com/watch?v=17jymDn0W6U&feature=player_embedded

中村元氏が実際に動いて喋っている映像を初めて見ました。

僕が原始仏典を知ったのは上座仏教のつながりではなくて、中村元氏が監修した春秋社の『原始仏典』を手にとったのがきっかけだったので中村氏は僕にとっても恩のある方です。僕とは考え方が違いますが。

考え方が違っても慈心を修する対象にしないと預流以上の人たちにしか慈心を修さなくなってしまうので、やはり自分と考え方が違う人たちにも広く慈心を修したほうが自分の利益になると思います。僕も映像を見ながら少し中村氏に慈心を修しました。やはり上座仏教圏の方々が今日まで原始仏典を伝えて来てくださっているので、アジア圏全体にも慈心を修さないといけないなと最近は思います。


　・仏教の本質　哲学者「中村元」
　　http://www.youtube.com/watch?v=NWZtkxP3eGg&feature=related

画像ですが、時事ドットコムの「宇宙の神秘 コズミックフォト 写真特集」を紹介します。そのうちリンクが切れるかも知れませんが。


宇宙の写真は他のサイトにも色々ありますが、見た目に興味深いものが選択されているように思ったので紹介します。想像図のものでも悪くないです。

こうして星々を見ていると本当に、星々は宝石のようだと思います。原始仏典でゴータマは一万世界(太陽が照らす範囲一世界を一万集めたもの)を八面体の宝石に譬え、十万世界を美しい金環の宝飾品に譬えています。原始仏典ではまさに世界を宝飾品そのものとして譬えています。日本で言えば神獣鏡かも知れません。


中部経典第120経「行による転生の経」
「167．また比丘たちよ、ここに比丘は信を成就しており、戒を成就しており、聞を成就しており、施捨を成就しており、智慧を成就している。
　彼は聞く。「一万ブラフマーは寿命が長く、容姿が美しく、楽しみが多い」と。
　比丘たちよ、一万ブラフマーは一万の世界の領域を遍満して勝解して住する。
　そこに転生した生ける者たちも遍満して勝解して住する。
　比丘たちよ、たとえば美しく純粋で八角によく磨かれた瑠璃の宝石が、黄色の毛氈に置かれると光り輝き照らす。
　比丘たちよ、このように一万ブラフマーは一万の世界の領域を遍満して勝解して住する。
　そこに転生した生ける者たちも遍満して勝解して住する。
　彼はこう思う。「ああ実に身体が破れて死して後に、一万ブラフマーの仲間に転生しよう」と。
　彼はその心を定め、その心を依拠とし、その心を修習する。
　彼がその行と住をこのように修習し、このように多く為せば、そこに転生することに転じる。
　比丘たちよ、この道この道跡がそこに転生することに転じるのだ。
168．また比丘たちよ、ここに比丘は信を成就しており、戒を成就しており、聞を成就しており、施捨を成就しており、智慧を成就している。
　彼は聞く。「十万ブラフマーは寿命が長く、容姿が美しく、楽しみが多い」と。
　比丘たちよ、十万ブラフマーは十万の世界の領域を遍満して勝解して住する。
　そこに転生した生ける者たちも遍満して勝解して住する。
　比丘たちよ、たとえば有能な職人によって溶炉で善く精錬されたジャンボーナダ(産)の金環が、黄色の毛氈に置かれると光り輝き照らす。
　比丘たちよ、このように十万ブラフマーは十万の世界の領域を遍満して勝解して住する。
　そこに転生した生ける者たちも遍満して勝解して住する。
　彼はこう思う。「ああ実に身体が破れて死して後に、十万ブラフマーの仲間に転生しよう」と。
　彼はその心を定め、その心を依拠とし、その心を修習する。
　彼がその行と住をこのように修習し、このように多く為せば、そこに転生することに転じる。
　比丘たちよ、この道この道跡がそこに転生することに転じるのだ。 」
（http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=48958359&comm_id=951429）


マハーブラフマーたちの威力と美の競演がこれらの星々であるとすれば、さらに上の神々が持つ威力とその表現と離脱、それを可能にせしめる力と美徳の数々は名状し難いものがあると思います。

神々が愛する世界、人間の肉眼で見れないものを自分が作ったのではない装置によって見ることができるとは、今の時代に生まれた者の利益だと思います。自分もいつか真の意味での創造のための地学を学んで、実際に星々と世界の創造を行なう神々の位にまで達することができるだろうか、あるいは先に漏尽のほうがお得かなど、色々と夢想します。

好きな異性の写真・画像を見続けてその異性の幸せを願えるようになるのは利益ですが、地球や太陽系や銀河系のそれを見続けてその範囲の世界への慈心を育んだり、別の銀河への憧れを抱くほうがもっと利益だと思います。そしてそういった広大なヴィジョンによって修習された心は結果的により多くのより優れた異性の獲得につながると思います。さらには異性同性他者からの超越へと。急がば回れだと思います。


肉体は矮小ですがヴィジョンは無限です。物質の原因に関する知と矮小と偉大の差異を生み出す原因をなんとか自ら知見して、偉大なる者へと航路を切りたいと思います。


　・時事ドットコム　宇宙の神秘 コズミックフォト 写真特集
　　http://www.jiji.com/jc/d4?p=csm100&d=d4_museum&j4