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京の街を歩く〜京都人の京都案内コミュの年中行事の街あるき〜12月・大根焚き

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大根焚き。。。だいこだきと言います^^

厄除けを兼ねた京都の師走の風物詩^^
古来よりこのお大根を戴くと厄除けの他、中風にかからないと言われています。

京の年中行事を体験しながらの街あるき、西陣・千本釈迦堂の大根焚きはお釈迦様が菩提樹の木の下で悟りを開かれた日、12月8日に因むものと言われています。

【大根焚き】
 ●場 所: 千本釈迦堂(大報恩寺) 京都市上京区五辻通千本
 ●日 時: 大根だき授与12月7日(金)〜8日(土) 10:00〜16:00
 ●料 金: 1000円
 ●お問合せ:075−461−5973


その他、右京区鳴滝の了徳寺でも12月9日〜10日に大根焚きが行われます。
了徳寺 http://www.ryoutokuji.or.jp/

■コースプラン
北野天満宮〜上七軒〜千本釈迦堂〜千本通り商店街〜石像寺(釘抜き地蔵)〜引接寺(千本閻魔堂)〜鞍馬口〜金閣寺

引接寺からは大徳寺や鷹峯方面へ行くことも出来ます。
おおよそ半日のコースですから、金閣寺から龍安寺、仁和寺、さらに嵐山方面へ足を伸ばすことも出来るでしょう。

画像は千本釈迦堂と大根焚きの様子

コメント(5)

【北野天満宮】
北野天満宮は学問の神様、菅原道真をお祀りしている神社です。
天神さんの名前で親しまれていますが、師走になると受験生などのお詣りで賑わいます。

日本人の宗教観は、なんて大上段に振りかぶったようなお話しも多い昨今ですが、時代は変わっても日本人のしなやかな宗教観って、いろんな形で今もしっかりと根付いているのではないでしょうか。

京都の年中行事はほとんどが神事か仏事に因むものですし、西洋の創造神による一神教とは教義も信仰の内容も受容の仕方も全く違うけど、文化も歴史も違う私たち日本人なりの信仰心はお天道さまやご先祖様への崇敬の気持とか、自然への畏怖とか神様へのお願いとか、日頃の生活の中に生きていると思わずにはいられません。
特に京都に住んでいるとそう言った感慨を強く持ちます。

さて、このコースプランの起点は北野天満宮ですので、まずは北野天満宮へのアクセスをご案内します。

●北野天満宮へのアクセス
1.JR京都駅から
?地下鉄烏丸線「京都駅」+++「今出川駅」下車、市バス乗換「烏丸今出川」から北野天満宮方面行き、102号、203号系統乗車「北野天満宮前」下車
?市バス京都駅前バスターミナル<B>乗り場から50号、101号系統乗車、「北野天満宮前」下車

2.市内最寄りの地下鉄から
↑1−?を参照

3.嵐山方面から
京福電車「嵐山駅」+++「帷子ノ辻駅」で北野線に乗り換え、北野線「北野白梅町駅(北野線終点)」下車、徒歩0.39km 8分。

4.阪急電車ご利用の方
阪急「四条駅」下車、地下鉄烏丸線「烏丸駅」乗換、以下1−?参照

●お食事処
北野天満宮の東側の通り沿いにお食事処は事欠きません。
お近くには「釜飯かあさん」という釜飯専門の珍しいお店も^^
ヘルシーな食材を使った釜飯のお店。意外とお薦めかも、です^^
http://homepage2.nifty.com/kamamesi/

●粟餅
北野天満宮の向かいには珍しい粟餅のお店が^^
http://www.awamochi-sawaya.shop-site.jp/index.html#btn1


【画像】北野天満宮。縁日(天神さん・毎月25日)の様子。



【北野天満宮〜上七軒〜千本釈迦堂】
?〜? 0.57km 徒歩12分(毎時3kkm計時。以下同じ)

北野天満宮の北門を出てそのままやや南向きの斜めの道を歩きます。
このあたりは島原や祇園などと並び称された「上七軒」と呼ばれる花街です。

京都にはこの上七軒の他、祇園(祇園、祇園東)宮川町、先斗町などの花街がありますが、この上七軒は西陣の旦那衆によって愛顧された所です。
舞妓さん姿への変身が人気の昨今ですが、その実態は厳しい修行と閉ざされた生活の故もあって舞妓さんのなり手も少なく、以前は舞妓さんは芸妓さんになるためのプロセスだったのですが、年季が明けると芸妓さんにならずに舞妓さんで辞める人も多く、何れの花街も舞妓さんや芸妓さん不足に悩んでいます。
上七軒はその客筋の中心だった西陣そのものの経済的な落ち込みもあって、随分と賑わいも減りました。

?からそのまま行くと今出川通りの交叉点に出ます。
千本釈迦堂へは、セブンイレブンの角の細い道を北に上がります。
そのまま行けば千本釈迦堂です。

●千本釈迦堂
千本釈迦堂は正式には瑞応山大報恩寺といいます。
観光寺院と言うよりも今も地域の人の厚い信仰を集めるお寺で、ご本尊の釈迦如来像に因んで釈迦堂と呼ばれ、嵯峨の清涼寺が同じく釈迦堂と呼ばれるために、地域の名を付けてそれぞれ千本釈迦堂、嵯峨釈迦堂と呼ばれます。

応仁の乱で京都はその全域がほぼ丸焼けになり、現在の京都の版図は豊臣秀吉によって再興され、寺社もそれ以後の再建が多いのですが、この千本釈迦堂は奇跡的に焼失を免れ、戦乱や大火からの被害も受けませんでした。
本堂は創建時のまま現在に伝えられた、京都では最も古い建物となっています。

また、千本釈迦堂はあの「おかめさん」のお寺です。
おかめ、ひょっとこのおかめさんですね^^

現在では少し違う形で私たちの記憶にあるようですが、「おかめ」は「阿亀」で、千本釈迦堂の本堂を建立(こんりゅう)する際、建築を請け負った名工・長井飛弾守高次は何を勘違いしたのか、本堂を支える四本の柱の内一本を誤って短く切ってしまいます。

思い悩む高次の妻であった阿亀は「もはや切ってしまったことは仕方ないじゃぁ
ないの、柱を短く揃え桝組(ますぐみ)を入れて高さを合わせればどうでしょう」と進言します。
そのアイデアもあって今に見る端正な本堂は完成しますが、阿亀は「女の知恵を
借りて完成させたと云われては主人の恥となる」と自害して果てます。

「女の知恵だから」なんて、時代とは言えなんとも切ないお話しですが、このお話しは大工さんたちに受け継がれて、江戸時代には「おかめ供養塔」が建てられ、京都では建物を建てるとき「おかめ御幣」を棟上げの時に祀るようになりました。
この習慣は今でも京都の建築関係者の間で行われています。
山内にはおかめさんの像も祀られています^^

大根焚きは一年に一回の行事。
大根とお揚げだけの素朴なお味をおかめさんのお話しとともに是非この機会にご賞味戴きたいものです^^

【画像】千本釈迦堂山内のおかめさん像

【千本通り商店街】
千本釈迦堂から南の五辻通り(いつつじどおり)を東へ行くと程なく千本通りに出ます。
この千本通りは旧平安京の朱雀大路にあたります。
平安京の北端の一条通りはもう少し南になりますので、その旧朱雀大路の延伸部分となります。

千本通りはかつて市電も走っていた通りですが、この辺りを中心に南は丸太町通りから北は鞍馬口通りあたりまで、その両側は商店街になっています。
地域の市民生活の一端をを垣間見ることが出来るような商店街です^^
この商店街を歩いて千本閻魔堂まで歩きます。

千本釈迦堂?〜千本焔魔堂(引接寺) 0.78km 徒歩16分

●五辻の昆布
五辻通りと千本通りの北西交叉点にあるのが「五辻の昆布」。
京都市内でも人気のある昆布屋さんです。

●京つけもの・近為
京都のお土産としても人気がある京漬け物のお店です。
京都市内には全国的にも知られた漬け物屋さんが多くありますが、ここは私のお薦めの漬け物屋さんの一つ^^
店内ではお座敷でお漬け物をおばんざいに「ぶぶ漬け」を戴くこともできます。
「ぶぶ漬け」はお茶漬けの意味ですが、小腹が減った方は是非^^
予約が必要です。
http://www.kintame.co.jp/

●石像寺(しゃくぞうじ)
正しくは光明遍照院石像寺(こうみょうへんじょういんしゃくぞうじ)と言いますが、市民からは普通は「釘抜き地蔵さん」と親しまれている浄土宗のお寺です。

地蔵堂に安置されている石造りの地蔵菩薩立像は弘法大師の作と伝えられていて、いろんな苦しみから救ってくださると言うことから「苦抜き地蔵」とよばれていましたが、それがなまって「釘抜き地蔵」と呼ばれるようになったと言われます。

また藤原定家が住んだとも言われ、定家のものと伝えられるお墓があります。

いわゆる観光寺院ではありませんが、京都という地域に根ざしていまも市民の信仰を集めるお寺の一つです。この機会に是非お立ち寄り下さいね^^
【千本閻魔堂】

千本閻魔堂は引接寺(いんじょうじ)というお寺のことです。
このお寺のご本尊はなんとあの閻魔(えんま)様^^;
そこから地名を加えて千本閻魔堂と呼ばれます。
地獄の番人として知らない人のない閻魔様ですが、本当は閻魔尊天という仏法を守る神様のお一人、平安京の北端郊外にあたるこの辺りは、あの世への入口として風葬の地でもあったことから、閻魔様をお祀りしたのかも知れませんね。

開基は小野篁卿と伝えられていますから9世紀に遡ることの出来る古刹です。
5月に「焔魔堂狂言」が催され、私も拝見したことがありますが、所作だけではなく台詞もありますから、わかりやすくて面白いものです^^

【千本閻魔堂から金閣寺へ】
千本閻魔堂から金閣寺へは、千本通りを少し北に歩いて最初の信号の交叉点、千本鞍馬口交叉点を西に鞍馬口通りを行きます。
京都のごく普通の街中の道ですが、何か発見があるかも知れません。
そのまま道なりに行けば、やがて西井大路通りにでて金閣寺に着くことが出来ます。

千本閻魔堂〜金閣寺 0.99km 徒歩20分

【コースバリエイション】
この辺りからは金閣寺だけではなく大徳寺や源光庵、光悦寺などがある鷹峯に行くことも出来ます。

1.大徳寺へ
千本鞍馬口交叉点を左へ。約400メートルほど行くと左手にローソンがありますから、その三叉路を左へ。
途中の分かれ道を右に、そのまま北へ歩かれると北大路通りに面した大徳寺に着くことが出来ます。

千本鞍馬口〜大徳寺 0.90km 徒歩18分

2.鷹峯(たかがみね)
鷹峯は才人本阿弥光悦とその一党がアトリエを構えたところで芸術村と呼ばれていました。
光悦のアトリエはその後光悦寺となり、近くには源光庵や、島原の名妓、吉野太夫ゆかりの桜が美しい常照寺などがあります。

千本鞍馬口のバス停から市バス6号系統の玄琢(げんたく)行きに乗ります。
そのまま「源光庵前」まで行かれてもいいのですが、6号系統は運行本数が1時間2本と少ないので、時刻表をご覧になって待ち時間が長いようでしたらお歩きになってもいいでしょう。
またバスをご利用になるとき、途中、佛教大学前で下車されて鷹峯街道を歩かれるのもいいと思います。

少し坂になった鷹峯街道をゆっくりと歩かれて、登り詰めれば源光庵です。
その時は街道の途中にある老舗、「松野醤油」さんにお立ち寄りになるものいいかも、です^^

千本鞍馬口〜鷹峯・源光庵 2.21km 徒歩45分

●船岡山
山と言うより岡と言った方が正確な船岡山ですが、風水によって築かれたという平安京の北の郊外にあって、北の守り神「玄武」に比定されたと言われています。
平安京の頃からこの辺りは風葬の地として、多くの卒塔婆がたてられていたと言います。
千本通りの名の起こりは、船岡山に立てられた多くの卒塔婆の様子(千本)をあらわしたものとも言われます。

ちなみに風水による四位の守り神は、諸説あるようですが、山をあらわす玄武の他は南の池をあらわす朱雀は巨椋池(宇治川の遊酔池でしたが昭和になって干拓され、現在は広大な田圃になっています)、西の街道をあらわす白虎は山陰街道、水の流れをあらわす東の青龍は鴨川とされているようです。

●建勲神社
船岡山の中腹にある神社で織田信長の建立と伝えられています。

●今宮神社
地図からははずれていますが、地図にある今宮門前の交叉点を北に真っ直ぐ少し行けば、今宮神社の正面楼門です。
ついでですが、その途中にある紫野高校は芥川賞作家、綿屋りささんの母校です。

今宮神社はそれほど規模の大きな神社ではありませんが、地域の人や京都市民の信仰を集める神社で、西門前にあるお店で戴ける焙り餅はお味噌仕立ての素朴な甘さが惜しいですよ^^

大徳寺、鷹峯などの散策は↓もご参考に^^
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2802431


【画像】閻魔堂のご本尊、閻魔様と閻魔堂狂言の様子
ハートお願いハート
このコースプランに関するご質問、お尋ねは↓にお願い致します。

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=42363958&comm_id=321830

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