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『世界の肖像』コミュのお母さんが、わたしたちを売ったの

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アフリカに、ガーナという国がある。

農業国で、特にチョコレートの原料カカオは、
生産量、世界第2位、
輸出量でも世界3位で、
日本が輸入しているカカオの6割〜7割が、
この国からやって来ていてる。


さらに、鉱物資源も豊富で、
金の埋蔵量は、
南アフリカ共和国、オーストラリアに次ぐ
世界第3位だという。


「豊かな農産物」と「豊かな資源」と聞くと
素晴らしく豊かな国に見えるが、
残念ながら、
ガーナの人びとの暮らしは豊かではない。

ガーナは、
世界で最も貧しく
最も重い債務を負っている国
「重債務貧困国(HIPCs)」の1つだ。



そんなガーナの中でも、
さらに貧しい家で、
アドゥア・ナイニャヌ(Adjoa Nyenyanu)ちゃんは、
生まれ育った。


「ある夜、お母さんが言ったの。

 『お前を学校に行かせてあげたいけど、
  家にはお金がないんだよ』って。
  
 『だけど、お母さんにはね、
  お金持ちの友だちがいてね、
  明日の朝、わたしたちのために、
  ここへ来てくれるんだよ。』
 そう言ったの。

 そして、
 その人が学校へ行かせてくれるからって、
 わたしは、その人に
 付いて行くように言われたの。」

アドゥアちゃんが、そういわれたのは、
7歳の時だった。


次の日の朝、アドゥアちゃんは、
3人の妹たちと一緒に、
お母さんに、8000円で売られた。


アドゥアちゃんと妹たちは、
知らない女の人に連れて行かれた先は、
ヴォルタ湖のほとりの村だった。


そして、アドゥアちゃんたちは、
毎日、漁師の手伝いをさせられた。

毎日、湖にもぐって、
前の日に仕掛けた網を集めた。

なにか、へまをすると、
親方に木の棒で殴られた。


そんな生活が5年間続いた。



アドゥアちゃんは、
今年1月、国際移住機関(IOM)によって救出され
リハビリやカウンセリングの後、
「国際家族デー」の5月15日、
同じ境遇の他の25人の子どもたちとともに、
母親の元に戻された。


「あの人たちは、子どもたちに、
 定期的に会わせてくれるって言ったんです。
 でも、二度と会うことは出来ませんでした。」
 
アドゥアちゃんのお母さんは、
アドゥアちゃんたちを売ったことを
後悔していると言っている。

当時、アドゥアちゃんのお母さんは、
家族を養うために、毎日おかゆを売って、
良くて1日に500円を得るのが精一杯だった。

人身売買業者は、
貧しさに苦しむ人々に
甘い言葉で付け込んでいる。


ガーナでは2005年に、
子どもの人身売買を禁止する法律が可決されたが、
実質的には機能していない。

今年、5月、
ガーナの女性・児童福祉大臣
ハジア・アリマ・マハマは、
2年間眠っていたこの法律を厳格に適用すると表明した。


2002年より、IOMは、
ボルタ湖周辺の25の村から、
612人の子どもたちを人身取引の被害から救出し、
リハビリテーションを行い、
マイクロ・クレジットの貸付を行うなど、
子どもたちの帰還、
社会統合などの支援を実施している。




国際労働機関によると、
現在、世界の子どもたちの
12人に1人にあたる
1億2600万人の子どもたちが、
最低の状況で働いている。

特に、そのうちの
7400万人の子どもたちは、
危険な労働をさせられている。


今、地球上で、
840万人の子どもたちが、
借金のためや人身売買、奴隷といった状態で、
兵士、娼婦、ポルノ、
その他、違法な大人の娯楽のために、
時に国境を越え、
世界中で強制的に働かされている。


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関係リンク

IRIN
"Our mother sold us for $60"
http://www.irinnews.org/Report.aspx?ReportId=72437
'Grace period' over for buyers and sellers of children, gov't official says
http://www.irinnews.org/Report.aspx?ReportId=72436

国際移住機関
ガーナ 人身取引被害の子どもたち、家族と再会
http://www.iomjapan.org/news/press_095.cfm

Anti-Slavery International
http://www.antislavery.org/


『世界の肖像』より
カリブの海の子どもたち
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=16734749&comm_id=1808806

子どもたちの戦い(前編)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=238369478&owner_id=5766188

サイモン・デングは歩き続ける
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=227874992&owner_id=5766188


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写真
1:ヴォルタで働く子どもたち(IRINより)
2-3:再会を喜ぶ親子

コメント(39)

マイクロクレジットがうまく働きそうな環境ですよね。国民性にもよるんでしょうけど。
数年後、状況が良くなっているといいですね。

大好きなチョコレートを口に運ぶ度、このおいしさの為に犠牲になっている子ども達がいないかどうか、考えなくちゃいけませんね。
世界中の子ども達がより良い安心できる環境下で育つことができますように☆
なんとも複雑ですね。
生きるために仕方なく・・・
そして先進国の大企業が原因になっているのも確かですね。

日本では最近赤ちゃんポストの運用開始で問題が起こっていましたね。
重ね合わせて考えてしまいました。
毎日、仕事に追われてバタバタ過ごしています。
ここに来て、「忘れたら駄目だなー」と改めて思います。泣き顔
弱い物が犠牲になる世の中を変えなくてはいけません。
それには、より多くの人にこのような現実を知ってもらって、何をしたらいいか考えて行動してもらう事。
普段、恵まれた環境に平和ボケしている私達。
もう一度、これからの未来を考えなくちゃね。exclamation ×2
お母さんの気持ちもわからなくはない分、ココロが痛む話ですね。
でも、子ども達はお母さんの気持ちを理解出来ない幼さで
子ども達のこころが心配です...
それから
再び、母娘が一緒になれたのは嬉しいことだけど..貧しい状況は変わらないですもんね。。
ボルタ湖のほとりの村・・以前訪れたことがあります。
人々がそこらへんで用を足すせいか、悪臭が漂っていました。
衛生環境が劣悪に見えました。

もしかしたら、この村の子供達も人身売買されていたのだろうか、
と思うとかなりショックですが、同時にそこで生きる子供たちの姿を再び思い起こすきっかけにもなったので感謝します。

目を背けずに考えて行きたいです。

純粋な心を騙すことはとても簡単なのかもしれませんね。
食べるに困っていればなのこと・・・・
私の家系だって昔々戦争当時は騙す側だったかもしれないでしょ
アジアを植民地化していた当時ですけれど・・・・
もちろん騙される側だったかもしれないし
生きていくためには避けられなかった問題かもしれないし
騙された人の嘆き涙恨み後悔
騙した人の罪悪感自己否定
どちらも苦しいのだと思うのですが
なにを書こうとしてるのかな私
風邪で発熱中で頭がボーっとしてはいますけれど
この記事を拝読して我が事のように胸が痛みます
他人事ではなく
対岸の火事でもなく
世界に起こる悲劇は我が事だと思います。☆ワイフ

チョコをひと口食べるたびにこの話を思い出したいですね。
こういった環境にいるガーナの子供たちは、
チョコレートを口にした事がないどころか、
カカオがチョコレートになるという事も知らないそうですね。

自分たちが口にする事のない物を、先進国の為に…
タバコもしかりですが、嗜好品は、先進国の為に…

自分たちが口にする農産物の畑が増やせる環境になったら、
もっと食事に困らなくなるのでは…と思ってしまいます。

ガーナの子供達が日々の食事とチョコレートを
お腹いっぱい頬張れる日が来る事を願ってやみません。
夥しい数字ですね。
日本でも人身売買が問題になっていますが、世界中での深刻な問題ですね。
私は先日英題[human trafficking]という人身売買の映画を見て、衝撃を受けました。

酷すぎる。と思いました。
その映画は主に女性の性奴隷の話で、少女のほとんどがその対象だと思われます。
何もかも踏みにじられ、再起不能になってしまうのではないのかと思いました。


貧しい国の人たちも可哀想です。
彼らの国にある豊かな資源を彼らの手にすることが、どうしてこんなにも遠いのでしょうか。

貧しい気持ちで子を手放す親の気持ちはいつ満たされるのでしょうか。

愛されないで育った子供たちはどこへ向かうのでしょうか。

みにつまされます。
初めてコメントさせていただきます。

人身売買の規約を厳しくすることに反対はしません。
でも、何かもっと根本の家庭の貧しさを対応してあげなくては、家族が笑顔で暮らせるのか?と言う疑問が消えません。

我が家にも8歳と3歳の子供が居ます。
母子家庭のため、国から様々な援助をしていただいてます。
援助が無ければ育てられない。今の援助だけでも不足を感じる時すらあるくらいです。

平和な日本です。でも、それでも苦しみは無くなる訳ではありません。
彼女たち家族が心から笑顔で暮らせるためにも、騙すような行為は徹底的に排除していきたいし、公的な援助が少しでも増える事を願います。

いつも読みながら何も出来ない自分にはがゆさを感じ、偽善的に同情しているのか?と言う疑問に悩まされます。
それでも、読んでいます。ミッシェルさんの真実を伝え続ける行動にとても感謝しています。各問題に種々の意見はあると思いますが、これからも真実を伝え続けてください。
ミッシェルさん、いつも私たちが忘れられがちな世界の問題を、そして我々自身を見つめる機会をくださってありがとうございます。

関係リンクに一つ加えさせてください。さしでがましいまねをして恐縮ですが、仕事と関係あるもので・・・。ミッシェルさんの文章中に国際労働機関(ILO)の統計がありますが、基となっていると思われる数値が含まれている報告書へのリンクです。
ILO Global Report 2006: The end of child labour: Within reach
http://www.ilo.org/public/english/standards/relm/ilc/ilc95/pdf/rep-i-b.pdf
この報告書の6ページに関連する統計があります。

ツカさん
>何かもっと根本の家庭の貧しさを対応してあげなくては、家族が笑顔で暮らせるのか?と言う疑問が消えません。
全くその通りだと思います。子どもを児童労働から救出することも必要ですが、それと同時に、またはそれに先だって家族の収入源が確立していることが必要ですよね。そうしないと救出した子どもがまた戻って/戻されてしまうことにもなりかねません。
貧しさが人間を鬼にしてしまうのでしょうか。
ガーナの事は、チョコレートを食べると時々思い出すのですが
カカオをとるために働かされる子友達。
わたくし達の食べるこのチョコレートにも子供の涙が入ってるんだなあ。。って思うのですわ。
アドゥア・ナイニャヌちゃんのように辛うじて救い出された子供はそれでも幸せなほうですね。世界中の子供達がどうか涙を流さないですむような
世界が来る事を願います。
ネット上でコートジボアールのカカオ農園の惨状に比べ、ガーナの方が児童労働に関してはましである、という文を見かけたことがありますが、カカオ豆の7割をガーナ産が占めている日本人らしいコメントだなぁと思っていました。
自分たちを正当化しているだけ。
苦しんでいる人たちがいることには変わりありませんよね。

私はフェアトレード以外のチョコレートを普段食べてしまっていますが、過酷な労働を想像すると「安いんじゃないか?いわば贅沢品なのだからもっと高く買ってあげられないのか?」と思ってしまいます。
強制労働は阻止するべきですが、それ以前に債務を背負った途上国から搾取を続ける先進国企業に問題があると思います。
高く買ってあげれば、それだけ労働条件も良くなり経済も助かるのでは?と素人ながら考えてしまいます。
もっとフェアトレードのチョコレートが出回ればよいのですが。
日本にも、かつて子供の人身売買が存在したことを考えると、「可哀相」で片付けられる問題ではないと思います。

もし私が、とても貧しくて、小さな子供達に食べさせるものがなく、餓死するか、心中するかくらいの選択しか考え付かないほど切羽詰った状態だったら、どうするでしょう・・・。

多分、子供を売るかも知れない、と思います。
今自分と一緒にいれば確実に餓死すると思えば、少なくても子供達を死なせない環境に預けるのが親の勤めかもしれないと。

貧困は正常な判断を狂わせます。
正気になって考えれば、人身売買業者の甘い言葉を鵜呑みにしないと思いますが、明日生き延びることも分からない状態なら、運を天に任せてしまうかも知れません。

豊な大地に住んでいる人達が最低限の生活を強いられ、殆ど輸入に頼らない先進国の人達が、遥かに贅沢な生活をしている・・・これはどう考えてもおかしいです。
でも、これが今の地球上の人間界の現実、なんですよね。
大切な子供を売ったお母さんは、とても切なかったことでしょう・・・。
大切な家族を失う気持ちは皆同じだと思います。
悲劇が更なる悲劇を生んでいる。
チョコレートの陰には、そんな暗い事実があるんですね。
少しでも皆が家族同士、笑える日が来ることを願っています

こちらは家事児童労働について

http://www.google.co.jp/search?hl=ja&lr=lang_ja&safe=off&hs=ZHp&q=+site:www.jca.apc.org+%E5%AE%B6%E4%BA%8B%E5%85%90%E7%AB%A5%E5%8A%B4%E5%83%8D+%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%B4

単なる貧困だけの問題ではないかもしれません。
>貧困は正常な判断を狂わせます

それだけじゃなく欲望も大きな割合をしめるでしょう

なぜなら親が生きたい食べたい楽したいという欲望の下で
こういう悲劇が起こったのだということも想像できます

しかも

>大切な子供を売ったお母さんは、とても切なかったことでしょう・・・

腹すかして苦しんでいるときに断腸の思いで子供を売ったその金で
食い物を買い胃袋に流し込んだ瞬間に満たされるものを感じ
それまで考えていた子供のことなんか吹き飛んでしまいます

別にその母のことは責めていません
同じ人間として欲望にかられ家族愛というものを放棄してしまう
そのつらい現実
ここ(日本)ではとても直面できません

私たちはもっと謙虚に生きるべきですね
やはり、こんな現状は感情的に考えて変えられるべき現状であるし、問題であると感じる。が、そのような現状によって利益を得ているのは誰か?

欧米先進国? アングロサクソン?

いやいや、私たち日本人もそうでしょう。そして、日本の中でも脳みそのすみっこにあるけれど、忘れてしまっているような現状。世界に目を向けることは重要だけれど、日本の中でも同じような問題があることを忘れてはいけないと思う。

人身売買はまだ日本で表に出てきていない問題だけれど。きっと、たぶん、日本の中でも存在しているのでは?

そして、それによって利益を得ている人は誰?

単に欧米が悪い。政府が悪い。という時代は終わったと思う。

物事の根本を考えるべきであると思う。

フェアトレードだってそう。

適正な価格を生産者に提供するのは、重要なことだけれども、生産者である途上国と消費者である先進国という構図は変わっていない。

問題をもっと多角的に考えて、だって貧困だって数十年で生まれたものではないでしょう。

もっと時間をかけて根本から問題を解決しなければ。とアフリカの子どもたちのことを考えていると思ってしまう。
ミッシェルさん。
ありがとう。
まず私達にできる事は無関心からの脱却ですね。
私も頑張ります。
できる事からコツコツと。

お体ご自愛ください。
これからも良い刺激をいただけると嬉しいです。
恵まれている私達が究極の状況を想像するのは難しい。

しかし、カンボジアのゴミ山へ行った時、一人の人があるお母さんに尋ねた。
「あなたの一番大切なものを見せて下さい」

お母さんが連れてきたのはまだ小さい子ども。

「私の宝はこの子。この子の為ならなんだってする」

他の人はゴミを掻き分けるために鉄の引っかき棒を持っている。お母さんはそれすら手に入れられない。お母さんは生ゴミもビンもカンも注射針も何も分別の無いゴミを素手であさっていた。何か少しでも価値あるものをみつけて生活の糧にするために。

 
 幼い頃お母さんに売られた少女。売られると分かり、お母さんの足にしがみついた。「私を置いて行かないで」
 お母さんは少女を思い切り蹴飛ばした。手にはしっかりと$50を握り締めて。
 何年も売春宿で働かされながら大きくなった。ある団体に保護され、カウンセリングを受けた後、団体の人に付き添ってもらい、母親に会いに行くことにした。大きくなった娘を見た母は謝り倒した。「本当は売りたくなんかなかったのよ。でも周りがそうするしかないって言うから・・・」
 大きくなった彼女はその母を見てもう会わないと決心し、一言だけ言葉を残した。

 「私を蹴飛ばした時のあの顔は忘れないわ」
ぱんにゃさん、すごい話ですね・・・。でも私が知らないだけで、こういう話は貧困が問題となっている地域ではけっこう頻繁にあるのかもしれませんね。

「娘を思いやる気持ち」や「他人を思いやる気持ち」というのも極度の貧困だと、そういう気持ちを大切にするのは難しくなってくるのかも。
私はありがたいことに、人身売買なんて生まれてこのかた経験したことがないので、売られていく子供や売らなければならない親の気持ちなんて全く分かりません。

分かりませんが、想像することはできます。


どちらにしても、つらい。

その気持ちを忘れないように。
自分にできることなんてたかがしれているけれど、ナンにもしないよりかは、マシ、かな。


世の中を一気に変えることなんて誰にも出来ないって思う。
少しずつ、何かするしかないんだ。
人それぞれのやりかたで。
ミッシェルさん、いつも色々な情報を有難うございます。
私にはガーナ人の友人が2人居ます。
彼らの話を聞くと「日本人は殆どアフリカの事を知らない。」
と言っています。
彼らの深刻な問題である「貧困、教育、人身売買、レイプ、」
に対してどの様な事が自分なりに出来るか考えて行きたいと思います。

私もビジネスで大きく成功しアフリカの国々のインフラを整えられたらと思っています。
バレンタインデーは過ぎてしまいましたが、
悲しい現実と、
フェアトレードのことを知らせたくて、
自分のサイト内のブログに転記させてただきました。
事後報告で申し訳ありません。

http://www.f4.dion.ne.jp/~g-and-k/
私も今年はバレンタインにフェアトレードチョコを配りました。
フェアトレードって何?という人もいて、知ってもらえただけでも良かったかな。と思っています。
「自分の痛みになるまで分け与えること」ができれば世の中変わるんじゃないかと思いつつ、ぼちぼちしか動けてません。
でも、まずは知ることで、何かを選択する時に、少し今までと違う基準で動けるようになるんじゃないかと思います。
■「赤ちゃん製造工場」を摘発 少女32人を保護■

ナイジェリア南東部アビア州の警察は、新生児を人身売買する目的で10代の少女たちに妊娠・出産させていた通称「赤ちゃん製造工場」を家宅捜索したと発表した。

15歳から17歳の少女らが子どもを妊娠・出産させられているとの通報を受けた警察は、アバにある「クロス・ファウンデーション」の施設を捜索し、妊娠した少女32人を保護、施設長を逮捕したという。

少女の何人かは、警察に対し、産んだ赤ちゃんを性別に応じて1人あたり2万5000ナイラ〜3万ナイラ(約1万5500円)で売りさばく話を持ちかけられたと話している。
人身売買を監視する国家機関「NAPTIP」によると、赤ちゃんはバイヤーに1人あたり30万ナイラ〜100万ナイラ(約15万5000円〜52万円)で売られていた。

施設長は、児童虐待と人身売買の罪で起訴される見込み。
赤ちゃんの売買は違法行為であり、有罪になれば禁固14年の刑が科される可能性がある。

西アフリカでは、児童の人身売買が横行している。
多くは農園や鉱山、工場の働き手として、家政婦として、あるいは売春婦として売られるが、黒魔術の儀式用に殺害または拷問を受けるケースもある。
NAPTIPによると、ここ最近は違法な養子縁組が結ばれる傾向が見られるという。


参照
AFP 2011年6月2日
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2803663/7289800

『少女売買 インドに売られたネパールの少女たち』
長谷川まり子
2007年 光文社

『世界中から人身売買がなくならないのはなぜ?』
2010年 合同出版

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