mixiユーザー(id:809109)

2007年12月02日12:50

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「そういやあ、みしゅらん客が来てたなあ」。

   


〓本日、今まで仕事をしておりまして、これからチェコ・アニメを1本見て、それから、夜は 「ボーネンカイ」 ですわ。もう、咳もだいぶ出ておりまして、体力を温存したいなあ……

〓ってんで、今日はノーミソのカロリーを使わないように、「地バナシ」 といきやしょう。

〓ええ、まずね、NHK杯ですよ。グランプリシリーズの第6戦に当たります。

   安藤美姫
   武田奈也 (たけだ なな)
   浅田舞 (あさだ まい)

の3選手がエントリーしたんですが、浅田舞選手は、発熱によりフリースケーティングを欠場。
〓安藤選手は、フリーのショッパナでジャンプを失敗し、そのあと集中力を欠いて、4位ですね。けっきょく、ファイナル進出はなりませんでした。トリノのグランプリファイナルに出場する選手は

   浅田真央 (日本)
   中野友加里 (日本)
   キミー・マイズナー (米国)
   キャロライン・ジャン (米国)
   キム・ヨナ (韓国)
   カロリーナ・コストナー (イタリア)

となりましたね。
〓NHKは、キャロライン・ジャン選手の名前を、

   キャロライン・ザン

としていました。どっちがいいのか、こればっかは当人に確かめないとどうにもならんですね。

〓NHK杯の3位には、武田奈也選手が入りましたよ。いわゆる、シニアデビューで、NHK杯銅メダルですよ。ええですなあ、あの笑顔ねえ。美人さんじゃないです。んだども、家に帰ったときにですね、「ツンとすました伊東美咲さん」 と 「ニッカニカの武田奈也さん」 のどちらが迎えてくれたらうれしいかっちゅう、まあ、そういうこってすね。

〓カロリーナ・コストナー選手は、トリノの大学に通い始めたところだそうで、最終戦で、故郷に錦的な感じで滑り込みました。(スケートだけに?)
〓コストナー選手のイタリア人らしくない姓 Kostner については、大昔に論じております。ハイ。↓
   http://mixi.jp/view_diary.pl?id=92675742&owner_id=809109
    「カロリーナ・コストナーは何人か?」


〓それとね、「ミシュラン」 ですよ。東京は世界でいちばんウマイものが食える都市ってさあ、「5万円の寿司」 とか、そういうんだったら、アッシなんぞには、あってもなくてもオンナジものでさあね。
〓「ミシュラン」 の語源とか、「ビバンダム」 の語源とか、“ミシュランはじめてものがたり” みたいのも、すでにやっておりますね。ハイ。↓
   http://mixi.jp/view_diary.pl?id=389823298&owner_id=809109
    「“ビバンダム” の由来」

〓どうも、フランス人の男子名 Michel 「ミシェル」 というのは、日本人には女性のように聞こえるんですね。ひとつには、Michel の女性形も発音が同じであることが背景にあるでしょう。

   Michel [ ミ ' シェる ] (男性の) ミシェル
   Michelle, Michèle [ ミ ' シェる ] (女性の) ミシェル

-l で終わる名前というのは、フランス語でも特異な部類でありまして、通常、「語末では発音されない子音が、-l の場合は脱落せずに、現代フランス語まで残った」 ことが原因です。たとえば、

   François [ フラんソ ' ワ ] フランソワ (男子名)
   Françoise [ フラんソ ' ワーズ ] フランソワーズ (女子名)

のようなペアだと、男子名の語末の -s が発音されないことで、両者が区別できるわけです。しかし、Michel のように -l でおわる系統だと、-e が付いても発音が変わらない。なので、男女同音になってしまうんですね。
〓同じような名前には、Paul − Paule 「ポール」、Pascal − Pascale 「パスカル」 などがありますね。

〓この 「ミシェル」 という名前は、あるいは、「ミシェル・モルガン」 などという女優によって、女性名と印象づけられたのかもしれないし、あるいは、ビートルズの Michelle 『ミッシェル』 で植え付けられた意識かもしれない。英語は、男子名の Michel は捨て置いて、フランス女性の Michelle という名前だけ借用したので、このようなことになったんですね。

〓よく考えてみれば、ミッシェル・ポルナレフ Michel Polnareff は男性だし、『禁じられた遊び』 のラストシーン、ポーレット Paulette が泣きながら駅で叫ぶコトバは、

   「ミシェル、ミシェル、ママ、ママ……」

ですよ。ミシェルは男の子ですよね。

〓女性形は Michelle でも Michèle でもいいんですが、どちらを使うかは、それぞれ、ヒトによって決まっています。まあ、「惠子」 と書くか、「恵子」 と書くか、みたいなもんですね。
〓フランス語では、Michelle という綴りは問題ありません。語末の -e に何もアクサンが付いていなければ黙字です。そして、-chel- という音節は、閉音節なので、必ず -e- を読みます。なので、「ミシェル」 でいいわけです。
〓しかし、

   Michele

と綴ってしまってはマズイ。こういう綴りはフランス語に存在しません。まず、語末の -e にアクサンがないので、黙字とみなされます。そして、 -che- という音節も開音節なので、こちらの -e- も黙字相当 (場合によっては [ ] になる) とみなされます。
〓するってえと、フランス語では、大問題になるわけです。最後の

   -chele という音節に 「主母音」 がない!

ということになります。つまり、フランス語は、-chele という綴りがあった場合、2つの e のどちらかは、必ず強母音で発音しなければならないのです。つまり、

   Michèle [ ミ ' シェる ]
   Michelé [ ミシュ ' れ ]

〓このどちらかでなければならない。それをハッキリさせるために、「アクサンテーギュ」、「アクサングラーヴ」 というものがあるんですね。Michèle の位置にアクサンが置かれる場合は、必ず、「アクサングラーヴ」 “`” になります。これはフランス語の発音上の習慣なので理由はおまへん。
〓ときどき、外来形の固有名詞などでは、

   Michélé [ ミシェ ' れ ]

のようなタイプの単語も見かけますが、これはあくまで外来語ですね。


〓今日はこんだけ!
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