25年前、上野の東京文化会館にイギリスの合唱団
プロ・カンツィオーネ・アンティカのコンサートを
聴きに行きました。中世・ルネッサンスの合唱曲を
レパートリーにする団体ですから、記憶は定かでは
ありませんが、イギリスのタリスやバードのミサ曲
などを演奏したと思います。
会場で声楽家にして音楽評論家の恩師畑中良輔先生に
お会いしたので、帰りは荻窪までタクシーで帰られる
先生に便乗させていただきました。タクシーの中で
今聞いた演奏の感想や、「ビートルズの音楽も革新的に
聞こえるけど、イギリスの伝統音楽が基礎にありますね」
なんていう話をしていたら、運転手さんがいきなり
「今日、ビートルズの人が殺されましたよ」と話しかけて
きたのでビックリ。先生もワタシも言葉を失いました。
ジョン・レノン狙撃さる、というショッキングなニュースは、
こうして飛び込んできました。数日後の朝日新聞の
演奏会評欄に畑中先生がこのときの驚きを書いておら
れます。
ジョン・レノンの命日は、同時に真珠湾攻撃の日でも
あります。今夜はバーブラ・ストライザンドの歌う
「Love」でも聞きましょうか。平和への祈りを
こめて。
画像はジョン・レノンとするところでしょうが、肖像権が
どーたら言われそうですので、ナシです。
ログインしてコメントを確認・投稿する