〜「すばらしき世界」「永い言い訳」の西川美和が原案・脚本・監督を務め、戦後の日本で家族を失い社会からこぼれ落ちた子どもたちを題材に描いたドラマ〜
〜戦争で家族と日常を奪われた12歳の少女・琴子は、生き延びるため自らの性別を隠し、少年として生きることを選ぶ。進駐軍相手の慰安施設や路上売春が広がるなか、少女であること自体が危険となる現実から逃れるための決断だった。音楽家の父のもとで穏やかに暮らしていた琴子の人生は戦争と敗戦によって一変し、「自分自身を手放す」という過酷な選択を迫られる。一方、かつて琴子が疎開していた学校の教師・曽根は、戦時中は軍国主義教育に加担した側だったが、敗戦により信念も立場も失い、過去の責任と向き合いながら生きることを余儀なくされる〜<映画.comさんより>
個人的に、タイトルが、どうにもしっくりこない。覚えにくい。
英語タイトルが『Children Untold 』らしく、こちらのほうが心にストーンと落ちてくる。
「男は裸でふらついていてもいいけど、女はこどもが産める準備ができた時から. もう身重なんだよ」
観賞してから時間が経っているので、印象に残った箇所を箇条書きで
・孤児たちが孤島の矯正施設に送られ、琴子がアコーディオンを弾くシーン、泣けた。
・琴子の友人ゆきちゃんの葛藤「私って、卑怯ですか?」
・朝鮮出身の少年
・自分を仲間に入れてくれた孤児グループ。そのリーダーの将吉。
別れの時、将吉は琴子(吉田茂男)に「本当の名前は何?」と尋ねる。
琴子が答えると将吉は「元気でいてね」と。この語尾の優しさ!!!!!
将吉がいつ琴子が女の子だと気づいたのかは定かではないが、それまでは「おめーは」っていう話し方だったのに...。
将吉の腕には刺青。されどこの一瞬だけは普通の少年になっていた将吉に泣けた。
※予告編
https://youtu.be/EMH4UE5TYsc?si=m0OEi47gv4Y1dgO6
オーディションで選ばれたという琴子役の小八重葵美が素晴らしかった。
実際、少年のように見えるキリッとした顔立ち。されど少女の素顔も可愛い。
田中裕子は相変わらず、上手すぎる。
最初に出てきた時から、もう、役そのもの。スクリーンの雰囲気を一気に変える。
昔の女性は生理の時、ああいうものを使っていたのね。
メモノートには「終盤の’省略’は、潔いというよりは、ちょっと居心地が悪い」って書いてあるんだけど、今はちゃんと覚えてな〜い
総評:西川美和監督の意欲作。入魂の脚本に心打たれる。多くの人に観てもらいたい秀作。4つ☆
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