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2026年10月27日06:48

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映画「戦国自衛隊」4Kデジタル修復版

監督斎藤光正、脚本鎌田敏夫、1979年製作、角川映画祭で観賞。
半村良の同名小説を基に、大幅に脚色したSFアクション大作。


陸上自衛隊の伊庭義明三尉(千葉真一)が率いる普通科小隊(戦車1台、ヘリコプター1機を含む)21名は、演習場で不思議な閃光につつまれ、気が付いてみると、四百年前の戦国時代にタイムスリップしていた。

伊庭たちはそこで戦国武将の長尾景虎(夏八木勲)の軍勢と出会う。
長尾景虎は、伊庭たちの装備する機関銃などの近代兵器の凄まじい威力を見せられて感服し、「我らで組んで天下取りを目指そう」と持ちかける。

伊庭たちは、何とかして現代に戻りたいと希望していたが、「現代の自衛隊が戦国時代で大暴れすれば、歴史の流れの歯車が狂って戻れるのではないか」との意見が出て、長尾景虎と協力し、他の戦国群雄を蹴散らし、京都上洛を目指すことにする。

ただ、隊員の中には「俺達は歴史に流れにより抹殺されてしまうのではないか」と危惧する声もあったが…

リーダーたる伊庭三尉自身は、この戦国時代で戦い抜き、群雄に登り詰めることに、次第に生き甲斐を感じ始めていた。

そして伊庭の部隊は川中島に進撃し、武田信玄(田中浩)・勝頼(真田広之)が率いる大軍と激突する。武田軍は伊庭たちの戦車やヘリコプターに対抗する秘策を準備しており、伊庭たちは思わぬ苦戦を強いられるが…




かつての角川映画は、玉石混交…というよりも“石”ばかりが目立つイメージがありますが、そんな中にあって本作は燦然と光り輝く“玉”の作品。

実物の戦車とヘリコプターを使用して騎馬武者と入り乱れる合戦シーンが素晴らしい。
安全性を無視したかのようなヘリコプターのド迫力の低空飛行、また、爆発で騎馬武者が馬ごとひっくり返ったり…映画で使用された馬のうち2、3頭は絶対に大怪我をして、その後、殺処分されたと想像します。

また、松村とおるによる主題歌「戦国自衛隊のテーマ」やジョー山中の「ララバイ・オブ・ユー」など、フォーク&バラード調の歌曲がシーンの合間に流れ、青春映画やアメリカンニューシネマっぽい雰囲気を演出。

そして、やはり伊庭三尉を演じた千葉真一、そして長尾景虎の夏八木勲の迫真の演技。

特にクライマックスに伊庭と景虎が対峙するシーン…景虎は終始一言もセリフを発しませんが、伊庭も景虎も互いに運命を悟っている…アクション映画史に残る名シーンと言わざる得ません。

この度、劇場の大スクリーンで4K修復版を観賞できたことは僥倖でした。

(完)





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