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2026年01月10日22:47

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氷柱の美女

を観た。久松静児監督
 明智小五郎はひと目見て、柳倭文子の魔性の美しさに魅せられた。
箱根湖畔のロッジで彼女を再び目にする明智だが、その夜彼女を取り合って2人の男が毒薬を使った決闘をしているとは流石に想像もしていなかった。
決闘に負けた岡田はわざとグラスを落として毒を飲むのを免れたが、硫酸で倭文子に襲いかかろうとし、誤って自分の顔に。
 そして明智が倭文子を3度目に見たのは、彼女の幼い息子が誘拐された事件がきっかけだった・・・。

 江戸川乱歩の原作「吸血鬼」は読んだのだがもう13年近くも前(汗)で全然覚えていなかったのだが、冒頭の毒薬決闘や残された奇怪な写真、誘拐される息子など、シチュエーションの多くは再現されている模様。
ただし当時の記録にある気球やからくり椅子、2グループの犯人などは出てこず、大幅に改変されているようだ。
しかし原作が新聞連載ということもあって散漫極まる内容だったのに対し、本作は要素を絞っただけあって締まりのあるミステリーに仕上がっている。もちろん本シリーズの中ではの話だが(笑)
 本作で非常に残念なのは、「魔性の美女」「美しすぎる」とまで言われるヒロイン倭文子が今の目で見るとそのへんにいる小太りのパートのおばちゃんにしか見えない(汗)ところで、本シリーズでもあとの作品になると今の目で見てもザ・美女というヒロインが続々と登場することを考えると、シリーズ1作目ということもあるし予算やら権威やらで精一杯の結果だったのだと思う。
 とても頑張っているのは本作の謎の怪人「硫酸かなにかで顔が焼けただれ男」(笑)のマスクの出来で、これは今見てもそんなにチープじゃない奇跡のような素晴らしい出来である。
 本題のミステリー部分は、なにしろ容疑者が他にいないので早々に犯人はバレバレになるのだが(笑)、その動機の方が隠されているという変則的かつ、まともなトリックが思いつかないときに多用される脚本テクニックが活かされている(笑)。
しかしそのへんは演出がうまく、趣深く描かれていていい感じだった。
 本シリーズの目玉であるお色気シーン(笑)に関しては、なにしろヒロインが上記の通り残念な感じなので盛り上がりには欠けるものの、ヌードとそこそこエロいシチュエーションは披露される。
しかしもちろんダブルであり、放送当時の化夢宇留仁がそんなトリックに気づくはずもなくドキドキしていたことの詳細についてはのちのシリーズで詳述する(笑)
 あと少し気になったのは、明智探偵事務所がなんだかウルトラ警備隊の基地みたいだったことだった(笑)
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