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2025年09月04日23:15

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「#真相をお話しします」感想

 これは、結城真一郎による同題ミステリー小説を、Mrs. GREEN APPLEのギター・ヴォーカルである大森元貴と、timeleszの菊池風磨のW主演で映画化したもの。
 監督は「妖怪シェアハウス 白馬の王子様じゃないん怪」の豊島圭介。

 あるビルの警備室で、PC画面をのぞき込むふたりの男、鈴木と桐山。彼らは、生配信チャンネル「#真相をお話しします」の配信を待っていた。
 そこで明かされるのは、有名人ゴシップや、未解決事件の報道されていない真相だった。話し手に選ばれた者は、真相の暴露と引き換えに聴衆からの投げ銭による高額報酬を獲得するのだ。
 幾つかの真相暴露の後、ついに警備室の男たちの出番となった。そこで語られた真相とは……

 映画は配信チャンネルで語られるエピソードが、独立した短編ドラマになっている、と言うオムニバス映画風の構成。選ばれた話し手の語る3つのドラマはいずれも意外な程の豪華なキャストを使って見応えのあるものとしている。
 映画は、これでチャンネルを閉鎖する、として配信側が語り出す、冒頭のエピソードに繋がる4つ目のドラマがそれまでの全てを巻き込んで、最後には映画を観ている観客にまで鋭い問いを投げつけると言うものになる。
 これはなかなか凝った構成であり、最後の問いは、現代の風潮への批判性も持っている。映画としてはオープンエンドだが、主人公と観客の良心を信じるものであるのがちょっと温い感じで、これはバッドエンドオチとして、唾棄すべき現実を見せた方がよかったように思う――実際、幾人もの死人が出ているのが現実ではないか、と……

 W主演の大森元貴と菊池風磨は、2人共、映画主演は本作が初めてとなるが、これが俳優デビューとなる大森元貴には驚かされた……ちゃんと物語に応じた演技で、俳優として様になっているのだ――なるほど、ジャンルは違えど舞台に立つアーティストとして自分をどう表現するか、と言う見せ方は承知している、と言う事か……
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