京成ローザでファーストデイに観てきた。
いやあ、たしかに大長編だ。
開始時間に少し遅れたが「まあ最初の十分くらいは宣伝だろう」と思っていたら、いきなり始まっていて驚いた。だから、奇獣が出始めたところを見逃してしまったが、まあまあそこからはいつものでたらめなノリでガンガンとストーリーが進んで面白かった。
旧大阪万博の太陽の塔を、「奇獣を捉えた」と解釈しているの、すげー良い。ああいうの大好きだ。
でたらめなんだけど、ちゃんと伏線を張っていてストーリーはしっかりしているので、岡本太郎が見たら怒るのではないか？ とか心配になった。それくらい、時間ネタといい、でたらめの扱いといい、近未来の描き方といい、よくできていた。
なんていうか、金のかかった電エースって感じだ。
高度にでたらめなタローマンは電エースと見分けがつかない――というか。
特にタローマンの仲間が節操なく駆けつける辺りは、電兄弟みたいだ〜と大笑いしてしまった。
万博への讃歌でもあり皮肉でもあり、いろいろに読み取れる作品だが、どう受け取ってもいいんだと思う。芸術なんだし。
ただ、タローマンに関してひたすら残念に思うのは、GOさんが生きているうちにやってほしかったなあ……ということ。私なんかより、よほど岡本太郎好きだったから。展覧会とか、あちこち行ってたし。GOさんの感想が聞きたかったよ。ぜったいに、色々とグッズ買いまくってたと思うんだ。
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