土曜日はもう1本。こちらはイオンシネマみなとみらいに移動し、
「恋愛終婚」。
これは、岡元雄作監督自身の婚活経験を踏まえ、婚活で悩む人々にエールを送る恋愛群像劇。
三十路手前、周囲は次々に結婚し、結婚に焦りながらも、恋愛にも未練のある永田遥を、クールな同僚の桂木一輝は「恋愛なんか終コンなんだ」とバカにする。婚活に失敗続きの遥は、「結婚出来るなら何でも言う事を聞く」を条件に、一輝のアドバイスに従って恋愛を捨てて婚活に挑むが……
一方、遥の友人で、結婚にも恋愛にも興味のない天野美月は、援助交際(?)でがめつく稼いでいたが、ママの為に婚活する公務員の佐島武志のコンサルタントを有料で請け負う事になった。
更に、恋愛が全く分からない東大卒の秀才・井上悠人は、恋愛上手な女子高生の佐藤乃愛の家庭教師をしながら、恋愛指南を受けている。
結婚式を挙げたい小泉広海は、何故か最近距離を取りたがる同棲中の桂木匠との関係に悩んでいた……これは、そんな8人が繰り広げる、恋と結婚を巡る一騒動……果たして、彼らは幸せを掴むことはできるのか……
この映画だが、公開規模も小さく、出演者も、あまり有名な俳優はおらず、観た顔なのは、天野美月役の北原里英と、佐島武志役の芹沢興人くらい。
期待をせずに観始めたのだが、これが面白かった。
出演者が8人と多く、そのエピソードが並行して進む展開なので、最初は戸惑ったが、登場人物が頭に入ってからは思わず引き込まれた。
序盤はコメディ色強めで、徐々にドラマを盛り上げて……と言うのは、韓流に多い展開ではあるが、エロにもバイオレンスにも走らず、会話中心で物語を進め、クライマックスは結婚式場で、8人のドラマが4つのクライマックスを迎える、と言うのは恋愛群像劇としても、そしてスクリューボールコメディとしても上々の出来、と思う。
一つ、惜しかったのは、そのクライマックスで、芹沢興人をヒーローにして欲しかったなぁ……冴えないブ男役ばかりの芹沢興人が、炎を背景に正にヒーロー並みの活躍をしたら、これは逆にカッコよ過ぎると思んだけど……ここで主役がかっさらって行くんだから……
エピローグで、4組のカップルのその後を描いたのもよく、最後は苦笑いしながらも幸せな気持ちになれる映画だった。
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