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2024年05月13日00:33

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時空の歪みでテンションup アガリスクエンターテイメント なかなか失われない30年 新宿4/29

(最近の傾向として事後配信の期間がありますので、ネタバレ的な内容は控えめにします)

少々時間が経過しましたが、当日記、もう少し2024年のゴールデンウィークの話題が続きます。。あせあせ(飛び散る汗)
今からだと、7月の「海の日」まで3連休以上がありませんからねぇ。。早くも次のお休みが欲しい筆者がいますあせあせ

さて、4月29日の昭和の日。
久々に2箇所の公演を渡り歩く感じですが、前稿の代官山だと、オッサンにはちとオシャレすぎな傾向がありますので(苦笑)、高円寺のこちらにちょっと寄り道。。

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ということで、2月に一度行ってきた「読み合わせカフェコーヒー」です。前回2月のときは湯島でしたが、4月からは高円寺が“本拠地”となり、かつ、週2回以上の開設と、相当にパワーアップしています。土曜日の日中、しかもお天気も良く…となると、中は大盛況でして潜り込むのがやっとという状態。一気に花開きつつある途上をみる感じでしょうかぴかぴか(新しい)

ここで2時間ほど声出し遊び。まぁ、身体の動きこそあまりないけれど、それぞれのお話のシチュエーションに浸かりつつ声出しができるというのは、やはり没入感は相当なもの。その中で、「賽の河原」というお題の短編も読んできました。三途の川のほとりと思しき場所で、そこを渡りかけているはずの人が、鬼に捕まって河原の石を積み上げる(積み上げないと渡れない)、、というものですが、登場人物が全て理屈を捏ね回しあっかんべー、最終的には“石を積み上げる”という名の労働問題に変わってめでたしめでたし??という流れ。



さぁ、「理屈を捏ね回し」という表現が出てきました。
そこから先、寄り道を終えて行ってきた2箇所目とは、新宿のこちら。

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キャッチフレーズに「屁理屈シチュエーションコメディ」が出てくる、アガリスクエンターテイメントさんの新作舞台「なかなか失われない30年」であります。先ほど高円寺で読んできた「賽の河原」も、このアガリスクエンターテイメントさんによる脚本ですので、どういう屁理屈のやりとりをしているかを“体験”してきた上で臨むということになります手(チョキ)。ここまでくると、かなり貴重なシチュエーションでもあるわけで。


そんなわけで、前置きにだいぶん使ってしまいましたが、今年のゴールデンウィークの新作である「なかなか失われない30年」。モデルになったのは、当日記でも何回か会場として登場した、歌舞伎町にあった「シアターミラクル」。ビル自体はそれなりに歴史があって、まだ存在するようですが、とりあえずは昨年2023年に閉館となった劇場。劇場になる前の変遷を追いつつ、おおよそ平成年間、そしてちょこっと令和にはいる30年の時空が入り混じる、わちゃわちゃとしたコメディですウインク

「失われた30年」はしばしばニュース等で聞くフレーズで、とかく筆者のような氷河期世代が悪役にされがちですが、こちらは「失われ“ない”30年」。そもそもが雑居ビルである、シアターミラクルが入居していたビルの一室を巡り、その変遷をネタにした筋書きが、これでもかというほどの混沌とした空気感の中で登場してきます。

ちなみに、

1994年は闇金融ドル袋の事務所
2004年はデリバリーヘルス揺れるハートの待機場所
2014年は劇場カチンコ(つまり、シアターミラクル)の楽屋
2024年は“更地”の状態で次のオーナー待ち

というのがおおよその流れ。

30年を単に巡るのではなく、どんどんと積み重なっていきますので、わちゃわちゃ度がおしまいにくるほど増してきます。これもまた、あまり書きすぎるとネタバレだらけになってしまうのですが、ちゃんとその頃の時代考証もされていて、スケジュール確認ひとつをとっても、、

1994年だと、スマホでなくPDA(ザウルスとか)
2004年ではガラケー(iモード等)が登場し
2014年ではちゃんとスマホ

さらには未来に出て来るひとは、過去のひとの将来がわかっていて、そこに弄りが入ったり、、
それぞれの時代のことに集中しているせいか、違う時代のひととの衝突?があったり、、

いかにもアガリスクさん的なシチュエーションとしては、多数決は投票で決めようとしたりとか(笑)。

まぁとにかく初めからおしまいまで度々客席から爆笑が起きるという、ハイテンションなステージでございましたウインク

そして、ラストの展開は本当にジーンとくる伏線回収。これは「そうか、そうくるか」という感がありあり。配信でご覧になる方もいそうなので、ここではあえて書かないでおきます。。


今回は、特に女性陣に「あっexclamation」と思わせるようなシチュエーションがたくさん。

その中で、最もえexclamation & questionとなったのは榎並夕起さん。2004年のデリヘル嬢のお一人として登場されていますが、とにかくちょいワル人影な格好をされた夕起さんは当日記ではおそらく初めて。理屈をいっぱい捏ね回すのはこの劇団さんでは常套手段ですが(笑)、いつもの?優等生っぽいお姿からは一変していますので、一番新鮮な感じでした。

特に2004年組はだいたいそんな感じかなぁ。

男性陣は、逆に盤石な“いつもの守備位置”であることが目立つ感じ。
警備員役の浅越さんがブレーカーを落とすと、時代が切り替わるのですが、いくぶん物憂さそうに「やりますか?」となるのが、こちらははまり役っぽい感があります。特に1994年組の皆様はほぼそんな感じでありました。


2時間余りのタイムマシンの旅というべきか、“屁理屈で押し通す”というよりは“わちゃわちゃ感満載”で楽しませるという、ふだんとはちょこっと違うテイストのステージ。これなら“失われなくてもよい”ですし、なんなら“書き換えてほしい”シチュエーションでございました^^


ありがとうございましたぁわーい(嬉しい顔)
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