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2024年04月28日17:47

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読響第133回横浜マチネ@みなとみらい大ホール

都響・東響に続いて本日は読響の新楽季スタート、S.ヴァイグレ氏指揮によりオール
ドイツプロ、古典派・ロマン派・現代(近代かな)をそれぞれ選んで
昨日は同一曲目を東京芸術劇場で「名曲シリーズ」と題して載せたそうですから名曲
なのでしょう(大体横浜マチネはあまりレアな曲はやりません)

まずはロマン派からブラームスの大学祝典序曲、ワタシは一応は受験勉強的なことは
しましたが、ラジオの深夜放送のおせわにはなりませんでしたので、この曲に関する
思い入れは少々一般の方とは違うところにあります
父が所有していたLPライブラリーの中にE.クンツの歌うドイツ学生歌があり、もっぱ
らそっちの方が耳に残っています

ということで、大学祝典序曲は最後の最後を待ち構えていて、Gaudeamusが鳴り響く
と打ち震えるというのが習いです
今日もそんな風に客席で期待していたのですが、どうも今ひとつ燃えません
読響の演奏も、いつもながら模範演奏なのですが、なにか距離感があるようでそそる
ものが感じられないのです

今日の演奏はすべからくそんな感じでしたね

第2ステージはコルンゴルトのVl協奏曲で、この作曲家のものは主としてオペラを含
む声楽作品かピアノ曲を多く聴き、本日の曲は初めてです
ソリストのR.フィリッペンス嬢は、ヴァイグレ氏に引けを取らない高身長、借り物
とはいえストラディヴァリウスの高音は例えようもなく美しい、だけどコルンゴルト
の作品は(作曲者の映画音楽からの引用が多いからというわけでは決してなく)あま
り心に響くものではありませんでした(時折幽体離脱現象が)
戦中・戦前のドイツ映画に詳しくないということもありまして(戦後のものも詳しく
はないんですけど)、名曲なんですか?という感じでした

アンコールは昨日の演奏会をお聴きになった塩ぱんさんのFBで「エネスク作曲」と
なっておりまして、エネスコじゃねーの?と思っていましたが、Wikipediaで確認し
ますと、日本ではフランス表記に従ってエネスコと呼ばれるが、本来は生地であるル
ーマニア語の表記でエネスクが正しいとのこと
もっとも本日の掲示はエネスコとなっておりました
アンコール曲の発表はオーケストラが行うのではなく、ホール側の分担なのですね

15分の休憩後、ドイツ古典派はベートーヴェン、しかし定期でベートーヴェンが採り
上げられるのは希な上に、本日はその中でも希な4番です
ワタシも4年前に都響で聴いておりますが、その前はいつだったか
もちろんディスクでは聴く機会もあるので、本日もオケが弾き始めると「そうだった
そうだった」状態ですが、さてさっぱり温まりません

別にマエストロが冷め切っているわけではなく、いつものように真面目一筋で振って
おられるのですが、そしてオケも手を抜いているわけではないのですが、なにか
遠い感じがするのですね(ワタシの席がA席で2階後方だから?)
でもワタシだけが燃えないのではなく、演奏が終わった後の観客もBravoはもとより
歓声もなく、曲目に親しみがなかったせいでしょうかね

ソロ・オヴェイションは細かなパッセージを吹き収めたファゴット奏者に与えられ
それは納得でしたけど

帰り道は天気もいいことだし、桜木町駅まで動く歩道は使わず、桜通りを歩きました
が、ちょっと風がキツかったかな
来月はマーラーの3番なので、これは期待しましょう


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