「1980ブルゴーニュ」ワイン会

【2024年4月1日】
第1,136回の定例会を開催しました。
場所：港区新橋のイタリアン
人数：12名
会費：19,300円（食事代7,000円を含む）
ワインリスト：
1) 1980 Beaune, Henri Boillot
2) 1980 Pommard, Veuve Henri Mironi
3) 1980 Chambolle Musigny, Mommessin
4) 1980 Gevrey Chambertin, Robert Leblanc
5) 1980 Santenay, Mestre Père et Fils
6) 1980 Blagny Sous le Dos de l'Ane, Henri Clerc
7) 1980 Beaune Cuvee Hugues et Louise-Betault, Hospices de Beaune elv. Savour Club
8) 1980 Nuits Saint-Georges Les Porets, Alain Michelot
9) 1980 Vougeot 1er Cru, l'Heritier Guyot
10) 1980 Corton Renardes, Pierre Andre
11) 1980 Charmes Chambertin, Gilbert Vadey
12) 1980 Clos de Tart, Mommessin

個人的な好みでは、
☆☆☆ 8,10,12
☆☆ 　 1,2,3,4,5,6,7,11
☆ 　　9
でした。

8)は、動物っぽい腐葉土や燻製や白コショウや木樽やプラムの香りと、甘い紅茶や燻製やチョコレートやキャラメルやチェリーやイチゴの味わいでした。妖気に満ちた華やかな芳香がグラスから湧きたつ、素晴らしく妖艶な熟成ワインでした。

10)は、ローストしたナッツや動物っぽい腐葉土や白コショウやチェリーの香りと、キャラメルや紅茶やチェリーやイチゴの味わいでした。雑味のないピュアな甘い果実味が印象的な、優美な熟成ワインでした。

12)は、甘い紅茶や燻製肉やナッツやミントやチェリーの香りと、チョコレートやプラムやチェリーや紅茶の味わいでした。湧きたつような芳香と骨格のしっかりとした果実味とを併せ持つ、素晴らしい熟成ワインでした。

全体的には、期待をかなり上回る、満足度の高い会でした。
熟成したブルゴーニュに期待する、湧きたつような甘い芳香が、どのワインからも感じられました。更には、ピュアな甘い果実味がしっかりと残っていて、ざらつき感のない滑らかな余韻が楽しめました。
1980ブルゴーニュは低評価の年ですが、私は個人的には「言うほど悪くはない」と感じていて気長に収集してきましたが、ここまで大化けしているとは思いませんでした。
また、今回のワインは液面レベルは悪くないものの、抜栓時にカビや液漏れ痕が多数発見されたためワインの状態を危惧しましたが、そんな不安は一掃されました。
1980ブルゴーニュの状態の良いものを見つけるのは相当困難ではありますが、出物があれば躊躇なく購入するつもりです。