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2024年03月29日14:29

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今年の花粉の質が違うのか

内服薬をちょっと変えたのがいけなかったのか
数年ぶりに強めの鼻炎になってしまった。あんまセッションするときに喉鼻病むのヤなんだけどな……!今日は今日で黄砂とんでんだって……?

土曜日はBoA3、悪太郎氏GM。哲学的ゾンビの話って他でやったこと…ないかな…?の巻き。

哲学の話とは言いますが
哲学屋みたいな人たちがキリスト教神智学から離れて現代哲学化してもなお「神」について一応語らざるを得ない
ということを考えると
全くBoAでやるのにふさわしいねというようなお話になるわけです。

今回のヒロイン的ななにかは、
「魂のないクレアータ」(本人いわくクレアータですらない)ものが、
しかし人間と変わらない「反応」を完璧にこなし、
その判断基準となる「過去記録」は、単なるデータベースに十分に捏造した「存在しない思い出」によって現在進行形でシミュレートして作ってるので
「経験的判断」の培いは否定されている

この神の子「ではない」人間と同じように所作する作成物をして、
作成者は「神の孫」を名付けるものです。
はたして、「魂がない」とはナニを意味するのか?


単にヒロインとボーイミーツガールするならその手のPC持ち込んでもいい(というか、その手のPCだいぶ呼んでないねという初期案の話だったぽい)のですが、

錬金術による存在と魂のステージアップや
「魂」を、実存在やリソースとしてフラットに観測しようとする行いなど、

「完全なホムンクルス」、原罪なき体として作られながら、世界を解剖、シフトアップし神に至らんとした悪魔、
シンフォギアはキャロルさんモデルのPCで
どうしても重めなところを語りたくなってしまった。



魂をして、「その人をその人足らしめる物質的要素以外のもの」みたいな言い方をしたとき、
宗教意識の薄い日本人としては、主観的自我みたいなものを想像しがちで、
あるいは「経験(因果)」や「人間関係(因縁)」といったものもこれに付随させがちですが、

人間の場合、「情報の長期・広範囲伝達」が最も大きな特徴である生物でもあり、
すなわち、「次世代に継ぐ遺志」とか「一丸となって」とか、「同じ趣味のものが集まって」とか「あの人はこう思うだろうから」といった、
個人の人生をどちらに向かわせるかというベクトル自体を個人にとどまらない範囲で決定する向きは大きく、
すなわち「フロンティアスピリッツ」とか「ソウルフード」とか「サムライスピリッツ」とか「サムライソウル」とか(サムライばっか)
「多数の人間が共有する“精神”」みたいな「魂」が実はかなり多く、
実にキリスト教的な「魂は不滅」といった言葉も全然これをベースに考えられるものであって、
「個人の主観や記憶がいかに肉体の破壊後も保存されるか」という自己中心的な忌死欲求の満足のためにあるわけではない部分は大きく、

ソレゆえに「社会的に、完全に同じ“反応”を返す」ゾンビを設定すると、「人間と区別できなくなる」(人生を送っている者と社会的に同じになる)なんて思考実験が通るのですが、




なんの話だっけ。
しかしこれはブレカナ。
で、その性質でどんな悪徳が起きていて、これをどう止めるか
というのがゲームの真ん中ではあります。



もちろん、そうしたヒロインに出会って、というハンドアウトはあるのですが、
この彼女が、死亡した作成者の遺産を継ぐという話に対して錬金術師協会がいちゃもんを(魂もない備品ですしね)つけており、彼女を「回収」する作業を開始している、
といった情勢と、

彼女の記憶回路の中に魂を移され、「現在進行形でシミュレートされている彼女の過去」、すなわち10年前のハイデルランドっぽいが、理想をもとに作られている彼女の「両親」の存在している世界にそうと知らず放り込まれ、
しかしてその世界がなんか闇に飲まれつつあるというのをまず目の当たりにして対処を迫られる、
という環境で

PC二人でやっていきます。


実に、
彼女に遺産相続を任せられるか、という問題に、
作成者自身がかなり独自の錬金路線を突き詰めた人で、
自分が作ったのは「神の孫である」といったかなり神智学に一石を投じちゃう主張をする人だったこともあって、
一部いるもう少し宗教側に傾いた協会員とかに異端審問官を呼ばれてしまったりしてて、

ケルバー市政的には、法律的にその遺言を通すこと自体は可能なんですが、
「異端思想の末にできた産物に人権を与える」みたいなことを錬金術師協会の総意としても公的に認めていいか微妙なラインになっちゃってたりしつつ、


別途、昔彼女に求婚したことにある筋金の入った人が、「じゃあ年に1000クラウン稼げる男になれ」と製作者に言われ、
その通りにブリスランドの私掠船長として成功を収めつつも、「いろいろと手が汚れちまった」なんていいながら彼女の前に姿を現せない、という事情を持ちつつ
PCに「彼女を助けてやってくれ」なんて依頼をしてくる。


この汚れた手というのが結構なもので、ありていに言って海竜シルトシュランゲあたりとかなり因縁ができてしまい、
ある種の「宝物」として十分に魅力のある「彼女」を回収すべく、
この船長の因縁を通して彼女を奪いに来ている海魔勢力がおり、
彼女の「記憶領域」を覆いつつある闇を割ってそちらに進出し始めている

といった闇がやっと顔をのぞかせ始めます。

ただ、彼女自身の、「現在の反応基準」を作る「過去の記憶群」は、実は定期的にメンテナンスを必要としており、
これを毎年やらないとゾンビとして「反応する」ことも怪しくなりかねないんですが、
これを行う前に製作者は卒中で逝ってしまいました。

彼女の「記憶領域」を覆う闇は、実はこれが揺らいで起こっており、だんだんダメになっていっちゃう兆候なんですが、
この「闇」の空隙を縫って海魔がケルバーに入ってきているというのが追加でまずいので、
なんとか、「過去」のメンテナンスを独力で行うか、「過去」は捨てて今現在の時代から0から「記憶」を積んでいく方向に切り替えるかを迫られます。
メンテすりゃあいいんですが、そうすると1年ごとの更新が、専門家がいない関係でちょっとずつ大変になりそうな。



とはいえ、
どうするかを決めるための猶予時間も必要ですし、そのためにも「今年一年は」過去ありきでやっていこう、という方針も経ちました。

実に、錬金術師協会が抑えたがっていた彼の「遺産」のほとんどは、
「彼女に遺産相続権を認めた」ときにだけ開く厳重なアトリエにあり、
それ自体も悩みの種だったのですが、

「過去」の製作者の話から、我々PCは普通にこれを開ける手立てを得、
メンテのためにそちらへ向かってクライマックス。

やってきたのは異端審問官と、彼女を呼びつけた宗教に寄った錬金術師。
……なのですが、「鼻だけで相手が異端かどうかかぎ分ける」既出の審問官さんは「違いますね。帰ります」と一言言って去ろうとします。
残った協会員さんは大困惑なのですが、そこに追加で海魔と、
海魔に強い因縁を持ってしまった求婚者さん。

言いたいことがあるなら彼女に自分で言うがいいとよく口を酸っぱくして言ったかいあって、
やってきたうえで、殺戮者として魂をけがしてしまった自分を明かし、
聖痕者に襲い掛かってきます。
おそらくは、引導を渡してもらうために!


ヒロインさんを、
製作者は「神のものではない自分の娘(として、神のものたる証である”生命””魂”は与えなかった)」として、彼女に自分の夢をすべてたくしましたし、
そんな彼女に入れ込んでここまでの運命を作ってしまった求婚者さんもいましたし、
結局協会員やらも彼女の存在や進退に振り回されましたし、

それほどに社会のなかで、人間関係、人々の人生、生きる道と想いにかかわっておいて、

本人には魂がない。

と言われても、
果たして、エゴがないのかマインドがないのか、
ソウルはないといえるのか、スピリットは受け継いでいないのか。
ともあれ、
逆に人の魂を摂取するものとして作成されたホムンクルスであったPCは、
似た出自の「友人」に、少しばかり目をかけ、世話することになったというだけの話かもしれません。
自我などなくても、神が作ったこの世界で、人と人とのつながりの中で「役目」や「遺志」をはたせるのであるなら、
それはなんだ?


PL的には、ある種の「役目」があれば、オカルト的には魂があると言っちゃっていいのではみたいなイメージを
杵柄的には持っちゃいますけどねー。
口が令を発すると書いて命(ミコト)と書く。
「せねばならないこと」があるのなら、それには魂がある。
流れねばならないのなら、水にも魂がある。ような。
そのうえで真教的にね、「口を利くもの」「自由意思があるもの」にそれを限るとしたとき、どこまでが認められるのかは議論があるでしょうが、どうかな?
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