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2024年03月16日10:02

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これぞ「ザ•シンフォニーホール」・・・センチュリー定期

鈴木優人は天才!

大阪 ザ•シンフォニーホール
センチュリー第280回定期演奏会
鈴木優人指揮 日本センチュリー交響楽団
(コンサートマスター 松浦奈々)
チェロ独奏 宮田大
メシアン:忘れられた捧げもの
矢代秋雄:チェロ協奏曲
サン=サーンス:交響曲 第3番 ハ短調 作品78「オルガン付き」

7時から仕事が入っていて、終わるや否やタクシーを飛ばし、シンフォニーホールの階段を脱兎のごとく駆け上がって、ゼイゼイ言いながら休憩後のチューニングの始まったホールの席に着いたという演奏会。そこまでしてでも来た甲斐がありました。

なんとも聞き応えのある「オルガン」!この曲、遅めに恰幅良く行くやり方と、早めにグイグイ行くやり方があって、随分と印象が変わる曲なのだが、今回は(僕が好きな)後者の方。しかも、ダイナミクスといいテンポといい、かなりの振幅で揺れ動く。それがなんとも、しなやかでたおやかで、めちゃくちゃ気持ちがいい。

そして、オルガンの鳴りの強烈さ!このオルガンとセンチュリーサウンドが一体となった「ザ•シンフォニーホール」という楽器の響、それに身を浴することの幸福感と言ったらありません。オルガンのストックの選び方も絶妙で、ここまでオルガンパートが、全ての音でくっきりときこえたのは初めてかも。

最後の、これでもかこれでもかと寄せては返すコーダの波濤を突き抜けて、「ラスボス」オルガンのCdurコードの響柱が屹立、それをティンパニの強打の強烈なリタルダンドでダメを押す快感は、「これこれ、これが聞きたかったんだよー〜」って感じです。

結構埋まった会場は熱狂的に拍手喝采。舞台上のオケの面々も笑顔笑顔の拍手喝采、それをさらっと切り上げて引き上げる鈴木さんの粋さ加減。かっこいいなあ。この人は、やっぱすごいです。何をやっても聞き応え十分。この人の振る関西フィルも、聴きにいこうっと。

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