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2024年03月15日22:21

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ヒビノキ863(03月10日〜03月16日までの1週間/週前半)

2024/03/10〜2024/03/16までの日曜日〜水曜日の週前半の日記です。

■2024/03/10/日
『ARGYLLE/アーガイル』――。

「キングスマン」に続く監督マシュー・ヴォーンのスパイサスペンス。2転3転どころか4転5転する作品で、それほど複雑な筋回しではないが、うっかりすると振り落とされそうになる。ただ、あくまでコメディのり。

ダンスガンアクションや原油スケートをふくめ、最後は監督のおふざけが炸裂する。そのあたりが受け入れられれば〇。続編の構成があるんだろうが第1作目のアメリカ興収はしょっぱかったのは事実。「キングスマン」とクロスオーバー予定。

『ゆびさきと恋々』 Sign.10 「桜志の世界」
https://yubisaki-pr.com/
逸臣の器がでかすぎる。初回の時点で彼を「障碍のあるなしに関係なく女性が恋を抱く理想の彼氏(イケメン)」と表現したけど、その通りの展開だ。逸臣と桜志は糸瀬をめぐり“わかりあった”。こちらも前回ふれたように「登場人物のカップルを続々成立させ物語を収束する展開」へならう。糸瀬の争奪から撤退した桜志は、この構造から見れば、彼に好意を抱くいずみのもとへ落ち着きそうだ。

言い方が悪く、批判されてもいいけど、少女漫画において作者理想の最強恋愛完璧男子が、はっきりした弱点を持つヒロインを庇護して愛を注ぐ文法は古典。以外の男子や女子に負けない/破れない/靡(なび)かない。ですから本作は古典へのっとったジャンル。ですけど、うまくやらないと、作者の願望がだだ洩れになり、物語の操作を露骨に感覚するようにもなる。本作はちょっとそのきらいが強い。

『ぶっちぎり?!』 #08 「悲報!マジで恋する五目そば!」
https://bucchigiri.jp
妥当な展開。メインライン突入。真宝の兄の出所が決定し、真宝は「上手いものが一杯食いたい」と語る兄の希望を叶え「チューチュー飯店」を貸し切る出所パーティを決定。荒仁も協力する。だが、出所直前、真宝の兄は喧嘩の仲裁に入り刺され重体。絶望の真宝に阿久太郎と一夜が誘惑を囁く。真宝に一夜が憑り付き、千夜が憑り付く荒仁と対決するのは、OPから見ても想定以内。

荒仁に千夜が憑り付いた状況と同じ方法で、真宝に一夜が憑り付く。今後は寄り道なしのシリアスな展開になりそう。荒仁は過去――自身が真宝を見捨てて逃げ出した事実を話し、真宝を絶望させるけれど、ごまかさずに正直に告白したのは好感。同時に真宝に本気人をあきらめたと告白させることは、一転、真宝のために、ふたたび荒仁が「本気人となる」ことへの決意へつながるんだろう。

■2024/03/11/月
今年(24年)のオスカーの盛り上りは、結局、日本作品「ゴジラ-1.0」と「君たちはどう生きるか」が受賞したからだと思うけれども、身内がいないと盛り上りの薄い国際スポーツ大会と一緒か。たしかに戦争に関る受賞作品が多い。

『HIGH CARD season 2』 #22 「WINNER OR LOSER」
https://highcard-anime.jp/
これあと2話でたためるのか? バーストからもたらされた情報をもとにセオドールの救出へと向ったフィンたちはバンの能力に妨害され失敗。バンはセオドールの息子のレオを痛め付け、過去に自身と彼が道を違(たが)えた因縁と確執を話し出す。セオドールとバンの掘り下げ。友情と決裂。父親を失い「エクスハンズ」で時間の巻き戻しを願ったバンをセオドールは使命ではなく友情から止めた。

この真実があきらかになる。「過去の原因」を語る方法は物語において案外とむずかしい。最も多く妥当な方法は登場人物の口を借り説明と回想を行う手法。だけれど「セオドール×バン×グレッグの過去」「フォーランド建国の過去を語るララ」、そうして今回の「セオドール×バンの過去」。とにかく過去の回想を作中で多用して頼り過ぎる。おそらく来週も最後にフィンを飲み込んだティルト/サンガルカノの過去。

『姫様“拷問”の時間です』 EPISODE #09
https://himesama-goumon.com/
「(エクス)あれ? 釈放は?」 ホントだよ! 「ビーチチャンバラ」。魔王軍全参加のビーチチャンバラ前大会優勝者の陽鬼 & 陰鬼 vs 姫様のチャンバラ……から全員参加のチャンバラへ。姫様たのしかった。「わかりあった魔王と騎士」。「機動騎兵ソウルクロス」でわかりあう魔王と騎士の同好の志と絆。原作要素を再現したファングッズにキャラクターイラストはいれないでほしい。すごくわかる。

「女吸血鬼またまたちょろい」。1人でトランプ(神経衰弱)をたしなむなかで、姫様の事を想う女吸血鬼。ペシュッツがふたたびのふたたび登場。彼女と姫様の関係を描く場合は立場が逆転するのが恒例なんだな。さすがは姫様。相手の気持ちをおもんばかる。2人トランプたのしい。「トーチャーと親子丼」。な〇卵かな? たしかにチェーン系列は定番が一番いつでもおいしい。安定。

■2024/03/12/火
在宅で下の子の仕事の進捗を確認してると、工程/工数を最初から最後まで順序どおりにやっていかないとダメな子と、かいつまんでやっていって順序バラバラの子と、個人の癖と物事の組み立て方がわかる。

■2024/03/13/水
新卒の就職活動が解禁され10日。エントリーシートを整理する時期だが、「もう日本全体が通年採用方式をとればいいんじゃないかな?」だな。人事の負担は減り、学生は進路と学業の選択がじっくりとできる。悪い事がない。

『戦国妖狐』 #10 「山の神(後)」
https://sengoku-youko.com/
神頼みの一発勝負。山の神の願い――一族の末席に座る泰山の救出と同時に断怪衆の総本山を破壊する。この目的達成のために修行を行う、たま、迅火、真介。一早く修行を完了した真介が子供は斬れぬ/殺めねと千夜を見逃す中で、たまは山の神を巻き込む作戦を計画。神雲と直接対決を望む。修行によって、たまと迅火はパワーアップ。「精霊転化」もパワーアップ。迅火に5本目の尾が飛び出す。

迅火の仙術は五行思想が基本。木火土水の尾はいままで存在した。なら最後は金(かね)の尾だ。もっとも、その五本尾で放つ全力全開の一撃「五行魂」すら神雲は受け止め、片手を失う迅火はさらに六本尾へ覚醒。未曾有の大災害の発生に2人を一蹴する山の神の規格外の強さ。たまの計画を織り込み済みの山の神は根っ子の部分で人外。たまと迅火の魂と引き換えに神雲と千夜を封印する。

『メタリックルージュ』 第十幕 「家族の肖像」
https://metallicrouge.jp/
最終兵器・妹。アジモフコードの束縛からネアンたちを解放するため、金星へ向い、計画の最終段階へと入ったジルたち。計画阻止にルジュ、ナオミ、エデン、アッシュも金星に向う中、密航者シアンを一行は発見する。プロトネアン対策の秘密兵器アンチフェイザーは密航の邪魔で投棄した。この緊急事態にネアンナオミパイセンはゴドウィンらの冷たい方程式ばりに、シアンの宇宙投棄を提案。残酷すぎ。

風呂嫌いシアンを入浴させるやりとりと冗談のウイルス増殖をふくめ、今回の話は古典SF名作短編のパロディ。物語の構造は決戦前夜における、ルジュ・ナオミ陣営の交流と目的の整理。同様にジルたちアルター陣営の交流と目的の整理。ジーンがアエスを味方に引き込むといったことはありそうだが、あと2話。ここから物語を強くツイストする余裕はないし“穏便”な終り方になりそうだ。
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