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2024年02月28日18:48

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「キャッシュトラック」

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しみにしていた『コヴェナント / 約束の救出』が私には今一つだったので、口直しに同じガイ・リッチー監督の傑作ハードボイルド『キャッシュトラック』(2021年)をNetflixで観る。桁違いの重々しさに昨日のモヤモヤが一気に解消された。間違いなく、ジェイソン・ステイサムのベストアクトだろう。3月24日で配信が終了するので、本作を未見で、Netflix視聴環境のある方には強くお勧する。物語は四部構成で、現在と過去を交互に描いていくのだが、主人公の正体と目的を一切明かさない第一章「 悪霊 」がずば抜けて面白い。第二章「しらみつぶし」、第三章「 悪い奴ら 」を多少端折ってでも、謎の男(ジェイソン・ステイサム)の活躍をもっと見せてほしかった。突っ込みどころがないわけではないが、ジェイソン・ステイサムの演じるキャラの魅力がそれを見事に補っている。音楽を担当したクリストファー・ベンステッドの、暗く重々しい中に哀しみを秘めたオリジナルスコアが映像を盛り立てて、実に素晴らしい。

【 物語 】 フォーティコ警備会社にひとりの男が就職試験を受けに来た。男の名は、パトリック・ヒル(ジェイソン・ステイサム)。ヨーロッパのオレンジ・デルタ警備で長年勤務していたが、会社は倒産。職を求めてアメリカに渡って来たベテラン警備員だった。フォーティコ警備会社は先ごろ、路上で武装強盗団に現金輸送車を襲撃され、警備員三名が殉職したばかりで、警備員を補充する必要があった。採用試験を担当したブリットはパトリックの頑健な体躯を見て、「 体力は問題なさそうだな 」と喜んだが、意外にもパトリックの体力は平均並み、拳銃射撃はお世辞にも上手いとは言えず、現金輸送車の運転は下手くそ。なんとか合格点ギリギリで採用試験をパスするのだった。ブリットはパトリックの名字がヒルであることから、彼を「H」というニックネームで仲間たちに紹介した。ロッカールームではさっそく、新人いびりで先輩風を吹かすディヴにからまれるが、Hは歯牙にもかけない。Hはディヴとコンビを組まされ、さらに新人教育係としてブリットがサポートに入り、現金輸送の実務につくのだったが・・・。



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