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2024年01月28日23:37

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ヒビノキ857(01月21日〜01月27日までの1週間/週後半)

2023/01/21〜2024/01/27までの木曜日〜土曜日の週後半の日記です。

■2024/01/25/木
「必要な書類の申請をやりました?」と病院から電話がかかってくる。正直に告白をすると、やろうと思いつつも「めんどくさい」のでやってないだけです。すいません(やらんとな)。ただ、連絡には2重の意味があった模様。

統計と数値で見た場合、やっばりこのシリアスな問題は当事者の自殺率と深く関係している。現在のところ自分にそんな気持ちはさらさらないけど、病院としては約3か月、動きが無くて心配になっちゃったそうで、本当に申し訳なかったです。

『ダンジョン飯』 第4話 「キャベツ煮/オーク」
https://delicious-in-dungeon.com/
センシという偉大な世界のバランスを取る者。動く鎧の群れを切り抜け、下層3階へと進んだライオスたち。そもそもが黄金城跡地の地下3層はスケルトンなどアンデッドの巣窟。センシはこの状況に、自身が耕すゴーレムから野菜を収穫する。そのセンシが収穫した野菜をめぐりオークたちが姿を現す。今回の話はメシ要素より、迷宮の生態系や作品の世界観へと寄った方向の方が強め。

あるダンジョンの生態系崩壊は地上やほかの部分に影響をおよぼしてしまう。環境や社会は“底”の部分を管理する存在が絶対必要で、同時にその存在は大切である。なんでも一緒。コメディでもこういう捉え方が、短編でも見える作者(九井諒子)らしさか。エルフ(マルシル)とオーク(ゾン)の言い争いに見える世界の成り立ちも、狂乱の魔術師を倒す者が迷宮の主に成れる伝説も「メシ」だけではない本作の主題。

『うる星やつら 第2期』 第26話 「電飾の魔境」
https://uy-allstars.com/
旧版のタイトルは「早く来てダーリン!ラムの危険な結婚話」。新版のタイトルは原作準拠。原作は4週に渡り連載した一連のシリーズで16x4の64ページ。旧版も新版も、その長編を1話へとまとめた。ターザン風味の恰好の真吾登場。真吾がラムを結婚のために誘拐。あたるの愛を試すラムが狂言誘拐よろしく悲劇のヒロインを気取る。面堂邸の敷地内が舞台。冒険もの(?)

そもそも面堂グループが開発していた「電気野菜」なる新種野菜の制作意図が意味不明だし、真吾が罠に使う電飾だらけの密林の成立過程がナゾもナゾ。この展開をやりたいために必要な舞台を作り出す昭和のむじゃきさとおおらかさ。2期1話に引き続き、根っ子の部分ではラムを想うあたるの本音が見え隠れ。画面の構図が抱負な堂山卓見のコンテがよく、動き回るキャラクターがにぎやか。

『魔女と野獣』 第3話 「魔女の戯れ ―終幕― he Witch's Pastime: Final Act」
https://www.tbs.co.jp/anime/majo/
犯人はヘインスの引き取った養子の息子2人。ただ、禁具の魔本「サルノワスス」と、息子2人がヘインスを母ではなく女だと感じた劣情の掘り下げがもっと必要なのでは? さりとて前編・中編・後編の3部構成にできるほど分量がないことも事実ではある。「序章」で捜査めいた雰囲気の話の組み立て方はしたものの、展開としては「直接戦闘」や正面玄関から踏み込む話の作り方。

アシャフが赤い液体を皮袋に詰め込み、制服を着せ、ダミー警官を作る。そのダミー警官を破壊した兄弟が、魔本の能力使用の代価――殺人を達成したものと思い込み破滅する。このトリックは少々無理がありすぎる。一連の前編・後編の役割は「魔女」だけではなく「禁具」の脅威を紹介するためにあるんだろうが、物語のしかけをふくめ、全体が寸足らず。説明不足と描写不足は感覚した。

■2024/01/26/金
選挙カーのウグイス嬢で「このヒトはベテランだ」とわかるのは、自陣と別の選挙カーが周囲に来た時に、「〇〇候補の健闘をお祈り申し上げます」と即座に台詞を切り替える臨機応変さ。これはキャリアの経験値。

『葬送のフリーレン』 第20話 「必要な殺し」
https://frieren-anime.jp/
偶然ほしいものが手に入る。人生なんてそんなもん。シュティレの捕獲にフリーレンたちらがとった禁じ手に近い作戦。この影響で姿を隠すシュティレをそれぞれのチームが奪い合う。今回一番重点をおいているのはヴィアベルたちチーム vs ユーベルたちチームの戦い。双方のチーム同士を対決させ、残酷な北部地域の現状と、その北部地域でなおも人間であろうとするヴィアベルの人生を描く。

あくまで北部地域の現状は断片しか情報がないが、魔法使いらが戦争の道具だという想像は確信に近い。ヴィアベルは殺人をいとわない。だが必要ではない殺しはせずポリシーをつらぬく。殺人マシーンにはならない。実際、ヴィアベルはユーベルを手にかけたくなかった/殺したくなかった。敗北したチームメイト2人を「やれやれ」と助け、結界の外に連れ出す。冷酷だが人間臭い得なキャラクター。

■2024/01/27/土
『僕らの世界が交わるまで』――。

俳優のジェシー・アイゼンバーグの監督作品。自身では自覚していないが、双方とも自分の意見をゆずらない親子。その2人の世界が最後にすこしだけ交差する。いかにもA24配給作品で、いかにも監督らしいナイーブでナードっぽい内容。

とにかく痛々しいほどの自己愛的感情を他人に押し付ける2人。観客がハラハラしながら2人を見守る状況がコメディかつホラーといえばホラー。親子が完全にまじわらない最後の筆の置き方にむしろ“希望”を強く感じた。

『薬屋のひとりごと』 第16話 「鉛」
https://kusuriyanohitorigoto.jp/
ふたたび兄弟が手を取り合う昔話みたいな――。羅漢が壬氏のもとへと持ち込んだ鍛冶師三兄弟の秘伝争い。秘伝の技術を息子たちへ伝えずに他界した三兄弟の鍛冶師の父親は、はなれの小屋、箪笥、ガラスの金魚鉢を息子たちに残す。猫猫は、その3つの品物を組み合せ、父親の真意を解き明かす。2話にするほどの内容でもない。とはいえ1話では説明台詞に頼り過ぎ、原作を元に映像を起す意味が薄い印象。

変形する金属を使う謎解き/トリックは「封印再度」以来メジャーになったけれども、父親が兄弟へと残した問題/謎解きは“それ”。兄弟の仲を取り持つ父の物語が、猫猫に強く父を意識させ、今後の展開の導線になっているのはわかる。むしろメインの目的は“それ”で、鍛冶師三兄弟の話は“ツマ”。最後は壬氏が猫猫に突然化粧を依頼してきて次回へ続く。妓女の価値をさげる方法を妓楼へ聞きに行く?

『僕の心のヤバイやつ 第2期』 karte 16 「山田は僕を」
https://bokuyaba-anime.com/
チョコレート三昧。ついにやってきたバレンタインデー本番。市川は山田のチョコを期待し、山田は市川にチョコを渡す頃合を計る。結果どんどん2人は挙動不審になっていく。義理の体(てい)で市川にチョコを渡す山田の「勘違いしていいよ」の高破壊力。ともあれ素直になるまでの両者の右往左往で、よく24分をもたせたな。市川が山田に/山田が市川にチョコレートを渡しオールハッピー。

萌子の完全義理チョコレートを「いわく自分だけはチョコのハートがでかい」とホワイトデーのお返しを決行。「ナンパイ」――南条先輩にコツを教授してもらいに行く足立へ付き合う市川。ナンパイの語る「絶対に男女は理解しあえない」の台詞に「理解しあえる部分を探す方良い」と語る市川。この部分に作者本人の恋愛と男女関係へとたいする捉え方が匂う。ゆえ山田が選ぶ男子は市川。
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