精神的にもちょうどosterreichを聴きたい感覚になっていたので、寒い冬の空気とも相まって音楽を楽しんで来ました。
最初に出演したpollyの途中で会場に到着。
端正に音を選んで伝える音楽性なのかと感じていたら、ラストにシューゲイザー的な激しさがあって驚きました。
osterreichはSteve Reich的に構造と音響で聴かせる曲もあれば、繊細な感情を歌心や叙情性と拍子変化で伝える曲もあり、どんどん純度が高くなっている感覚。
それでも3人のヴォーカルの人の声の魅力があるために、観ていて鑑賞モードになることもなく、会話に包まれているような気持ちになりました。
「無能」の雪景色を思わせる情緒、「楽園の君」の会場での一体感、そして「動物寓意譚」後半での「これを続けたい」、「これに向き合うことしか無い」と言う切実な感覚に心を揺さ振られました。
■セットリスト
1. 映画
2. caes
3. 無能
4. swandivemori
5. 家族の結末
6. 動物寓意譚
7. Question
8. 君をつれてゆく
9. 遺体
10. 楽園の君
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