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2024年01月25日00:34

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実に興味深い展覧会,是非足を向けたいと思いました

 現在の美術の動向について幅広く知るためにも,また郷土の文化について知るためにも是非足を向けてみたい展覧会だな,と思いました。

 僕がもっとも頻繁に鑑賞する美術作品というと,やはり絵画です。「お前はいつも『特定ジャンルに偏らぬ鑑賞を心掛けている』と言っているではないか」とのご指摘も予想されるところですが,美術館やギャラリー等で開かれている展覧会の殆どが絵画展なのですから,やはりどうしても絵画を鑑賞する機会が多いということもあるでしょう。無論,かく言う僕が美術鑑賞全般を好んでいるので,絵画鑑賞も当然大好きということも理由の一つには違いありません。

 そんな僕が絵画鑑賞のために赴くのは,主に美術館です。僕が訪ねるのは殆どの場合「面白そうだな」と感じた企画展ですが,そんなときに別の展示室では現役の美術家グループ(「会派」と呼ぶそうです)による展覧会が開かれていることもあり,以前から気になってはおりました。何といっても鑑賞者である僕と同じ時代の同じ国に生きる人々の作品なのですから。或る時にたまたまそうしたグループの役員を務める方と知り合いになってそうした展覧会にお邪魔したところ,いわゆるコンテンポラリーアートもありましたが,それとはまた違った写実的な風景画や人物画などの多数展示されていて「おや!(。・о・。)!」と感じさせられたのを覚えています。日本画ですと現代でも風景画や人物画はそれほど珍しくありませんが,とくに油彩画などではそうした作品を見掛ける機会は多くありません。現代の絵画といえばコンテンポラリーアートばかりなのかと思っていた僕は「このような美術作品が今も盛んに制作されているのか」と,僕は何やら蒙を啓かれたような思いに囚われました。

 そうした美術展,数多く開かれているので訪ねること自体は難しくありません。東京であれば,たとえば東京都美術館や国立新美術館などの展示予定表を見れば判るように殆どの日にそうした展覧会が開催されているので「会派云々は別にして,まずは観てみよう」というのであればすぐに鑑賞することが叶います。しかし当然ながら会派ごとに作品の傾向は異なり,その中で自分が「鑑賞してみたい」と感じる作品の多い会派に出会うのは必ずしも容易ではありません。
 そんなことを考えていた矢先,茨城県近代美術館(水戸市千波町)で2024(令和6)年2月12日まで「第13回現美展 新たなる時代へ―超克と挑戦―」という展覧会が記載されているというこちらの記事に出会いました。展示されているのは茨城県内在住の作家による日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書・写真・デザインの7部門の100点と非常に幅広いもので,しかも「会派を越えた作品が集まる」ということですから色々な作品に触れることが叶いますね。更に言えば茨城県在住の美術家による展覧会ということで,特に茨城県在住・出身の人々にとっては「地元ではどのような美術家が活躍していて,どんな作品を制作しているのか」について知る良い機会にもなり得ます。

 かく言う僕も美術愛好家として「現代の美術とはどのようなものなのだろうか」ということを知れると同時に,茨城県出身者として「故郷ではどのような美術家が活躍しているのか」についても一毛両全のこちらの展覧会,とても興味があります。僕自身も是非足を向けてみたいし,皆様にも鑑賞をお薦めしたい。そんなことを感じている次第です。



会派越えた100点展示「第13回現美展」 県近代美術館で20日〜(茨城・水戸市)
https://yomiuri-townnews.com/13th-contemporary-art-exhibition/2024/01/20/
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