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2024年01月24日20:11

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クァルテット・インテグラ コンサート@フィリアホール〜ダイヤモンド金婚式@竹葉亭そごう横浜店

田園都市線青葉台駅にあるフィリアホールで行われるコンサートには、かつて(時折)
通ったものですが、改修工事で休館しそれが完工した後もなんとなく足が遠のいてい
ました(特に理由はなく)
久しぶりに行ってみようかなとコンサートスケジュールを見ると、平日午後の(今日
です)マチネでクァルテット・インテグラのコンサートがあるト
この団体は今から4年前、ちょうどコロナの感染者が発生してすぐ、でもまだパンデ
ミックにはなっていないときに、とある人物の(特に名を秘す)紹介で拝聴しました

桐朋学園を卒業したてで初々しく、とても好感度が高く、しかもそのときの日記に書
いた通り、チェロを担当しているのが築地利三郎先生のお孫さんと言うことで今回も
また、ということになったわけです(残念ながら築地杏里さんは今回休演でしたが)

この間にバルトーク国際コンクールの弦楽四重奏部門で第1位、さらに難度の高いこ
とで知られるミュンヘン国際音楽コンクールの弦楽四重奏部門で第2位及び聴衆賞を
受賞して、着実な歩みを固めております

本日はハイドンとバルトークの弦楽四重奏を前半に、後半には本日のコンサートの主
宰者である山崎伸子女史を第2チェロに迎えてワタシの大好きなシューベルトの弦楽
五重奏を組むという、まさに来て下さいと言わんばかりのプログラムです

ハイドンの弦楽四重奏曲は星の数ほどありますが、その中では比較的初期の作品(と
はいっても作曲者49歳のときの作品)ロシア四重奏曲集と名付けられたうちの第1番
ロ短調ということですが冒頭のメロディーはDから始まる、すなわちどう聞いてもDur
で、これがmollとの間を行ったり来たりする、モーツァルトがいたく感銘を受けて、
自分でも弦楽四重奏曲を作曲し「ハイドンセット」と名付けたのは有名な話です(が、
ワタシは初めて知りました)
ハイドンってモーツァルトと比べると薄いよなと思っていたのですが、お手本になっ
ていたのですね(汗)

続いてのバルトークは第一次大戦中に書かれたということからか、不安と焦燥の感じ
られる(ワタシが一方的にかも知れません)「夜の音楽」であります
第2楽章は北アフリカの民謡採取の成果といわれているらしいですけど、バーバリス
ティックな音楽、しかしそれもすぐに終楽章で再び静謐な冷たく澄み切ったバルトー
ク節に戻り、え?これで終わっちゃうの?という感じです

休憩後はワタシもヴィーン・アルバン・ベルク四重奏団にハインリヒ・シフが加わっ
たディスクでかつて愛聴していた大曲です
久しぶりに耳にしますが、やはりシューベルト、歌心に満ちあふれ思わず身体が左右
に揺らいでしまします(後ろの方には迷惑だったろう)

最後の和音を弾き収めると、時計はちょうど16時、山崎女史とクァルテットのリーダ
ー山本一輝さん(vla)がマイクを持って挨拶されて、しかしアンコールはナシ
まぁこれだけお腹いっぱいのコンサートですから、ナシでもいいかな

終演後はあざみ野に移動して(というか帰路ですから)権八さんで天丼セットでも、
と思っていましたが、今日は我が両親の結婚記念日で、ネットで調べるとダイヤモン
ド金婚式に当たるらしい(75周年)
それならば両親の好物であった(そして親譲りのワタシの好物でもある)ウナギにし
ようと、候補は横浜高島屋にある野田岩さんか、そごう横浜店にある竹葉亭さんか
野田岩さんはうな重だけで、他に一品頼まなければならない(酒のアテとして)竹葉
亭さんは萩コースにすれば先付けと酢の物(と水菓子)が付く、ということで初訪問
の竹葉亭さんにしました(竹葉亭さん自体は、その昔本社勤務だった頃京橋のオフィ
スの近くに支店があり、来客に昼の弁当を供するときお相伴でいただいたことが何度
かあります)

机の上に両親の遺影を立てると、ホール担当さんが「おちょこをもう1コご用意しま
しょうか」と訊いて下さる、こういう心遣いはうれしいですね
しかしワタシの思い入れと気まぐれでしていることで洗い物を増やしてしまうのは
本意ではない、丁重にご遠慮申し上げました

まずは献杯した後、当然続きはワタシが飲むのですが、両親の遺影に向かって温かで
ふっくらしたうな重をいただいていると、目がしょぼしょぼしてきます
アルコールのせいでしょうかね
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