〜「青いパパイヤの香り」「ノルウェイの森」などの名匠トラン・アン・ユン監督が、料理への情熱で結ばれた美食家と料理人の愛と人生を描き、2023年・第76回カンヌ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞したヒューマンドラマ〜
〜19世紀末、フランスの片田舎。「食」を追求し芸術にまで高めた美食家ドダンと、彼が閃いたメニューを完璧に再現する天才料理人ウージェニーの評判はヨーロッパ各国に広まっていた。ある日、ユーラシア皇太子から晩餐会に招かれたドダンは、ただ豪華なだけの退屈な料理にうんざりする。食の真髄を示すべく、最もシンプルな料理・ポトフで皇太子をもてなすことを決めるドダンだったが、そんな矢先、ウージェニーが倒れてしまう。ドダンはすべて自分の手でつくる渾身の料理で、愛するウージェニーを元気づけようとするが……〜<映画.comさんより>
冒頭、食材を畑でとってきて、そこから厨房に入り、刻み、加熱し、次から次へと見事な一品を作っていく過程。
結構長かったんだけど、その一連の動きは、カメラの存在を意識させないめちゃめちゃスムーズな流れ。
撮影したのは誰だ?と調べたら『キャメラを止めるな!』のジョナタン・リケブール。そういうことか〜(笑)
また、様々な調理音が自然なBGMとして素敵に響いていた。これらもすべて計算されて作られていたのよね。
観賞前から想像していた通り、今作、とにかく調理シーン、多いです。
調理=ウージェニーの生き様。
材料(素材)や、出来上がってくる一品そのものが心理描写となっていたり。
洋ナシでの求愛、そして、それに応じての・・・の場面は、官能的でした。
ただ、ただ、私の斜め後ろだと思うんですが、座っていた男性が、途中、何度も、私の椅子を蹴ってきて・・・しまいには、途中退場。
まあ、ダメな人にはダメなんだろうなっていうのを目の当たりにしました。
※予告編
https://youtu.be/-WGjyxVkPzo
ジュリエット・ビノシュ、良かったと思います!
終盤、新しい料理人が見つかるっていうとこ。
私、絶対味覚を持ったポーリーンが、あの一皿を作ったんだとばかり。
だって、目の前で食べてるドダンをやたら嬉しそうに見ていたから・・・。
でも、さすがに、調理経験浅いし、若すぎたか(苦笑)
エンディングの、カメラ360度時計まわりパン×2はめちゃ良かった!
1回目、喪失、哀愁、思い出。
2回目、ウージェニーの生き方を尊重&理解しながらずっとそばにいたドダン。永遠の信頼。愛はこれからも心の中に。
今作は映像を味わう作品、それは間違いないと思いました。
ただ、物語らしい物語が、そんなに作りこまれていないので、ハラハラドキドキを期待してしまうと、やや物足りず。
私も残念ながら、あまりにも感情を揺さぶられないので、途中、ちょっと退屈してしまいました。
普段からちゃんとした料理は作らないし、フランス料理なんて、人生で片手ほども食べたことないし!?
根っからの庶民の私としては、しっかり味わえない高級志向の作品でございました。3.5☆
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