思い込みとパニックの怖さ

先日、浜田山の井の頭通りで小学生の女の子と母親がバックして来た車に轢かれて亡くなりました。

この事故の原因はおそらくブレーキとアクセルの踏み間違えです。
加害者の50歳の整備士の男は、整備工場からバックで井の頭通りに車を出そうとしたところ、歩行者がいたのでブレーキを踏もうとしたのに間違えてアクセルを踏んでしまったのだと思います。

そこですぐに間違えに気付いてブレーキに踏み変えればまだ良かったのでしょうが、自分はブレーキを踏んでいると思っているのでパニックになって全力でアクセルを踏んでしまったのだと思います。
車は古いジャガーで5000ccくらいある可能性がありますから、一気に井の頭通りの反対側まで暴走してガードパイプを薙ぎ倒してマンションに突っ込んで止まりました。

こういう踏み間違いの事故は、認知症の老人がやるイメージですが、若い人含めて全年齢やるそうです。
私も数回踏み間違えた事あります。
私の場合は1秒で踏み間違えに気付いたのですぐにブレーキに踏み換えたので事故にならなかったですが、自分はブレーキを踏んでるはずだとの思い込みやパニックになると、そのままアクセルを踏み続けてしまうのだと思います。

対策としては、自分も踏み間違える可能性があると思っておく事と、そういう場合にすぐに踏み替える事を頭に入れておくだけでも違うと思います。
この加害者は、踏み間違えを初めてやったのかもしれません。その為に想定外の事でパニックになってしまったのかもしれません。轢いた事のショックからパニックになった可能性もあります。
私はパニックになった経験がないのでわからないのですが、パニックになり易いと自覚している人は、可能であれば運転自体をやめた方が良いかもしれません。
昔、老人の踏み間違えの車が暴走して、駐車場にとめておいた車をぶつけられた事があります。その老人は事故後、免許を返納したそうです。


■親子２人はねられ死亡＝運転の５０歳男逮捕―東京
(時事通信社 - 12月26日 19:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7689532