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2023年12月16日21:21

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東響第717回定期演奏会@サントリーホール

本来であればワタシはミューザ川崎定期会員で、それは明日なのですが読響の横浜
マチネと重なってしまい、幸い東響は同じ曲目の本日と振り替えが可能です
しかし今度は不幸にしてワグネル現役の定演に重なったので、ここは苦渋の選択です
もしかしたら読響を振り替える手もあったかも知れませんが、読響の場合完売する
公演が多いので難しいのです(それに振り替えが利くのかもわからなかったし)

とにかくそういうことでサントリーホールへGo
本日は桂冠指揮者H.スダーン氏の指揮で「後生の作曲家が改訂したドイツロマン派
の交響曲」というのがコンセプトでしょうか、まずマーラーのエディションによる
シューマンの春、後半にシェーンベルクが管弦楽に編曲したブラームスのピアノ四
重奏曲というプログラムです
この場合、改訂者がユダヤ人であるということは特に意味はありません

シューマンの春は5年前にA.ギルバート氏指揮の都響で聴いており、どういうわけか
季節は今頃、当時の日記に「冬来たりなば春遠からじ」と前振りしていて、あぶない
あぶない、今回も同じことを書くところだった(と書いてしまっていますが)
さらに年明け、成人の日にも読響の横浜マチネで春が演奏されます(どのオケも
真冬に春を、と同じことを考えるものなのかしら)

公演パンフレットによればマーラーの改編は旋律線を際立たせる楽器の補強だった
ようで、5年前と比べてその違いはよくわからないけれど、趣旨は伝わってきました
ただ、本日のメリハリの効いた音楽がそのマーラーに依るものか、マエストロの音
楽づくりによるものか、はたまたそれに応えた東響の技量によるものか、多分それ
らの集大成なのでしょう
言えることは、シューマンがクララと結婚して意欲的になっている、その心意気を
充分に汲んだ改編であり演奏であったということです

休憩を挟んだシェーンベルクによるブラームスのピアノ四重奏曲管弦楽版は、今年
1月に都響の定期で聴いております(都響と東響もよく曲目が被りますね)
絵画のような視覚芸術は、(実物は無理ですが)画像を並べて見比べることができ
ますが、音楽は時間芸術ですのでたとえ録音であっても同時に比較はできません
ワタシのような素人はあくまでも受けた印象を(憶えている範囲で)指摘するのみ
で、その印象も時の経過と共に歪んでくる虞があり、音楽評論家というのは難しい
ことを職業になさっているものだと思います(やや皮肉を込めて)

本日の演奏を聴いた後、改めて前回の日記を読み返してみましたが、同じ感想を抱
いていたようです
ということはあながち外れたことを思っているのではないということですね
当たり前ですが、ブラームス自身が編曲したらこうはなっていなかったでしょう
そもそも編曲するくらいなら、シンフォニーを新たに1曲作曲していただろうと
前回の日記で原曲を聴いてみようと書いておりながら未だ実行していません(恥)
今度はきっと、少なくとも年内のうちに

終演後は大連餃子基地Dalianさんを再訪、今回はメニューを変えて大連蒸し餃子に
白酒サワー、それに大連なのに何故か台湾鶏肉飯をオーダー
今日もお通しにザーサイ(有料)が供せられ、もう驚きません
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