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2023年12月14日20:40

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劇団NLT公演「二階の女」@博品館劇場

先月こまつ座公演を観に行って、これが年内鵜山さん演出の見納めかと思ったらまだ
あったと書きましたが、それが本日の公演でありまして、こんどこそ見納めです
劇団NLTゆかりの作家(団名の命名者)獅子文六の短編小説を飯沢匡が戯曲化した、
それを我らが鵜山さんが演出する、となると本日の公演の仕掛け人は誰なのか

公演パンフレットは1000円で、手の届かない値段ではないのですが買うほどでもない
なので謎解きが書いてあったかも知れませんが、謎のままこの感想を書いています

原作が短編小説ということで高をくくっておりましたが、上演時間2時間50分という
長丁場にビックリ、これは飯沢氏は相当膨らませたのでありましょう
時代背景が昭和13年から16年の開戦当日ということで、いかにも昭和の感じのする
舞台で、昭和前半生まれのワタシが見ても古風な感じがします

登場人物はどれもステレオタイプで、ちょっと見そういう戯画化された人物喜劇かと
思わせるのですが、そこは飯沢氏なのか鵜山氏なのか、一筋縄ではいかない
スリラーじみた不条理劇のようでもあります(ネタバレになるので詳細は省略)

鵜山さんはそういう人物像を、彼特有のデフォルメされた演技で一人一人浮き立たせ
ますが、それに応えられた方と演技が上滑りした方と、力量の差ですかね
総じて女性陣がよく応えていたように思います
台詞の言い淀みや言い間違いにより折角の誇張された性格付けを裏切った方、観てい
る方が身の置き所もなくなる大根ぶりを露呈される方、演出家も大変ですね

一列後ろにアンディーパパさんがおられましたが、見終わった感想を言い合う間もな
く、彼はOB合唱団の練習に向かって足早に去って行きましたので、ワタシは一人で
新橋駅から初下車する高輪ゲートウェイ駅へ、今日は討ち入りの日なのであります

泉岳寺訪問は、まだサラリーマン時代にオフィスのある品川から勤務終了後に行って
以来18年ぶりになります(mixiに日記が残っております)
同じように賑わっておりましたが、四十七士の墓所詣ではさすがに割愛しました
線香代300円を納める必要があったということもありまして(そこまではしませんよ)

鵜山さんは来年もすでに文化座、加藤健一事務所、文学座(オセロです)、こまつ座
公演が決定しており、ワタシもまたいざ生きめやもであります
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