兄の遺児である甥は三年前に入籍しているのですが、折からのコロナ禍で式と
披露宴は挙げておりませんでした
ようやく5類移行に伴う規制緩和で挙式できることになりましたが、父親は
それを待つことなくこの5月に旅立ちました
それでも残された親族が一堂に会して若夫婦を祝おうと、しかしAlas！ 挙式
の日はこともあろうにワタシはガラコンの練習日に重なって出席叶いません
これがその他大勢の合唱団員なら練習をブッチできるのですが、伴奏者となる
とそうもいきません（余人を持って代えがたい、ってか）
一応M縣先輩がカヴァーとしてアサインされているのですが、どうもご本人に
その意識がないみたい
というわけで、晴れの式典に列席できない罪滅ぼしに、この叔父さんは甥夫婦
とその母親を食事の会に招待することになりました
当初新宿で若向きの場所を予約したのですが、甥のご意向に召さなかったようで、
ならば主賓の希望に合わせようと、彼らの選択は上野のジビエ系日本酒居酒屋、
なるほどこれが今時のお若い方の好みなのですね（和テイスト）
小金井から来る彼らを、こともあろうに中央線に立ち入りトラブルで電車が遅延
前途多難でありますが、予約した2時間が1時間半になった短期決戦、あれこれ
アラカルトで注文することをあきらめ、店のお任せコースで飲み物は日本酒一本
でも、お酒も料理も結構なものでした
今日のお任せは 嘗め味噌三種（辛味噌が旨い）、新鮮野菜（大根や蕪、パプリ
カなど生でスライスして味噌をディップに）、刺身盛り合わせ、ぶりの照り焼き
と椎茸（ふっくらジューシーで酒が進む）、小鍋（黒毛和牛の肉豆腐）、ジビエ
炭焼き盛り合わせ（鹿、ウズラ、猪）、これに〆は追加で羽釜炊きの蛸飯を
地酒はほとんどその名が初耳で選択に迷いましたが、新婦は岩手出身ということ
で「与右衛門」をオーダーしたところ、これが当たりでした
（ワタシのチョイスは福井の九頭竜で、これはハズレ）
ワタシの繰り出すらちもない親父ギャグにも屈託無く笑っていただき、甥による
と彼の父親も（ワタシの兄です）同様にしょうもないことを言っていたらしい
容姿も性格もワタシとは正反対の兄でしたが、DNAには父譲りの相通ずるものが
あったのでしょうか、思わぬところで肉親であることを再認識させられました
次回は横浜中華街で、という新企画を約束させられました（お安いご用です）
ログインしてコメントを確認・投稿する