映画「竜二」

元々1983年の映画でダウンタウンのまっちゃんや千原ジュニアがベストシネマとして挙げていたのが、ずっと頭にはあったけど、忘れていてレンタルする事もなかったが、それがこの度リバイバル上映される事を知り、なんとか最終日に都合をつけ間に合いました。

東京は新宿のヤクザ組織に属する竜二。舎弟はひろしと直の二人いるが貧乏ながら夢見て生活している。
そんな頃、竜二の女が妊娠する。それと同じ頃につまらない事で警察沙汰になる。
保釈に300万いるが、そんな金のあてはなく竜二の女が九州の親に泣きつき竜二との別れを条件に金を工面するが、竜二は激怒するが別れる。
年を重ね、闇ルーレットのシノギも上手くいき、懐はあたたかくなってきた。
ヤクザ家業に飽きた事と、女と子の未練があり堅気になり、九州に二人を迎えに行き、東京で真面目に働きだす。

切った張ったもなく、ヤクザ映画らしくない。エネルギーが有り余った若者の青春映画のように感じ、長渕剛のとんぼや彼のヤクザドラマや映画を思い出した。
色々ネットを見ていると、多くの人がそれを指摘していて、この作品はかなり長渕に影響を与えたようだ。

関係ないが舎弟のひろしは北公次が演じており、元祖ジャニーズ事務所の暴露本を書いた人。そんな人が輝いている映画を、今のこのタイミングで見るのが中々感慨深いものがあった。
もう一人の舎弟は桜金造が演じていて、彼も素晴らしい演技で、話にアクセントをつけていたて良かった。

昭和も感じれて良かったです。