mixiユーザー(id:1506494)

2023年11月02日19:29

27 view

今日我はあれましぬ

mixiのトップ画面が誕生日仕様となって、今日だけのことなのですね
FBでも、多分「今日は曽倉哲さんの誕生日です、メッセージを贈りましょう」などと
いう押しつけがましい表示があったのではあるまいか、相次いで3通ものお祝いコメン
トをいただきました

誕生日祝いのコメントはともかく、お一人様で祝うとなると何かないものか演奏会を
物色いたしましたところ、平日のマチネは少ないんですが、伊藤悠貴さんという方の
チェロリサイタルが目に留まりました

伊藤さんという方は(ごめんなさい)全然存じ上げませんでしたが、今年生誕150年
となるラフマニノフのコンサートということで、これは一聴の価値ありです
みなとみらいまで足を運びました

メインはチェロソナタですが(だろうね)、歌曲をチェロで演奏するという(編曲は
演奏者ご自身)プログラミングです
ラフマニノフの歌曲といっても、超有名なヴォカリーズの他は「やめてよその歌(と
いうタイトルで知っている)」と作曲者がピアノソロのために編曲した「ヒナギク」
しか知りません
でも肉声に近いと言われるチェロですから、仄暗さもあるロマンの香り高いラフマニ
ノフを吟ずる、悪かろうはずがありませんのでかしこまって拝聴いたしました

うん、悪くはなかったのですが、やはり歌曲というのは詩と音楽のコラボであります
言葉が先か、音楽が先かという議論は抜きにして、いずれも重要
言葉が表現しているものを敢えて音楽で上書きすることもない、だから言葉を抜いて
しまった歌曲は(そればかり14曲聞かされると)少々物足りないものを感じます
(ワタシはロシア語は全くわからないので、そこらへんを突っ込まれると弱い)

短調による曲が多かったせいかもしれませんが、もう少し変化に富んでいればね

休憩後のチェロソナタは、やはり始めから器楽曲として作曲されていますから、充分
に雄弁でありますし、歌曲と違ってかねてから馴染みの曲目ですから、こちらの受け
止め方におのずと差があります(それほど度々聴いているわけではないのにね)
伊藤さんはおしゃべり好きなのでしょうか、トークタイムなんかも結構あって(明日
発売のご著書の宣伝なんかもあったりする)、予定の曲目を終了したところで既に
2時間オーヴァー、そこからアンコールは合唱交響曲「鐘」からフィナーレの音楽
それだけで済むはずもなく、「皆さんこれをお望みですよね」という言葉と共にやは
りヴォカリーズで〆となりました

本日使用されたピアノはみなとみらいホール所有のものではなく、ラフマニノフが
自宅で作曲に使用していたという1932年製のスタインウェイ、超年代物です
休憩時間中、ステージ前に押し寄せてスマホで撮影する聴衆、みなとみらいホール
は会場内撮影はNGだったはずなんですけど、客席案内嬢に確認すると演奏中では
ないので構わないとのこと、ならばワタシも2階席から撮らせていただきました

2時間半たっぷりワタシの生誕日を祝っていただきました

コンサートは時間たっぷりでしたが、13時30分開演ですから夕食までは間があります
誕生日の晩餐を外食するには中途半端な時間でしたので、そのまま帰宅、かねて買い
置きの牛スネ肉を使ってブフ・ブルギニョン(らしきもの)を作って食しました
ワタシも亡き母の子で牛肉大好きです
2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年11月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930