「1985ボルドー」ワイン会

【2023年9月25日】
第1,109回の定例会を開催しました。
場所：台東区上野のフレンチ
人数：12名
会費：21,000円（食事代6,500円を含む）
ワインリスト：
1) 1985 Ch. Taillefer
2) 1985 Ch. Yon Figeac
3) 1985 Ch. Soutard
4) 1985 Ch. La Tour de By
5) 1985 Ch. Lalande Borie
6) 1985 Ch. de Fieuzal
7) 1985 Clos Fourtet
8) 1985 Ch. Troplong Mondot
9) 1985 Ch. Canon
10) 1985 Ch. Montrose
11) 1985 Ch. Cos d'Estournel
12) 1985 Ch. Haut Brion

個人的な好みでは、
☆☆☆ 10,11,12
☆☆ 　1,2,3,6,7,9
☆ 　　4,5
でした。

10)は、ローストしたナッツや燻製やブラックカラントやコーヒーの香りと、ミルクチョコレートやヨーグルトや紅茶やブラックカラントの味わいでした。舌を掴むような凝縮感のある、まだ若さも感じられる骨太なワインでした。

11)は、甘いバニラやローストしたナッツや西洋杉や森の下草やブラックカラントの香りと、チョコレートやカフェオレや燻製やブラックカラントの味わいでした。甘味と酸味のバランスがとれた複雑な風味の、優美な熟成ワインでした。

12)は、甘いバニラや葉巻や西洋杉やナッツや燻製やブラックカラントの香りと、ミルクチョコレートやバニラや過巻や紅茶やブラックカラントの味わいでした。葉巻の風味が前面に出たこれぞ Haut Brion という妖気を感じさせるワインで、☆☆☆☆に近いレベルでした。

全体的には、ほぼ予想通りのレベルでした。
比較的評価の高い年ですが、4)5)のように未熟なカベルネの特徴であるピーマン香を感じるワインもあり、満遍なく高品質という訳ではなさそうです。
劣化の兆候があった8)を除いて、まだしっかりとした果実味が残っていましたので、状態さえ良ければ、あと10年は十分に楽しめると思います。