mixiユーザー(id:1750116)

2023年08月12日21:56

174 view

体重移動で曲がるのは都市伝説

バイクの開発部門で世界的に有名だった技術者の人が「体重移動で曲がるのは都市伝説」と言っています。
この人は、元ヤマハのエンジニアで、色々な雑誌やマスコミやネットに登場する有名人です。
よく目にするバイクの曲がる仕組みの専門的な難しい説明は、この人が書いてる物が多いです。

この日本のモーターサイクル技術の権威の一人と言える人が、「体重移動で曲がるのは都市伝説」と言っています。
人は権威とか専門家と言われる人に弱いですから、これを信じてしまう人は多いでしょう。

何のしがらみもない素人の私がはっきり言います。
これは大嘘です。信じてはいけません。
体重移動で曲がるのは基本中の基本の一つです。

ただし体重移動だけでは曲がりません。
ステアリングを切る事も基本中の基本の一つです。
バイクは、ステアリングを切ることと、荷重移動する事と、バンクさせる事で曲がります。
この3つの要素を上手く連動させて曲がります。

あえて重要度の順位をつけるとすると、
ステアリング操作>荷重移動>バンクです。
なぜこの順かと言うと、
超低速走行ではステアリング操作だけで曲がる事が可能だからです。
逆に荷重移動してもバンクさせても、ステアリングが全く切れていなければバイクは曲がりません。
だから一番大事なのはステアリング操作です。

速度が時速10キロでも出てたら、荷重移動させるかバンクさせないと遠心力とバランスが取れなくなります。
バンクより荷重移動のほうが重要度を上にしたのは、中速以上のコーナーではバンクも使わないと遠心力とバランスが取れなくなりますが、低速コーナーの場合はバンクさせなくても荷重移動とステアリング操作で曲がる事が出来るからです。
わかりやすく言えば、全くバンクさせずにリーンインで曲がる事が可能だからです。

ハイスピードのコーナーリングを求めなければ、深いバンク角は必要なく、バイクは荷重移動とステアリング操作だけの意識で曲がる事が可能です。
この理由でバンクの優先順位を低くしました。
タイヤのグリップが破綻しない限り、バンク角は深い方が良く曲がりますが、最も旋回力が高くなるバンク角になるまでは時間が必要なので、バンク角で曲がるのは即効性がありません。
最も即効性があるのはステアリング操作です。
バンクも荷重移動の一つの方法です。

ステアリング操作だけの意識だけでもバイクに乗る事は可能ですが、余りお勧め出来ません。(自転車はステアリング操作だけの意識で乗ってる人が多いと思います)
理由は、ステアリング操作だけでは、速度を上げるのが難しいですし、バランスが悪くなるからです。
またステアリング操作は効果が大き過ぎるので、急な動きになりやすく安全性が下がるからです。
コーナーリングは、荷重移動とステアリング操作とバンクの適度なバランスで曲がるのが理想です。
コーナーリングが得意ではない人は、このバランスが悪いです。
どこかに偏った走り方になってる場合が多いです。
ステアリング操作に問題がある場合が多いです。
全部一緒に始動しても良いのですが、荷重移動、ステアリング操作、バンクという順の意識で操作するのが最も簡単だと思います。
急いで何かを避けないといけない場合は、ステアリング操作と荷重移動を同時に始動するイメージが最も早く避けられます。

権威とも言える有名な技術者が、なぜ間違った事を言ってるかというと、一言で言うと、頭デッカチだからです。
この人はバイクに乗っていますが、動画を見ましたがお世辞にも上手とは言えません。
センサーのレベルが低いので、荷重移動の大切さに気づけないのでしょう。
荷重移動の意識が無くてもバイクは曲がります。
ステアリング操作とバンクの意識だけで、ツーリングレベルであれば問題なく走らせる事が可能です。
彼は一つ大きな誤解をしています。
バイクをバンクさせる事は荷重移動の一つの方法だという事が抜け落ちています。
バンクさせれば内側に荷重がかかるので普通に走る分には十分の荷重が内側にかかるのです。
体を内側に入れれば、より速くコーナーリングする事も可能になります。

https://youtu.be/W3wvB0GuUt4
12 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年08月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

最近の日記

もっと見る