バリ島にやってきた。
インドネシアでの生活が始まって３年半。
その間のほとんどがコロナ渦だったので旅行にも全く行けなかった。
だが、ここにきてそのコロナも落ち着き、やっと日常が戻ってきた。
なので連休を利用して、バリ島に初上陸した。
当然、自転車は持ってきた。
向かう先はキンタマーニ。
カルデラ山の山頂ある集落で、眼下にカルデラ湖が広がる。
ヒンズー教の大きな寺院もあり、ここを目的地とした。
標高は1450ｍ。
海沿いのホテルから出発するのでまさに1450ｍ上ることになる。
ホテルを出発して海岸沿いに30�卅�る。
この時は雲が多いがまだ薄日が差していた。
ただ、山のほうを見ると雲がかかっており、山頂は全く見えない。
案の定、上りが始まるとすぐに小雨がぱらついてきた。
しかし、ここは赤道に近いインドネシア。
カンカン照りよりかは、小雨がぱらついているぐらいのほうが
体には優しいかもしれない。
道も5％ぐらいの斜度でひたすら直線的に上っていて
日本のような急斜面でつづら折れが続くといったような道ではないので
こちらも体に優しい。
その後、カルデラの外輪まで来るとアップダウンが始まった。
しかも霧が出はじめ、視界が10mぐらいになった。
引き返すかどうか悩みながらも走っていると、目的地の寺院に到着した。
寺院では霧も晴れ、少し視界も良くなったが眼下に広がっているであろう
カルデラ湖はほんの少ししか見えなかった。
翌日は前日の疲れもあったので、浜辺のベッドで横になり過ごした。
時々、海にも入ったりしたが、ほとんど浜辺で寝ていた。
日本では浜辺で何時間も寝るなんて考えれれないだろうが
こちらでは、海から常に吹いてくる乾いた風が心地よくいつまでもいられる。
そこで過ごしていると本当に心身ともにリフレッシュできた。
バリ島では目的なんか持たないで、何もしないことが一番だということが
よくわかった。
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