mixiユーザー(id:9051319)
2023年06月02日23:05
656 view
ヒビノキ826（05月28日〜06月03日までの１週間／週前半）
2023/05/28〜2022/06/03までの日曜日〜水曜日の週前半の日記です。
■2023/05/28/日
27日（土）に都内でオフライン・セッション――。
『デモンスパイク』のGMをやらせてもらいました。
https:/
参加したメンバーは感染対策ともども協力ありがとうございました。今回の感想は当日の様子ではなく、ゲームルールの紹介と所感です。
●登場キャラクター（50音順）
▼PC� ‐�川ヒナタ／カリン 血流角２
性別不明で男女の区別も曖昧。男子と女子で雌雄と性格がいったりきたりする。男子のヒナタは陰キャ。女子のカリンは陽キャ。傷痕は薬物中毒。
▼PC�◆〇扱遒劼弔検〕彊�角２
白髭のオジサンで戦闘では凶悪なブラックサンタクロースに変身する。ネット中毒／ネット廃人で界隈では一部伝説の人物だがちょろい。傷痕は疎外。
▼PC�� 星野光央 空斬角１／金剛角１
シナリオのボスに彼女を寝取られてしまう過去の持ち主。くわえて、その恋人は死亡していた。犯罪集団・墨龍連合に所属。傷痕は悲恋と別離。
▼PC�ぁ‖磧（嬌�（へび） 疫病角２
記憶喪失で発見され、以来、宗教団体・燈の真道に身を寄せる。戦闘では白蛇の蛇頭に頭部が変身。とにかく隙を見て人々を団体に勧誘する。傷痕は忘却。
●プレイの内容
（１）
『デモンスパイク』は、自身のトラウマが関る肉体的・精神的な“傷痕”*1に、超常の力を宿す角――呪角（じゅかく）*2 のはえたスパイクユーザー *3 をプレイするゲームだ。呪角は特異な能力をもたらすが、能力を使用したなら“傷痕”は痛み、すぎれば“暴走”する。そうして“暴走”により恐るべき能力をそなえた「デモンスパイク」 *4 は誕生する。PCが立ち向かう敵でありPCの未来の姿だ。*5
本作においてPL／PCは、「デモンスパイク」になることを回避しながら、呪角の能力を乱用するスパイクユーザーや敵性団体の悪事をくだいたり、呪角が原因の超常事件を解決する。 *6 社会治安を乱す“外敵”や“被害”と、政府が認定した、呪角の関る案件を仲介するのが公安正常化局。 *7 だが、同時に正常化局は、PCの監視と排除を行う鎖だ。この設定が本作の舞台の一連の雛形だ。*8
（２）
新作TRPGの紹介にならい、この感想は「ゲームルール」「呪角と技能と人間関係」「シナリオ構造」「作品の雑感」の順番でまとめていく。ただ、最初にふれておく。トラウマがPCの力の源で、その“傷痕”をゲームルールに落し込む本作は、今風の世界設定とシステムでおもしろい。ゲームとしての“あや”も多い。*9だが、ルールブックは非常に読み辛く、とっちらかっている。*10
「ゲームルール」について。キャラクターは【運動】【操作】【反応】【意志】【魅力】の５種類の能力値を持つ。キャラクターシートには【建前】の能力があるが、この部分はあきらかな誤植・誤記だ。無視せよ。*11 行為判定は【能力値】 ＋ 2d６ ＋修正で行う。この達成値が「10」以上なら行動は成功する。くわえて、行為判定には「振り足し」と「成功度」の要素が存在する。
（３）
判定に使用したダイスのうち２個のd6の出目が「10」以上の場合、ふたたびダイスロールを行い、*12 結果を加算する（PLが任意の2d６を選択する。「呪角と技能と人間関係」も参照）。PLは、この「振り足し」を「10」以上の出目がでなくなるまで繰り返す。*13 「成功度」は最終的な達成値の10の位だ。達成値が「36」なら「成功度」は「３」。「対抗判定」では「成功度」を比較して勝敗を決定する。
「呪角と技能と人間関係」について。「呪角」はPCの“傷痕”へと生じる超常の器官だ。「呪角」の種類でPCは特殊能力を得る。ルールブックが収録した「呪角」は10種。*14 「技能」はPCの持つ得意分野をあらわすが、本作の技能は少々毛色が違う。「足が速い」「色白」など、PCの特徴を形容する自由なものだ。*15 「人間関係」は額面のとおり。PCがシナリオの登場人物と結ぶ関係をあらわす。*16
（４）
「呪角」「技能」「人間関係」に共通するのは行為判定の上昇効果だ。「呪角」「技能」は、その［強度］だけ、判定の達成値を上昇させることができる。これらの上昇の仕組みは「呪角」は脚注の※17を、「技能」は脚注の※18を参照にしてほしい。「人間関係」は行為判定で振るダイスに［強度］と同じ値だけ追加ダイスをもたらす。たとえば［強度］が「３」なら追加ダイスは３個だ。*19
「対抗判定」の勝敗は「成功度」を比較する。これからわかるように、PL／PCは「呪角」「技能」「人間関係」を上手く利用しないと勝利できない。*20 これらの使用にはロールプレイや演出も必要だ。*21 「呪角」の使用は、本作のPCのHPにあたる【抵抗力】を減少させてしまう。「技能」は一度使用したなら回復するまで使用できない。この部分がゲームプレイに強力な“あや”を呼び込む。*22
（５）
「シナリオ構造」について。「シナリオ構造」はサイコロフィクションと同様のサイクル形式だ。PL／PCは特定のサイクルの中で、調査や装備の調達を行い、最後にボス（障害）と対決する。PCがサイクルで行う行動は「調査」*23 「休息」*24 「内省」*25 「獲得」*26「戦闘」*27 の５つ。詳細は脚注を参照にしてほしいが、いずれにせよPCが自身の行動を行い、全員の行動が終了したときサイクルが経過する。
特筆すべきは、PCが対決する「デモンスパイク」が持つ「アナセマ能力」*28 だ。この能力は「デモンスパイク」のみ所持する万能無限の能力だ。「人差し指で指す相手が死亡する」といったものもできる。*29 PL／PCは、「アナセマ能力」の調査して対応手段をかんがえないと絶対勝利できない。*30 つまりは「アナセマ能力」の把握と解決が「シナリオ構造」の一部になっているわけだ。*31
（６）
変化する戦闘と戦場を表現した「危険度」と「状況表」のゲームルール、*32 スパイクユーザーが身に宿す暴力衝動を表現した「ＵＶ」*33 など、本作にはこのほかにもユニークなゲームルールがいくつもある。ただ、（２）の上段でしめしたようにルールブックは非常にわかりづらい。原因は「構成の悪さ」「文章の曖昧さやぶれ」「記述もれ」「存在してない数値や内容」と一杯だ。*34
キャラクターシートというプレイに必須なアイテムの中に存在してない【建前】があるなど、ルールブックが起因の「わかりづらさ」は無数に存在する。この部分の解消はユーザーだけでは荷が重く、公式の対応へかかる。*35 このため今後。公式が問題解決に乗り出す熱意を見た後で、購入を判断したほうがいいかもしれない。*36 ユニークなシステムだけに残念である。
●脚注
※１ 傷痕”と“苦痛”は、癒えることも／消えることも一切ない。呪角が発生した時点で、その“傷痕”は永遠にPCに責め苛む。この影響によって大抵のスパイクユーザーは心身を壊す。短命な人生へと終るか、暴走してデモンスパイクとなってしまう。
※２ 正式名称は「次元尖頭」と呼ぶ。だが、この名前で呼ぶスパイクユーザーはほとんどいない。“スパイク”のスラングで呼ぶ。呪角が引き起す現象は、一種の「現実改変能力」だ、このため常人は、そもそもこれらの能力が引き起す現象を認識できない。人々の脳が現実で「つじつま」の合う現象へと置き換える。
※３ 呪角を持つ人々の総称。人口は世界で数十万人だといわれる。なお、スパイクユーザーは太古から存在しており、本作の設定では、スパイクユーザーが伝説や神話に潜む鬼や悪魔といった怪物、あるいはそれらを討伐した英雄とされる。
※４ スパイクユーザーが“傷痕”の痛みへと耐えられず、あるいは力の使い過ぎの負荷で暴走した結果、変化した怪物を指す。能力だけで見るなら、デモンスパイクはスパイクユーザーを完全に凌駕した存在だ。また万能無限の能力「アナセマ能力」を身に付ける。「アナセマ能力」については、脚注の※28〜※31を参照。
※５ PCは再起判定――本作のHPにあたる【抵抗力】が０になった状態で行動可能かどうを判断する判定――で「自動失敗（2d６で１ゾロ）」をロールするとデモンスパイクとなってしまう。PCはPLの手を離れ、以後、GMが管理する。
※６ ※４も参照。「アナセマ能力」の設定があるならば、大抵のシナリオ ＝ 物語が作成できるだろう。「アナセマ能力」については（５）の下段を参照。
※７ 内閣直属の秘密組織で、国内のスパイクユーザーや、スパイク事件の監視・解決を行う。人員は約数千人規模。ちなみに一般の人々はスパイクユーザーや能力を把握してない。というよりも把握できない。※２も参照。
※８ 呪角に関る超常事件が発生する。 → 公安正常化局の依頼。 → PCか事件解決に乗り出す。
※９ 世界設定を上手くゲームルールに落し込み「設定だけではなく」「ゲームルールだけではない」双方の要素が融合したユニークなものになっている。
※10 （６）を参照。おそらくルールブックの精読だけでは完全に理解できない。実際にゲームプレイをやってみないと分からないだろう。
※11 あまりに堂々としているため、だれもが誤植・誤記ではないと疑うけれども、【建前】に関る数値の決定方法は、現在まで一切確認できていない。
※12 （４）を参照。この「振り足し」のダイスロール以前に、「人間関係」の使用で追加ダイス（「Ｄ修正」と呼ぶ）を得た場合、PL／PCは追加ダイスをふくめ「振り足し」のダイスロールができる。たとえば「強度２」の「人間関係」を使用した行為判定では、2d６の追加ダイスを得て4d６をロールする。このとき２個のd6の出目が「10」以上だったならば「振り足し」でも4d６をロールする。
※13 達成値が１00で「成功度」が10以上もゲームルールとしてはありうる。ただPL／PCが行為判定で使用可能なダイスの最大値は5d６だ。
※14 https:/
※15 技能一覧のランダムチャートは用意されているが、これはどんなものでもよい。「呪角」のフレーバーと同様に、これらもロールプレイの引き出しだ。
※16 （４）と※12も参照。本作において判定の追加ダイスを得る手段は「人間関係」の獲得・使用しかない。他のPCや、シナリオの登場人物と「人間関係」をむすぶことは非常に重要で、かつゲームプレイを有利にすすめる方法だ。
※17 「呪角」を使用するタイミングはダイスロールのあとだ。PL／PCは「呪角」の「強度」と同じ値を達成値に加算することができる。特徴的なルールは「呪角」を使用する対象が「スパイク能力」が関るヒト・モノ・状況でないがきり、「呪角」の「強度」×10倍を達成値に加算できることだ。たとえば「呪角」の「強度」が「２」なら達成値は＋20だ。「呪角」は非常に強力な能力だ。ただ「呪角」を使用したPCは、「呪角」の「強度」と同じ値の【抵抗力】（本作のHP）が減少する。ゲーム開始時のキャラクターの【抵抗力】は平均で10〜６。そう何度も使用できない。
※18 「技能」を使用するタイミングはダイスロールのあとだ。PL／PCは「技能」の「強度」と同じ値を達成値に加算することができる。「技能」は「呪角」のようにPCの【抵抗力】は減少させない。ただ１度使用したあと「消耗状態」になって使用できなくなる。この「消耗状態」を回復するのが「行動：内省」だ。※24も参照。
※19 ※12も参照。「ダイスロールで２個のd6の合計が10以上」で「振り足し」が発生する本作だ。追加ダイスを得る意味の「人間関係」は非常に強力だ。なぜなら「振り足し」を行う場合、追加ダイスをふくめ、ふたたびダイスロールをするからだ。
※20 調査や戦闘では「成功度」の多い／高い方が「より多くの情報を得る」「勝利する」ゲームルールだ。達成値を20、30、40というふうに積み重ねなければ、時間制限を抱くサイクル形式を効率よく回して、かつスパイクユーザー相手に立ち回ることができない。
※21 理由づけが必要なのだ。
※22 ※９も参照。つまりは有限のPCのリソースをどこでどう使用するかの戦略と協力へ関る。「ゲームらしいゲーム」と表現することもできる。
※23 シナリオにおける「調査項目」の情報を調査する。このとき調査判定の達成値が高い／成功度が高いPCは、一度に複数の「調査項目」の内容を把握することができる。
※24 【抵抗力】にうけたダメージを回復する。くわえて使用した技能の「消耗」を回復して再度使用可能にできる。
※25 使用した技能と人間関係の「消耗状態」を回復して再度使用可能にできる。くわえてPCが所持する「呪角」の特殊能力を入れ替える。
※26 アイテムを入手する。なお本作の金銭は「予算」という数値で抽象化される。実際の価格は考慮されない。
※27 戦闘を行う。
※28 用語の語源は「アナテマ」 ＝ https:/
※29 たとえばルールブック付属のシナリオだと「支配した相手を殴った時にうけたダメージを０にできる」というものだ。
※30 「アナセマ能力」は、ゲームルールの外側 ＝ 物語のなかに位置しているのだ。ならゲームルールでは解決できない。シナリオの中で「アナセマ能力」を調査し、PCが行う行動と物語で解決するしかない。
※31 「問題：アナセマ能力」にたいし、PL／PCが「回答：アナセマ能力」を行う。回答方法は様々だろうが、この「アナセマ能力」の解決は、判定だけではなく「ではどうするのか？」のアイデアをPL／PCが話し合う。つまりは物語を作り出すナラティブゲームに近い。ゆえこの解決は「時間経過」にふくまれない「イベント（p116）」としてあつかうべきだろう。
※32 本作では、キャラクターが戦闘行動を行うたびに、「戦闘状況」と「危険度」を決定するマイルド、ノーマル、ゴアの表をロールしないとならない。これによってダメージが増加していく。だが、やや煩雑な印象も強い。
※33 ＵＶ ＝ ウルトラバイオレンス。スパイクユーザーやデモンスパイクは、体内に宿す暴力衝動ゆえ「うっかり／ついつい」相手に過剰なダメージをもたらすことがある。この表現がＵＶだ。PCは一定のダメージをうけた状態のときに「アイテム」を使用して、ＵＶの「強度」と同じ値の追加ダメージをあたえることができる。ただ、ＵＶの発生にはロールプレイが必要だ。
※33 「ある要素を解説するのに必要な情報がまとめられておらず飛び飛びになっていたり」「“強度”と“レベル”という同様の意味と用語が混在していたり」「索引がなかったりする」。全体の誤記も多い。ルールブックの構成は非常に悪い。
※35 本日時点（23年６月２日時点）で「キャラクターシートの【建前】の問題すら修正されていない」。これでは期待できない。
※36 もし待つ間に市場から消滅したなら、セールスが不振で、以後のサポートがなかっにことにすぎない。
『機動戦士ガンダム水星の魔女 season2』 第19話 「一番じゃないやり方」
https:/
メスガキ（セセリア）がマルタンに放つ正論パンチいやキック。本作は一気に物語をまくるときがあるけれど、今回も一気にまくったな。「プラント・クエタに存在するクワイエット・ゼロの重要要素」「以前グエルたちが交流した地球の少年（セド）から漏れ出たテロの首謀者である“プリンス”――ようするにシャディクの露見」「オックス・アースを存続させ地球の武力抵抗に利用した宇宙議会連合」
そうしてプロスペラはエアリアルを利用し、その罪過――GUNDを戦争利用した象徴――ルブリスやウルの量産機体をすべて破壊して対立の引き金を引く。宇宙も地球も、結局、一緒。同時に、その背景にはガンダムを抑止戦力にしてきた大人の事情がひしめきあう。この状況のなかで、では、どう子供や若者たちは立ち回るのか？ スレッタは母親の真意を知り覚醒。今回で覚悟完了だな。
『事情を知らない転校生がグイグイくる。』 第８話 「浴衣とジャングルジムとギプス」
https:/
青春から転落する。そしてポキッといった。あと、高田・姉はいつも西村ちゃんを見て鼻血たらしてんな。「クラスの出し物で魔女役となった西村さんは死神の力を失い“かわいいだけ”」「高田・姉の中学の文化祭に参加してデートした高田・西村の噂が！ やだうれしい（高田）」 あいかわらず無敵の転校生ムーヴで、西村との関係を深化する高田。だが、その高田が骨折する。
遊具から転落しそうな西村をかばい骨折した高田。責任を痛感する西村は大泣き。実際に「こういう事案」が発生したなら大事だと思うが、この事態に高田・母が登場。あっけらかんと、西村をかばう息子を称賛し、彼女をなぐさめる。この息子にしてこの母親あり。高田はむしろ骨折は勲章。かっこいい！ と無邪気である。ただ、自分としては、この問題を西村の引け目になるよう多少ひっぱってほしい。
『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』 第８話 「無一郎の無」
https:/
悪鬼滅殺。無一郎の“無”は無限の“無”。水獄鉢を抜け出す無一郎。だが、玉壷の毒に力を使い果たし行動不能。彼を救う小鉄は絶体絶命。朦朧とした意識のなかで無一郎は過去を想い出し“痣”の力に覚醒する。鬼滅名物となった過去へ向う記憶の旅路。無一郎と雄一郎の対照的な兄弟と兄弟愛。
両親を失い孤立無援となった兄弟。兄・雄一郎は、弟・無一郎に辛く当り、兄弟はすれちがう。だが、家を鬼が襲い、無一郎は雄一郎の“真意”を知る。なんとも不器用な兄弟愛で、兄は弟を想い、辛く当り、最後の瞬間に真意をみせる。自身とはことなり、弟は、他者に心を砕き、想い、守れる者。本当に強き者。来週で無一郎 vs 玉壷の勝負は決着かな？ 玉壷の過去の記憶を独自要素でやってほしい。
■2023/05/29/月
これはもはや関東も梅雨いりしてるんじゃないのか？
『ヴィンランド・サガ SEASON2』 第21話 「勇気」
https:/
若旦那の爆発的な成長。肝心の農場の主は意識不明。クヌート軍に敗走したケティル軍に一行は継戦か？ 降伏か？ 判断をせまられる。スヴェルケルは次期当主オルマルに判断をあおぐ。トルフィンはそのころ農場の使者と称し敵軍陣地へ。国王となったかつての主人に謁見を頼む。結局、戦争の発生の原因はオルマルなんだけれど、それでも彼を慕うオットニーちゃんがやさしすぎてつらい。
そのオルマルは自覚する。戦争の引き金を自身が引き、結果、人々は死に傷付いた。もう自体は巻き戻せない。この原因は、弱い自身を自覚できずに、笑われ耐える“勇気”がなかったから。オルマルの“勇気”は暴力的選択を脇に置くトルフィンの想いへ通じる。その暴力を否定するトルフィンがクヌートに会う方法は、自身の命を差し出し、百発の殴打に耐え切る賭け。むちゃくちゃすぎる。
『君は放課後インソムニア』 第８話 「集まり星／プレアデス星団」
https:/
白丸先輩がエビの頭と頭でつたえたい中見と伊咲の不純異性交遊。やるだけ準備した流星群観測会。だけれど無情にも大雨が降る。天体観測において、天気の部分は、人間にはどうしようもできない。第一に、いわゆる人間が天体イベントと呼ぶ自然現象の時期は前後できない。必然、人間の予定もそちらにあわせたものに。雨天延期とはいかない。だが中未は「自身せい」だと落ち込む、
臨海学校での天体写真撮影のときも思ったけど、時々この作品は、物語の脈絡がわからなくなる。「全部オレのせいだ」「いつもいつも重要なときにダメになってしまう」。現実なら、この根拠なきトラウマを語る人物が存在して、周囲がなぐさめる青春の苦味はあってもよい。ただ、物語の場合、その原因がしめされないと納得できない。中見のトラウマの原因は亡き母親に関る後悔なのかな？
■2023/05/30/火
今年３月に東京ガスから以外のガス会社へ契約を変更した。今日、東京ガスの営業が別の用事で来て、変更理由を質問されたけれと、単純な話で、そっちも商売なら、こっちも客なのよね。同様のサービスで安い方があればそっちいくって。
『スキップとローファー』 第９話 「トロトロ ルンルン」
https:/
ザ・実家／ザ・田舎。なるほど。そういう話の振り方か。夏休みに能登の実家へと帰省した岩倉。家族やふみちゃんをふくめ、地元の友人と旧交をあたためる。なるべく台詞を排し、映像と効果――たとえばスイカをかじる効果音だけで「ゆったり」話を回す。そうして２学期組始め。シティガールに戻る岩倉のおみやげは、いかせんべい。来場者が７千人の文化祭の季節がやってくる。
岩倉のクラスの出し物は演劇。この状況に、元・子役――それ以前にイケメン志摩へ重要な配役が回る展開は予想ができる。ですから、この物語の回し方自体が、露骨な志摩のトラウマ退治だというのは明白。故意ではないとはいえ、過去、西城を炎上させることになった志摩が、ふたたび舞台に向き合い前進できるか？ 同時に岩倉と周囲は、志摩の過去を知りどうするのか？
■2023/05/31/水
来年卒業する学生の約７割弱が、もう内定をもらっている現状はわかるんですけど、やっぱり、どの企業も、３月・４月の先行内定 ＋ ６月以降の選考解禁の枠でかんがえるべきだよな。でないと公平ではなく学生がかわいそうだ。
■2023/05/28/日
27日（土）に都内でオフライン・セッション――。
『デモンスパイク』のGMをやらせてもらいました。
https:/
参加したメンバーは感染対策ともども協力ありがとうございました。今回の感想は当日の様子ではなく、ゲームルールの紹介と所感です。
●登場キャラクター（50音順）
▼PC� ‐�川ヒナタ／カリン 血流角２
性別不明で男女の区別も曖昧。男子と女子で雌雄と性格がいったりきたりする。男子のヒナタは陰キャ。女子のカリンは陽キャ。傷痕は薬物中毒。
▼PC�◆〇扱遒劼弔検〕彊�角２
白髭のオジサンで戦闘では凶悪なブラックサンタクロースに変身する。ネット中毒／ネット廃人で界隈では一部伝説の人物だがちょろい。傷痕は疎外。
▼PC�� 星野光央 空斬角１／金剛角１
シナリオのボスに彼女を寝取られてしまう過去の持ち主。くわえて、その恋人は死亡していた。犯罪集団・墨龍連合に所属。傷痕は悲恋と別離。
▼PC�ぁ‖磧（嬌�（へび） 疫病角２
記憶喪失で発見され、以来、宗教団体・燈の真道に身を寄せる。戦闘では白蛇の蛇頭に頭部が変身。とにかく隙を見て人々を団体に勧誘する。傷痕は忘却。
●プレイの内容
（１）
『デモンスパイク』は、自身のトラウマが関る肉体的・精神的な“傷痕”*1に、超常の力を宿す角――呪角（じゅかく）*2 のはえたスパイクユーザー *3 をプレイするゲームだ。呪角は特異な能力をもたらすが、能力を使用したなら“傷痕”は痛み、すぎれば“暴走”する。そうして“暴走”により恐るべき能力をそなえた「デモンスパイク」 *4 は誕生する。PCが立ち向かう敵でありPCの未来の姿だ。*5
本作においてPL／PCは、「デモンスパイク」になることを回避しながら、呪角の能力を乱用するスパイクユーザーや敵性団体の悪事をくだいたり、呪角が原因の超常事件を解決する。 *6 社会治安を乱す“外敵”や“被害”と、政府が認定した、呪角の関る案件を仲介するのが公安正常化局。 *7 だが、同時に正常化局は、PCの監視と排除を行う鎖だ。この設定が本作の舞台の一連の雛形だ。*8
（２）
新作TRPGの紹介にならい、この感想は「ゲームルール」「呪角と技能と人間関係」「シナリオ構造」「作品の雑感」の順番でまとめていく。ただ、最初にふれておく。トラウマがPCの力の源で、その“傷痕”をゲームルールに落し込む本作は、今風の世界設定とシステムでおもしろい。ゲームとしての“あや”も多い。*9だが、ルールブックは非常に読み辛く、とっちらかっている。*10
「ゲームルール」について。キャラクターは【運動】【操作】【反応】【意志】【魅力】の５種類の能力値を持つ。キャラクターシートには【建前】の能力があるが、この部分はあきらかな誤植・誤記だ。無視せよ。*11 行為判定は【能力値】 ＋ 2d６ ＋修正で行う。この達成値が「10」以上なら行動は成功する。くわえて、行為判定には「振り足し」と「成功度」の要素が存在する。
（３）
判定に使用したダイスのうち２個のd6の出目が「10」以上の場合、ふたたびダイスロールを行い、*12 結果を加算する（PLが任意の2d６を選択する。「呪角と技能と人間関係」も参照）。PLは、この「振り足し」を「10」以上の出目がでなくなるまで繰り返す。*13 「成功度」は最終的な達成値の10の位だ。達成値が「36」なら「成功度」は「３」。「対抗判定」では「成功度」を比較して勝敗を決定する。
「呪角と技能と人間関係」について。「呪角」はPCの“傷痕”へと生じる超常の器官だ。「呪角」の種類でPCは特殊能力を得る。ルールブックが収録した「呪角」は10種。*14 「技能」はPCの持つ得意分野をあらわすが、本作の技能は少々毛色が違う。「足が速い」「色白」など、PCの特徴を形容する自由なものだ。*15 「人間関係」は額面のとおり。PCがシナリオの登場人物と結ぶ関係をあらわす。*16
（４）
「呪角」「技能」「人間関係」に共通するのは行為判定の上昇効果だ。「呪角」「技能」は、その［強度］だけ、判定の達成値を上昇させることができる。これらの上昇の仕組みは「呪角」は脚注の※17を、「技能」は脚注の※18を参照にしてほしい。「人間関係」は行為判定で振るダイスに［強度］と同じ値だけ追加ダイスをもたらす。たとえば［強度］が「３」なら追加ダイスは３個だ。*19
「対抗判定」の勝敗は「成功度」を比較する。これからわかるように、PL／PCは「呪角」「技能」「人間関係」を上手く利用しないと勝利できない。*20 これらの使用にはロールプレイや演出も必要だ。*21 「呪角」の使用は、本作のPCのHPにあたる【抵抗力】を減少させてしまう。「技能」は一度使用したなら回復するまで使用できない。この部分がゲームプレイに強力な“あや”を呼び込む。*22
（５）
「シナリオ構造」について。「シナリオ構造」はサイコロフィクションと同様のサイクル形式だ。PL／PCは特定のサイクルの中で、調査や装備の調達を行い、最後にボス（障害）と対決する。PCがサイクルで行う行動は「調査」*23 「休息」*24 「内省」*25 「獲得」*26「戦闘」*27 の５つ。詳細は脚注を参照にしてほしいが、いずれにせよPCが自身の行動を行い、全員の行動が終了したときサイクルが経過する。
特筆すべきは、PCが対決する「デモンスパイク」が持つ「アナセマ能力」*28 だ。この能力は「デモンスパイク」のみ所持する万能無限の能力だ。「人差し指で指す相手が死亡する」といったものもできる。*29 PL／PCは、「アナセマ能力」の調査して対応手段をかんがえないと絶対勝利できない。*30 つまりは「アナセマ能力」の把握と解決が「シナリオ構造」の一部になっているわけだ。*31
（６）
変化する戦闘と戦場を表現した「危険度」と「状況表」のゲームルール、*32 スパイクユーザーが身に宿す暴力衝動を表現した「ＵＶ」*33 など、本作にはこのほかにもユニークなゲームルールがいくつもある。ただ、（２）の上段でしめしたようにルールブックは非常にわかりづらい。原因は「構成の悪さ」「文章の曖昧さやぶれ」「記述もれ」「存在してない数値や内容」と一杯だ。*34
キャラクターシートというプレイに必須なアイテムの中に存在してない【建前】があるなど、ルールブックが起因の「わかりづらさ」は無数に存在する。この部分の解消はユーザーだけでは荷が重く、公式の対応へかかる。*35 このため今後。公式が問題解決に乗り出す熱意を見た後で、購入を判断したほうがいいかもしれない。*36 ユニークなシステムだけに残念である。
●脚注
※１ 傷痕”と“苦痛”は、癒えることも／消えることも一切ない。呪角が発生した時点で、その“傷痕”は永遠にPCに責め苛む。この影響によって大抵のスパイクユーザーは心身を壊す。短命な人生へと終るか、暴走してデモンスパイクとなってしまう。
※２ 正式名称は「次元尖頭」と呼ぶ。だが、この名前で呼ぶスパイクユーザーはほとんどいない。“スパイク”のスラングで呼ぶ。呪角が引き起す現象は、一種の「現実改変能力」だ、このため常人は、そもそもこれらの能力が引き起す現象を認識できない。人々の脳が現実で「つじつま」の合う現象へと置き換える。
※３ 呪角を持つ人々の総称。人口は世界で数十万人だといわれる。なお、スパイクユーザーは太古から存在しており、本作の設定では、スパイクユーザーが伝説や神話に潜む鬼や悪魔といった怪物、あるいはそれらを討伐した英雄とされる。
※４ スパイクユーザーが“傷痕”の痛みへと耐えられず、あるいは力の使い過ぎの負荷で暴走した結果、変化した怪物を指す。能力だけで見るなら、デモンスパイクはスパイクユーザーを完全に凌駕した存在だ。また万能無限の能力「アナセマ能力」を身に付ける。「アナセマ能力」については、脚注の※28〜※31を参照。
※５ PCは再起判定――本作のHPにあたる【抵抗力】が０になった状態で行動可能かどうを判断する判定――で「自動失敗（2d６で１ゾロ）」をロールするとデモンスパイクとなってしまう。PCはPLの手を離れ、以後、GMが管理する。
※６ ※４も参照。「アナセマ能力」の設定があるならば、大抵のシナリオ ＝ 物語が作成できるだろう。「アナセマ能力」については（５）の下段を参照。
※７ 内閣直属の秘密組織で、国内のスパイクユーザーや、スパイク事件の監視・解決を行う。人員は約数千人規模。ちなみに一般の人々はスパイクユーザーや能力を把握してない。というよりも把握できない。※２も参照。
※８ 呪角に関る超常事件が発生する。 → 公安正常化局の依頼。 → PCか事件解決に乗り出す。
※９ 世界設定を上手くゲームルールに落し込み「設定だけではなく」「ゲームルールだけではない」双方の要素が融合したユニークなものになっている。
※10 （６）を参照。おそらくルールブックの精読だけでは完全に理解できない。実際にゲームプレイをやってみないと分からないだろう。
※11 あまりに堂々としているため、だれもが誤植・誤記ではないと疑うけれども、【建前】に関る数値の決定方法は、現在まで一切確認できていない。
※12 （４）を参照。この「振り足し」のダイスロール以前に、「人間関係」の使用で追加ダイス（「Ｄ修正」と呼ぶ）を得た場合、PL／PCは追加ダイスをふくめ「振り足し」のダイスロールができる。たとえば「強度２」の「人間関係」を使用した行為判定では、2d６の追加ダイスを得て4d６をロールする。このとき２個のd6の出目が「10」以上だったならば「振り足し」でも4d６をロールする。
※13 達成値が１00で「成功度」が10以上もゲームルールとしてはありうる。ただPL／PCが行為判定で使用可能なダイスの最大値は5d６だ。
※14 https:/
※15 技能一覧のランダムチャートは用意されているが、これはどんなものでもよい。「呪角」のフレーバーと同様に、これらもロールプレイの引き出しだ。
※16 （４）と※12も参照。本作において判定の追加ダイスを得る手段は「人間関係」の獲得・使用しかない。他のPCや、シナリオの登場人物と「人間関係」をむすぶことは非常に重要で、かつゲームプレイを有利にすすめる方法だ。
※17 「呪角」を使用するタイミングはダイスロールのあとだ。PL／PCは「呪角」の「強度」と同じ値を達成値に加算することができる。特徴的なルールは「呪角」を使用する対象が「スパイク能力」が関るヒト・モノ・状況でないがきり、「呪角」の「強度」×10倍を達成値に加算できることだ。たとえば「呪角」の「強度」が「２」なら達成値は＋20だ。「呪角」は非常に強力な能力だ。ただ「呪角」を使用したPCは、「呪角」の「強度」と同じ値の【抵抗力】（本作のHP）が減少する。ゲーム開始時のキャラクターの【抵抗力】は平均で10〜６。そう何度も使用できない。
※18 「技能」を使用するタイミングはダイスロールのあとだ。PL／PCは「技能」の「強度」と同じ値を達成値に加算することができる。「技能」は「呪角」のようにPCの【抵抗力】は減少させない。ただ１度使用したあと「消耗状態」になって使用できなくなる。この「消耗状態」を回復するのが「行動：内省」だ。※24も参照。
※19 ※12も参照。「ダイスロールで２個のd6の合計が10以上」で「振り足し」が発生する本作だ。追加ダイスを得る意味の「人間関係」は非常に強力だ。なぜなら「振り足し」を行う場合、追加ダイスをふくめ、ふたたびダイスロールをするからだ。
※20 調査や戦闘では「成功度」の多い／高い方が「より多くの情報を得る」「勝利する」ゲームルールだ。達成値を20、30、40というふうに積み重ねなければ、時間制限を抱くサイクル形式を効率よく回して、かつスパイクユーザー相手に立ち回ることができない。
※21 理由づけが必要なのだ。
※22 ※９も参照。つまりは有限のPCのリソースをどこでどう使用するかの戦略と協力へ関る。「ゲームらしいゲーム」と表現することもできる。
※23 シナリオにおける「調査項目」の情報を調査する。このとき調査判定の達成値が高い／成功度が高いPCは、一度に複数の「調査項目」の内容を把握することができる。
※24 【抵抗力】にうけたダメージを回復する。くわえて使用した技能の「消耗」を回復して再度使用可能にできる。
※25 使用した技能と人間関係の「消耗状態」を回復して再度使用可能にできる。くわえてPCが所持する「呪角」の特殊能力を入れ替える。
※26 アイテムを入手する。なお本作の金銭は「予算」という数値で抽象化される。実際の価格は考慮されない。
※27 戦闘を行う。
※28 用語の語源は「アナテマ」 ＝ https:/
※29 たとえばルールブック付属のシナリオだと「支配した相手を殴った時にうけたダメージを０にできる」というものだ。
※30 「アナセマ能力」は、ゲームルールの外側 ＝ 物語のなかに位置しているのだ。ならゲームルールでは解決できない。シナリオの中で「アナセマ能力」を調査し、PCが行う行動と物語で解決するしかない。
※31 「問題：アナセマ能力」にたいし、PL／PCが「回答：アナセマ能力」を行う。回答方法は様々だろうが、この「アナセマ能力」の解決は、判定だけではなく「ではどうするのか？」のアイデアをPL／PCが話し合う。つまりは物語を作り出すナラティブゲームに近い。ゆえこの解決は「時間経過」にふくまれない「イベント（p116）」としてあつかうべきだろう。
※32 本作では、キャラクターが戦闘行動を行うたびに、「戦闘状況」と「危険度」を決定するマイルド、ノーマル、ゴアの表をロールしないとならない。これによってダメージが増加していく。だが、やや煩雑な印象も強い。
※33 ＵＶ ＝ ウルトラバイオレンス。スパイクユーザーやデモンスパイクは、体内に宿す暴力衝動ゆえ「うっかり／ついつい」相手に過剰なダメージをもたらすことがある。この表現がＵＶだ。PCは一定のダメージをうけた状態のときに「アイテム」を使用して、ＵＶの「強度」と同じ値の追加ダメージをあたえることができる。ただ、ＵＶの発生にはロールプレイが必要だ。
※33 「ある要素を解説するのに必要な情報がまとめられておらず飛び飛びになっていたり」「“強度”と“レベル”という同様の意味と用語が混在していたり」「索引がなかったりする」。全体の誤記も多い。ルールブックの構成は非常に悪い。
※35 本日時点（23年６月２日時点）で「キャラクターシートの【建前】の問題すら修正されていない」。これでは期待できない。
※36 もし待つ間に市場から消滅したなら、セールスが不振で、以後のサポートがなかっにことにすぎない。
『機動戦士ガンダム水星の魔女 season2』 第19話 「一番じゃないやり方」
https:/
メスガキ（セセリア）がマルタンに放つ正論パンチいやキック。本作は一気に物語をまくるときがあるけれど、今回も一気にまくったな。「プラント・クエタに存在するクワイエット・ゼロの重要要素」「以前グエルたちが交流した地球の少年（セド）から漏れ出たテロの首謀者である“プリンス”――ようするにシャディクの露見」「オックス・アースを存続させ地球の武力抵抗に利用した宇宙議会連合」
そうしてプロスペラはエアリアルを利用し、その罪過――GUNDを戦争利用した象徴――ルブリスやウルの量産機体をすべて破壊して対立の引き金を引く。宇宙も地球も、結局、一緒。同時に、その背景にはガンダムを抑止戦力にしてきた大人の事情がひしめきあう。この状況のなかで、では、どう子供や若者たちは立ち回るのか？ スレッタは母親の真意を知り覚醒。今回で覚悟完了だな。
『事情を知らない転校生がグイグイくる。』 第８話 「浴衣とジャングルジムとギプス」
https:/
青春から転落する。そしてポキッといった。あと、高田・姉はいつも西村ちゃんを見て鼻血たらしてんな。「クラスの出し物で魔女役となった西村さんは死神の力を失い“かわいいだけ”」「高田・姉の中学の文化祭に参加してデートした高田・西村の噂が！ やだうれしい（高田）」 あいかわらず無敵の転校生ムーヴで、西村との関係を深化する高田。だが、その高田が骨折する。
遊具から転落しそうな西村をかばい骨折した高田。責任を痛感する西村は大泣き。実際に「こういう事案」が発生したなら大事だと思うが、この事態に高田・母が登場。あっけらかんと、西村をかばう息子を称賛し、彼女をなぐさめる。この息子にしてこの母親あり。高田はむしろ骨折は勲章。かっこいい！ と無邪気である。ただ、自分としては、この問題を西村の引け目になるよう多少ひっぱってほしい。
『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』 第８話 「無一郎の無」
https:/
悪鬼滅殺。無一郎の“無”は無限の“無”。水獄鉢を抜け出す無一郎。だが、玉壷の毒に力を使い果たし行動不能。彼を救う小鉄は絶体絶命。朦朧とした意識のなかで無一郎は過去を想い出し“痣”の力に覚醒する。鬼滅名物となった過去へ向う記憶の旅路。無一郎と雄一郎の対照的な兄弟と兄弟愛。
両親を失い孤立無援となった兄弟。兄・雄一郎は、弟・無一郎に辛く当り、兄弟はすれちがう。だが、家を鬼が襲い、無一郎は雄一郎の“真意”を知る。なんとも不器用な兄弟愛で、兄は弟を想い、辛く当り、最後の瞬間に真意をみせる。自身とはことなり、弟は、他者に心を砕き、想い、守れる者。本当に強き者。来週で無一郎 vs 玉壷の勝負は決着かな？ 玉壷の過去の記憶を独自要素でやってほしい。
■2023/05/29/月
これはもはや関東も梅雨いりしてるんじゃないのか？
『ヴィンランド・サガ SEASON2』 第21話 「勇気」
https:/
若旦那の爆発的な成長。肝心の農場の主は意識不明。クヌート軍に敗走したケティル軍に一行は継戦か？ 降伏か？ 判断をせまられる。スヴェルケルは次期当主オルマルに判断をあおぐ。トルフィンはそのころ農場の使者と称し敵軍陣地へ。国王となったかつての主人に謁見を頼む。結局、戦争の発生の原因はオルマルなんだけれど、それでも彼を慕うオットニーちゃんがやさしすぎてつらい。
そのオルマルは自覚する。戦争の引き金を自身が引き、結果、人々は死に傷付いた。もう自体は巻き戻せない。この原因は、弱い自身を自覚できずに、笑われ耐える“勇気”がなかったから。オルマルの“勇気”は暴力的選択を脇に置くトルフィンの想いへ通じる。その暴力を否定するトルフィンがクヌートに会う方法は、自身の命を差し出し、百発の殴打に耐え切る賭け。むちゃくちゃすぎる。
『君は放課後インソムニア』 第８話 「集まり星／プレアデス星団」
https:/
白丸先輩がエビの頭と頭でつたえたい中見と伊咲の不純異性交遊。やるだけ準備した流星群観測会。だけれど無情にも大雨が降る。天体観測において、天気の部分は、人間にはどうしようもできない。第一に、いわゆる人間が天体イベントと呼ぶ自然現象の時期は前後できない。必然、人間の予定もそちらにあわせたものに。雨天延期とはいかない。だが中未は「自身せい」だと落ち込む、
臨海学校での天体写真撮影のときも思ったけど、時々この作品は、物語の脈絡がわからなくなる。「全部オレのせいだ」「いつもいつも重要なときにダメになってしまう」。現実なら、この根拠なきトラウマを語る人物が存在して、周囲がなぐさめる青春の苦味はあってもよい。ただ、物語の場合、その原因がしめされないと納得できない。中見のトラウマの原因は亡き母親に関る後悔なのかな？
■2023/05/30/火
今年３月に東京ガスから以外のガス会社へ契約を変更した。今日、東京ガスの営業が別の用事で来て、変更理由を質問されたけれと、単純な話で、そっちも商売なら、こっちも客なのよね。同様のサービスで安い方があればそっちいくって。
『スキップとローファー』 第９話 「トロトロ ルンルン」
https:/
ザ・実家／ザ・田舎。なるほど。そういう話の振り方か。夏休みに能登の実家へと帰省した岩倉。家族やふみちゃんをふくめ、地元の友人と旧交をあたためる。なるべく台詞を排し、映像と効果――たとえばスイカをかじる効果音だけで「ゆったり」話を回す。そうして２学期組始め。シティガールに戻る岩倉のおみやげは、いかせんべい。来場者が７千人の文化祭の季節がやってくる。
岩倉のクラスの出し物は演劇。この状況に、元・子役――それ以前にイケメン志摩へ重要な配役が回る展開は予想ができる。ですから、この物語の回し方自体が、露骨な志摩のトラウマ退治だというのは明白。故意ではないとはいえ、過去、西城を炎上させることになった志摩が、ふたたび舞台に向き合い前進できるか？ 同時に岩倉と周囲は、志摩の過去を知りどうするのか？
■2023/05/31/水
来年卒業する学生の約７割弱が、もう内定をもらっている現状はわかるんですけど、やっぱり、どの企業も、３月・４月の先行内定 ＋ ６月以降の選考解禁の枠でかんがえるべきだよな。でないと公平ではなく学生がかわいそうだ。
1
0
最近の日記
- ヒビノキ871（05月05日〜05月11日ま…
2024年05月12日23:29
- 世界を破壊したもの 『オッペンハイマー』
2024年05月12日23:24
- ヒビノキ871（05月05日〜05月11日ま…
2024年05月10日23:33
- ホームタウンで復活の凱旋 『ゴーストバス…
2024年05月10日23:25
- ヒビノキ870（04月28日〜05月04日ま…
2024年05月05日23:57
ログインしてコメントを確認・投稿する