クーポン券てさあ、有難いんだけどマジ、使えるとこがあまりないんだよね。
3年前、初めて国が旅行を促進するためにgo to travelでクーポン券をあげるから地元で買い物してあげてね、と言って渡してくれたクーポン券も、行った加賀では欲しいものを売ってるお店がなかったし。
滞在中に使い切らないと、お札が木の葉に変わっちゃうわけじゃん？クーポン券て。
それってやばくね？
だから、あの時は金沢まで電車で行って、大型スーパーの中を走り回ったんだけど、その中でも使える店と使えない店があったものだから「これならいいか」と思うものを見つけても買えなかったりと、めっちゃ大変だったんだよね。
その時助かったのはコンビニではクーポン券が使えたこと！
処がその後、また国が旅割制度を使えるようにしてくれたから、ラッキー！と喜んで出かけた伊豆や倉敷ではクーポン券がコンビニでは使えなかった！
有り得ねー！
一棟貸しのホテルに泊まった倉敷では食事がついていないので、コンビニを利用しようと思っていたのに、その目論見は見事に外れまくっちゃったしさ。
しかも食べ物屋さんは多いのにクーポン券を使えない店がほとんどだったんだよねえ。
うざっ
あの時は残った5000円分のクーポンを使い、不足分の\19000をキャッシュで払って人力車に乗ると言う、結果的に何とも贅沢な旅をしてしまったわよ。
今回行った四国の金比羅神社のある琴平でも駅前には何もなく、神社の入り口から階段沿いにずらっと左右に並んでいるお土産品売り場しか、クーポン券を使える店はない。
もう、またかよ？て感じ。
最終日には仕方なく息子たち二人に「親不孝でごめんなさい」と「困った男前です。大目に見てください」というロゴの入ったTシャツをお土産に買ったものの、それでも\6000の分のクーポン券が残っちゃった。
やれやれ。
嬉しくないわけではないけどさあ、欲しいものがそこにはないというのに「何か買わなきゃ、勿体無い！」と言う焦燥感ばかり募るじゃない！
今まで全く関心がなかったお箸専門のお店に入ってみようという気になったのは、同じようなものばかり売っている土産品のお店が軒を並べていた参道の階段を降り終わった後だったからだ。
たかがお箸。
そう思いながらお箸の値段を見ると、そこにはちゃんと「されどお箸」の世界があった。倉敷の人力車も贅沢だったけど、私にはこのお箸を買う方が数倍も贅沢に思えた。
けれど買った。
荷物にならない。
てか、残ったクーポン券を使える店はもうここしか無かったからね。
そういえば先月見たテーブル・コーデネイト・フェアでは印象に残ったお箸はなかったな…
テーブルの食器の類はいかにも…で、私には無縁の世界だったけど、お箸だけなら。
これで私も上級国民だ！
(ウケる〜！)
でも金粉が程よくまぶしてあるお箸を眺めながら思った。
使うところがないクーポン券ほど箸にも棒にも引っかからない話はないのに、箸に引っかかってどーすんの？と。
写真��
階段を785段登ったところにある金比羅御本宮。
500段まではタクシーで登ったけど、それでも残り285段は高齢者夫婦にはキツかった。
御本宮からさらに奥社までは583段で、階段は全部で1368段あるらしい。
そこまで登る観光客は少なかったし、我々もそこで引き返した。
でも下りとはいえ、さすがに785段は堪え、翌日はうさぎ跳びをした後のように膝がガクガク。
金毘羅参りなんてチャレンジするのは馬鹿げてたわ。
写真��
御本宮で。
一応証拠写真です。
写真��
◯千円のお箸
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