mixiユーザー(id:1506494)

2023年03月07日18:10

84 view

MET LV フェドーラ@横浜ブルク13

METのライヴヴューイングも今シーズン4作目、ジョルダーノのオペラとしては
アンドレア・シェニエと並ぶ人気作ということですが、METでも25年ぶりとのこと
(初演はカルーゾだとか)、日本では昭和音大のアーカイヴによると2回しか上演
されていない、1回はボローニャ歌劇場の来日公演はいいとして、もう1回は市川
オペラ振興会によるものだそうで、市民オペラでこれを上演できたんですかね
つまりそれほどまでにレアで、かつ上演至難な作品と思います(ました)

もちろんワタシは初聴であります(アンドレア・シェニエだってDVDを持っている
けど1度くらいしか観ていません)
そもそも、このオペラをラシーヌのフェードルをオペラ化したものだと思い込んで
いたくらいで、あらすじを読んだらラシーヌ(とその原作となったギリシャ悲劇)
とは似ても似つかない、帝政ロシアを舞台とした作品と知って驚いた次第

今回はタイトルロールを歌うのが美貌のソニヤ・ヨンチェヴァ嬢(女史かな)
ロシア皇女という設定で、婚約者を殺害した下手人を捜し出すという気丈な役割
音域も広く、皇女の気品と直情径行で強気な性格、はまり役と申せましょう

作品の感じとしてはトスカに似ていますが、それもそのはず、原作はトスカと同じV.
サルドゥで、サラ・ベルナールのために書かれたというのも同じです
ヴェリズモ・オペラでプッチーニを先取りしたようなところもあります

殺人犯を特定する尋問シーンはサスペンスタッチの緊迫感がありますし、その舞台
裏では(今回の演出では紗幕を使って観客にも見せている)銃で撃たれた伯爵の絶命
するさまが同時進行している、音楽も劇的です

第二幕の間奏曲も限りなく美しく、もっと演じられてもいいように思いましたが、
フェドーラ役がいないんでしょうね(市川では誰が?)

休憩とインタヴュー含めて2時間42分という尺もお手頃で、充分楽しめました

終映後は(もう麺一筋さんは諦めて)豚骨系の一蘭さんでトッピングなしのシンプル
なラーメンをいただきました(それでも980円というのはいいお値段です)
スマホで画像を撮るのに、うっかりして花追いのときのマクロ撮影のままの設定に
してあったものですから、思いっきりピンボケになりました
2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年03月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031