たべものやさん５３３

『いかや』　大分県大分市

激ウマなイカ料理を食べられる人気店である。
通常の居酒屋さんよりややお高めな、料理屋さんに近い位置付けか。

入店してまず目を引くのが、カウンター前に広がる大きな生簀だ。
当然のように、中ではイカの群れが泳いでいる。
注文した料理は、このイカをすくって調理されるわけだ。
若い方や外国の方は可哀想に思えて好まない場合も多いようだが、これも食文化だと私は思っている。
見える場合は駄目で、見えなければ食べても良いというものでもないだろうと思うのだ。

先ほどまで生きていたイカの料理であるから、どれも美味いのは当然。
これは個人的な感想だが、鮮烈な味が魅力の北海道のイカと比べて、濃厚さがウリの九州のイカは風味が長持ちするような気がする。
函館のイカは朝市が最高で、同じ店でも夜に食べると明らかに味が落ちている。
しかし九州の店は夜食べても美味い気がするのだ。

どちらかというとグループやカップルでの利用がし易いお店だが、カウンターもあるので私のような一人客でも問題なし。
ホテル日航大分オアシスタワーの1ブロック東側の飲食店街にある。
余談だが、大分駅から店までは徒歩で少々時間がかかるが、そのルートの大半が屋根付きとなっており、雨の日でも意外と行きやすい。

左：いか活き造り。見るだけで新鮮さが伝わると思う。

中央：いかすみクリームコロッケ。

右：活き造りで残すミミとゲソは、当然だが天ぷらや塩焼きにしてくれる。こちらは天ぷら。最高だ。