これぞ真の江戸前？手賀寿し

例の「いづみ亭」から、東へ行く事、半里
畑の中にポツンと、その店はあった


紺地に白抜きの暖簾が、粋だ


引き戸を開け、店内に入る

ああ
昔の寿司屋ってこんなだったなあ
けばけばしくて、雑然としていて
しかし、落ち着く

昼飯の客が丁度引けたようで、お座敷に父親と中学生くらいの親子連れが一組

「ランチのお寿司をくださいな」

ランチ握り￥１０００
カッパ巻きにネギトロ巻き
赤身、中トロ、アナゴ、エビ、イカ、メンタイ軍艦にタマゴ
巻き物は六つ切りだが、短く食べやすい

それはさて置き、握りのシャリの量

分厚い

分厚い
こう分厚くては、食べ辛そうだが、さにあらず
思い切って口に放り込むと、シャリが溶けていくのだ
酢も良く効いている
こんな美味い酢飯は初めてだ
まさに、アタシ好みのシャリ
いや、酢飯に乗るネタもかなり、美味い

その昔、江戸時代の寿司は現在の寿司よりずっと飯が多く、おにぎりの様だったという
そういう意味では、まさに「江戸前寿司」
手賀沼のほとりで、「江戸前寿司」を食えるとは
一人前で原一平
また来よう
中学生君は苦戦していた