mixiユーザー(id:1506494)

2022年12月14日19:20

123 view

パリ・オペラ座展@アーティゾン美術館〜古賀書店

会期は来年2月までなんですけど、うかうかしていると結局行けなくなっちゃう、そう
ならないうちに行ってきました

パリ・オペラ座ってなんとなくわからない、建物を指すのか、フランス国立オペラ団体
の総称なのか、言ってみれば松竹なのか歌舞伎座なのかってことですよね
もやもやっとして、結局よくわからなかったんですが、いずれにせよ建物としてのオペ
ラ座の歴史、そこで上演された演目の記録を美術の観点から並べてみましたという感じ

フランスバロックオペラには詳しくないので、その衣裳や装置を観てもピンときません
ただなんとなく文化の歴史を見せられて、ひたすら恐れ入るというところかな
世の中には自分の知らない文化や歴史があって、それを視覚的に感じてきました

本日の知識、オペラハウスの「ホワイエ」って、自分でもよく使っていましたが、正し
くはfoyerつまりフォワイエなんですね、ああ恥ずかしい、でもスマホって言っちゃう
けど、正しくはスマフォですよね、プレハブもプレファブが正しい
どうもヴーァグナーと言ってる手前、忸怩たるものがあります

それからダリウス・ミヨーにもメーデイアを題材にしたオペラがあるらしい
知らないことばかりですね
美術展なんて、いかに自分が文化・芸術に疎い、もの知らずであったかということに
気づかされる、甚だ意地悪な催し物であります

ということで、新知識がイッパイでしたので1時間を軽くオーヴァー(オーバーでは
ありません)次なる目的地に急がなくては

I東K光さんからメールをいただき、神田神保町の音楽専門古書店古賀書店さんが、年
内で閉店されるという、ワタシも50年からお世話になっている老舗で、廃業はまこと
に残念ですが、それはそれ、50%offの売り尽くしセールを行うということで行って
参りました(ディスカウントはともかく、在庫一掃にご協力申し上げなくては)

棚はスカスカ状態でしたが、音楽之友社の新編音楽全集の何冊かが残っておりました
ので、弾けるかどうかはともかく、ベートーヴェンの後期ピアノソナタ集、バッハの
イギリス組曲と半音階的幻想曲とフーガの収められた1冊、後はこれなら弾けるかも
しれないという曲もある(だろう)ポピュラーピアノ音楽集1と2を購入しました

会計をするとき店の方から「ありがとうございます」との言葉をいただいたので、
「こちらこそありがとうございました」と返しました、これ実感です
ワタシの手持ちの音友音楽全集の十数冊、すべて古賀書店さんで買い集めたものです

もうレジにはその姿を見ることのなくなった先代の女将、かつてヴォツェックの対訳
台本を買い求めた時、こともなげに「あぁヴォイチェクね」と仰った、その見識
神田にはこういう生き字引のような方がおられたんですね
その歴史の一つが今年(=今月)いっぱいで姿を消す、寂しいことであります
だから「ありがとうございました」です
2 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年12月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031