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2022年12月04日19:22

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第13回音楽大学オーケストラフェスティバル 第三日@ミューザ川崎

昨日に引き続きワタシ的には第二日目です
本日は広上淳一氏指揮で氏の母校である東京音大により火の鳥組曲(大正8年版)と
R.シュトラウスの死と浄化(一般的には死と変容と呼ばれておりますが、ドクター
広瀬に敬意を表してドクターの提唱する呼名を使わせていただきます)
オデコの広さで広上氏と双璧の尾高忠明氏の指揮で国立音大によるシベリウスの2番、
まさかの昨日と二連荘です(各校の選曲はフェスティヴァルありきではないですから)

昨日と同じく、各校が相手校にエールを込めてファンファーレを演奏、まずは国立
音大の作曲専攻修士1年の井川さんの意欲作、といっても機会音楽ですから難解な
ものではなく、祝祭的喜びに満ちたものでした

広上氏の指揮については、これまでワタシはその惑溺するような振り方が苦手でし
たが、本日のワタシの席はステージ後方2RAブロックでコントラバスを見下ろす位置
でしたので広上氏の(顔の)表情がよく見える、決して我を忘れていないということ
がよくわかりました(ゴメンナサイ)
各楽器に的確な指示を与え、かと言って醒めた分析的なものでもない、やはり惑溺
するような熱のこもったものでした(火の鳥ではジャンプも見せた)

今日の休憩時間は20分、ミューザ川崎は昨日の芸劇と違ってステージ後方席がある
ため開放的で換気性がいいのかもしれませんね
で、国立音大のシベリウスですが、昨日の今日ですからある程度耳に馴染んでおり
ます、従って聴き比べと言っても条件は同じではありません

音楽評論は難しいですね

まぁワタシは評論家ではないので、今日は今日であります
第2楽章がデモーニッシュに聴こえたのも、演奏のせいというよりは、ワタシの聴き
取り方の問題でしょう
ただ、第2楽章が終わったところで客席下手側からBravoがかかったのは何でしょうね
マエストロも何じゃというような顔をされました(振り返ることなく無視)
本当に感極まったのか、居眠りでもしていて曲が終わったと勘違いしたのか、だとす
れば二重に間違いを犯したことになりますね
サッカー応援で寝不足の上に声援することで感覚が麻痺していたのかも

シベリウスも終楽章で盛り上げ、しかしマエストロは冷静で、カーテンコールのソロ・
オヴェイションは行わず、スタンディングは楽器グループ単位でした
客席に向かって何かスピーチをされましたが、背後からでは声はすれども内容までは
聞き取れませんでした
何度も繰り返した広上氏とは違ってカーテンコールもあっさりとしたもの、またミュー
ザ川崎では時差退場はおこなわず、そのまま解散となりましたので、今日は早めに家
路につくことができました(コロナへの対処法も各自治体独自になりつつあります)

もちろん演奏を聴き終わった満足感・幸福感は昨日と同じであります
毎年の感想でありますが、この若者たちの将来に幸多かれと祈ります

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