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2022年11月30日14:37

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反知性そのものの事件

 宮台真司さんが、都立大内で暴漢に襲われたらしい。命に別状はないといっても大柄な男に後ろから殴られ、刃物で首その他を切りつけられるという大けが。その後が心配なことだ。
 嫌な気分になる。世の中が殺伐と荒れるな、という予感だ。安倍元総理が撃たれた事件が後を引いてると思うが、宮台氏の場合は、攻撃する側が全く逆ではないか。邪推かも知らんが直感で思った。
 今の国の税金のとり方は江戸時代的に言うと、公と民の割合がほぼ5対5に近いらしい。為政者が百姓は生かさず殺さずだった江戸時代ですら、一揆が起こる恐ろしい割合。普通に考えればやられるべきなのは、為政者を代表とする社会の上層にいる者だろう。
 僕みたいな下級庶民にすれば、例えば元首相にしろここまで、庶民を舐めまくって搾取していて、怖く感じないのか?という疑問だった。あの元首相は並外れて鈍感だったと思うが、例えば竹中平蔵など、今回の宮台さんのようなことがいつ起こっても無理ないと思っていた。実際彼は怖かったのだろうと思う、逮捕されるのを恐れたか、逃げるように会社躍進をさっさとやめた。
 宮台教授にはそんな恐れなど全くなかった。やや過激とはいえあくまで論理を尽くして語る人だもんね。下のほうから凶器を向けられる人ではない。逆に、自民党の主だった顔を見れば、理不尽似合いそうな顔はいくらでもある。
 社会の上にいる安心しきって搾取し放題な、そんな人々の被害者意識というか被害妄想が、まともなことを言う学者さんに向かったと思うのだ。理不尽しか感じないし、強い怒りを感じる。
 ニュースで流されていた宮台氏の言葉「合意形成が前提にない議論は何の意味もない」。反知性そのものの事件だと思う。

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