「熟成したバンドール」ワイン会

【2022年11月7日】
第1,063回の定例会を開催しました。
場所：品川区大井のビストロ
人数：10名
会費：18,300円（食事代6,000円を含む）
ワインリスト
1) 人数が少ないため開けませんでした
2) 1990 Bandol Cuvee Vieilles Vignes, Pradeaux
3) 1989 Bandol, La Laidiere
4) 1989 Bandol, Vannieres
5) 1988 Bandol, Vannieres
6) 1987 Bandol, La Rouviere
7) 1987 Bandol Cuvee Special, Tempier
8) 1986 Bandol, Pradeaux
9) 1982 Bandol, Le Galantin
10) 1976 Bandol, Pradeaux
11) 人数が少ないため開けませんでした
12) 1967 Bandol, Pradeaux

個人的な好みでは、
☆☆☆ 　2,5
☆☆ 　　3,4,6,7,8,12
☆ 　 　 9,10
でした。

2)は、ビターチョコレートや動物っぽい腐葉土や黒コショウや燻製の香りと、バニラやチョコレートやコーヒーや黒コショウや燻製の味わいでした。凝縮感があり、きめ細かなタンニン分が残る、まだ若さの感じられるスケールの大きなワインでした。

5)は、ミントや黒コショウやバニラや燻製やチョコレートの香りと、チョコレートやブラックベリーやプレーンヨーグルトや紅茶の味わいでした。酸味と甘味のバランスが取れていて、柔らかく滑らかな舌触りの、優美な熟成ワインでした。

全体的には、状態が悪いワインがなかったという点で、期待をやや上回りました。
1970年代以前のバンドールは初めて飲みましたが、ラストの３本は香り素晴らしく複雑でしたが、舌の上ではざらつき感がでており、飲み頃のピークはかなり越えた印象でした。
１０本抜栓したのですが、コルクが途中で折れたのは１本だけで、この年代にしてはコルクの状態が非常に良好でした。ボルドーやブルゴーニュでは、この年代だと半分以上のコルクが折れるので、元々のコルクの品質に差があるような気がします。