「熟成したオーストラリア」ワイン会

【2022年10月17日】
第1,060回の定例会を開催しました。
場所：港区北青山のイタリアン
人数：12名
会費：19,200円（食事代6,000円を含む）
ワインリスト
1) 1993 Penfolds, Old Vine Shiraz Grenache Mourvedre
2) 1993 Elderton, Command Shiraz
3) 1990 Wynns, John Riddoch Cabernet Sauvignon
4) 1988 Penfolds, Magill Estate Vineyard Shiraz
5) 1987 Penfolds, Bin 389 Cabernet Sauvignon/Shiraz
6) 1987 Yarra Yering, Dry Red Wine No 2 Shiraz
7) 1983 Lindemans, Bin 6600 Lindeman Classic Shiraz
8) 1982 Wynns, Cabernet Sauvignon
9) 1981 Henschke, Mount Edelstone Shiraz
10) 1978 Taltarni, Cabernet Sauvignon
11) 1972 Wynns, Cabernet Sauvignon
12) 1982 Penfolds, Grange

個人的な好みでは、
☆☆☆ 　10,12
☆☆ 　　1,2,3,4,5,6,7,8,9,11
☆ 　 　
でした。

10)は、甘いキャラメルやバニラや白コショウやチョコレートや森の下草やブラックカラントの香りと、燻製やチョコレートや甘い紅茶やブラックカラントの味わいでした。凝縮感と粘度から来る力強さと、複雑で妖艶な風味とを併せ持つ、素晴らしい熟成ワインでした。

12)は、甘いバニラやキャラメルや黒コショウやチョコレートやインクの香りと、バニラやオレンジヨーグルトやなめし革や動物っぽい腐葉土の味わいでした。香りも味も、圧倒的な凝縮感があり、とても40歳とは思えぬ、堂々たる熟成ワインでした。ギガルのコートロティのトップキュヴェと、相似した印象でした。

全体的には、期待を上回る満足度の高い会でした。
劣化の兆しのあるものはなく、どのワインもしっかりと生きていました。
味わいも、力強さと果実味のバランスが取れていて、また過度の樽風味もなく、全て飲み頃に感じられました。