知っているのに、知らない人 ―― ヤナイユメナ。

先日、HDD に溜まっているＣＭを USB-HDD に移していた。

昨年９月から11月にかけて、３パターン放送された、【象印三姉妹】 のＣＭで、アタマがクラクラする現象を経験した。

象印三姉妹というのは、上から、

　　　安藤サクラ
　　　奈緒
　　　箭内夢菜（やないゆめな）

である。奈緒さんが目的で残してあった。

三女の 【箭内夢菜】 は名前を入力する必要から調べたのである。「象印姉妹」 で調べれば呆気なく分かる。





奇妙なのは、ここからである。

わたしは、この三女役の女優をよく知っている。テレビで見た覚えがある。

にもかかわらず、【箭内】 という名字さえ読めなかったのである。

何で知っているんだろう。

緊急を要するに問題でもないのでホッタラカシにしていた。

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落とした薬は忘れたころにヒョッと見つかる。

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９月４日 放送の 「イッテＱ」 を見ていた。

【デヴィ女子会 iｎ ドバイ】。

ああそうだったのか。

出川ガール。出川哲朗は彼女を、

　　　ゆめっぺ

と呼ぶ。だから、箭内夢菜という名前に心当たりがなかったのである。

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若い女性について、誰だろう？と疑問に思った場合、まず、

　　　アイドルか、否か

というのがニレノヤ式思考である。

そうでない場合、女優か、モデルか、となるが、知らない女優・モデルは、正直いうと、どうでもいい、のだよね。

知らない女優・モデルは、知らなくてもイタクモカユクモナイ。

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ただ、彼女の場合、まったくどうでもいいわけではなく、イッテＱでガンバっている姿を見て、いくらか気になっていたと見える。

自分にとって、気にかかってしかたない人／どうでもいい人、という二分方において、分水嶺に引っ掛かって、流れないままにいた人 【ゆめっぺ】 がもたらしたミニミステリーだった。