三体目の 【にゃっぽり】 を発見した。
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今回も、30分くらい、改札内をほっつき歩く。
まさに、普通の勤め人からしたら、通常の動線をまたいだり、逆行したり、余計なところで立ち止まったり、迷惑この上なし。
とにかく、遠くの連絡通路を調べたり、各エレベーターの壁を調べたり、なんで、この人、下りてきたのに、また上がるの、と、おそらく気味悪がられたり。
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「改札内」 というコトバについて考えてみた。これは、改札入ったら、すぐそこにありました、という可能性もあるではないか。捜査は、出発点に戻るべきかもしれぬ。
人が、ひっきりなしに行き交う改札の真ん前に立って上を見上げた。あった。どこにとは書かない。
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これで、にゃっぽり捕獲劇は終幕である。
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だが、不測の事態が出来していた。
だういふものだか、床のにゃっぽりが、放送事故を起こしている。今、床には、にゃっぽりが三匹いる。
なぜ、そのようなことになったのか。推測してみやう。
これが、本来のにゃっぽりの今のテイタラクである。明らかに、書き直し損じである。
おい、荒川くん、床のにゃっぽりが
薄くなっているんで
色揚げしてくれるか。
わっかりました〜、駅長!
荒川くん、ようすがヘンである。
駅長、ぐじゃぐじゃになっちゃいました。
なんだね、ぐじゃぐじゃというのは。
ぼくね、図工はずっと2でした。
なんだね、図工とは。
絵心のある先輩が2人登場。
荒川、おまえ、筆の使い方が
なってねえな。
こういう具合に書くんだよ。
北先輩うまいっすねえ。
俺のも見ろよ。
足立先輩もうまいなあ。
おい、きみら、何やってるんだ。
にゃっぽりが3匹に
なってるではないの。
すいやせん、駅長!
すいやせんって、これ、書いたら、
とりあえず、消せない画材だから。
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