オリジナルアニメの筈だが、原作がクレジットされている。流石にアニメ用の
ストーリーは収まりが良く、最終話のまとまりが抜群に優れていた。又、全編を
通して(冷静にツッコミを入れてみると)現実的でない世界観に気付かせないよう
手を尽くした雰囲気も、スタッフの力量を示すのに十分だったと思う。其れでも
少し無理があって、例えば1000丁の銃がばら撒かれているが平均的な日本人であれば
発見すれば警察に届けるケースが殆どと思われる。回収率が予想より低いので
おやおやと思わないでもない。更に、不殺を信条とするちさとが間島の足場を
故意に崩して落下させるシーン、常識的には助からない高さである。殺意が
あったのではと疑わせる展開だったのだ。とはいえ総合的に上手く騙してくれたのは
好い作品の証明。
完璧に締めくくったので2期は希望しない。希望しないが、続きをやろうと思えば
可能な状態になっている点は感心する。どうやら間島は生き延びたし、アラン機関に
関してはほぼ何も理解できていない。
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