水曜は、イオンシネマ海老名で、
「雨を告げる漂流団地」。
これは、「ペンギン・ハイウェイ」の石田祐康監督の新作。
夏休み。小学6年の航祐は、クラスメイトと共に、解体作業の進む“幽霊団地”に忍び込む。
そこは、かつて航祐が育った団地でもあった。
航祐は、そこで訳ありで同居をしてた夏芽に出会って……
この物語だが、その骨幹となる、建物が成仏するまでの煉獄、と言うアイデアは面白いし、そのビジュアルも秀逸だ。
そのビジュアル、映像インパクトとしては、キム・ギドクの「人間の時間」に匹敵するものだろう。
だが、リアリズムの欠如、騒がしい描写、冗長な展開など興を削ぐのが残念……
まぁ、主人公が小学生ばかりなので「人間の時間」のような閉鎖空間における極限のドラマをやれ、とは言わないが、逆に小学生故に生理的欲求は我慢できないハズ。
2日間飢えていた小学生が食い物を前に、知的好奇心を優先する、などアリエナイように思うのだ。
また、ヒロインの夏芽の性格付けがどうにも理解出来ない……これは、トラウマを抱え団地暮らしに固執する、と言うドラマ上の役割と、航祐に対して姉のように振舞う、明るくて男勝り、と言う性格が相反し、人物像としては破綻しているように思うのだ。
あと、終盤のクライシスが余りにも長くて冗長……中盤以降のぐだぐだっぷりが残念だった。
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