強情チャリ チキンレース。

オバサンの自転車は、とにかく、右側を走ってくる。

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運転免許を取ったことがないので、【自転車は、歩行者なので、道路の右側を走った。……〇】 ということなんだろうと思ふ。

最近のオバチャリは、電動なので、こっちがウワッと驚くこともある。

丁字路にぶつかり左折しようと思ったら、目の前を左から右にデンチャリが暴走して行きよった。

つい、数日前のことである。

オバチャリのイレギュラーは身に沁みておるので、難を逃れた。

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つい、このあいだのことであるが、わが目の前で起こった出来事である。

チャラチャラ走るジイサマの左側走行チャリと、あー忙しい忙しいの右側走行エレキチャリ。

映画にすると、ローカル電車と、暴走超特急が、衝突大爆発にむけて走っている。

短時間の事件だが、他人の走馬灯のように思い出される。

一瞬まさかね、と思ったら、次の瞬間には手遅れであった。









キーーーーィ。

前輪と前輪のあいだは、１０センチほどであった。

ジイサマが、おもむろに、しかし、厳然として言った。

サソク ツーコー。