『義経千本桜』。
チケットを取らむとて、午前10時前から、PCで会員ログインしようとしたら、すでに、ログインができないのである。
おととい来やがれ、ではなく、あとで来てちょ、というのである。
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これでは電話と変わらん。
スマホで試したら、あっけなく繋がった。
水曜・木曜でチケットを取ったのに、あたしの好きな2階の1列目は、おおかた売れてしまっている。
それどころか、中央付近だと、4列目ぐらいまで埋まってる。
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歌舞伎の席は、【とちり】 が良いとされている。
いろはにほへと、1階の7・8・9列目である。
あたしは、舞台装置に興味があるので、昔から2階1列である。
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なんとか、2階1列目で、ABCのいずれのプログラムもチケットが取れた。
10:05であった。
まだ、会員だけの先行販売だけで、一般販売は翌日からなのである。
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この公演は、本来、令和2年3月に開催されるはずだった。
世間が、正体不明の新コロナウイルスに怖気を振るっていたころである。
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3月に、かようなビッグな企画が進んでいたとは知らなんだ。
3月の歌舞伎と言えば、昔だと、片岡孝夫主任の芝居とか、のちには、若手歌舞伎が普通であった。
国立劇場に、失われた2年が戻ってきた。
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