村山彩希のついでと言っちゃあ何だが、神保町シアターで、
『修羅雪姫』
を見てきた。
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昨年の11月、もと欅坂46の今泉佑唯の主演で舞台化されたことは、先だって話題にした。
そのもととなった映画である。というか、原作はプレイボーイ連載の漫画である。
だが、影響のハブとして、映画の 『修羅雪姫』 は大きかった。
藤田敏八(としや)監督、主演は梶芽衣子である。この梶芽衣子の存在感は超絶的である。
クエンティン・タランティーノに影響を与えているとも言われる。
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たぶん、漫画を映画化した初期の作品だと思う。
なんというか、漫画を映画化すると、こうも露骨に馬脚が見える、という現象は、初めからついてまわったものらしい。
映画は、歌舞伎を元にして、歌舞伎臭さを打ち払おうと格闘し、小説を元にしては、小説臭さを打ち払おうと格闘してきた。
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漫画を原作とする映画は、漫画臭さと闘って、成果を上げてきたか?
あたしは、最近の漫画原作の映画を、ほぼ見ていないので何とも言えない。
もし、今 【映画】 と呼んでいるものが、そういう努力をしていないとしても、あたしにはどうでもよいことだし。
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ただ、漫画を映画にすると、なぜ、漫画臭くなるのか、いつも考えるのだが、いまだ、パリッとした解答を得ていない。
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